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2025年12月18日木曜日

「ネットいじめ・性的ディープフェイクとSNS」講演(人権週間)

福岡市が今月主催した、人権尊重週間行事で講演を務めた(西日本新聞での告知はこちら)。
「インターネットと子どもの人権」に関する内容で、とのご依頼。

このイベントでは市内7区でそれぞれ講師を招くことになっており、複数の区が私の名前を挙げておられたとのこと。最終的に、競り勝った(?)早良区に登壇させて頂いた。

「深刻化するネットいじめ その現状と大人の役割」と題し、下記の内容をお話:

●スマホ・SNSは「いじめ」をどう変えたか
●ネットいじめの手口
●大人はどんな対策が必要か?
 -応急処置編
 -根本解決編

ホールの開場前から最前列に並んでおられたご夫婦が、講演後、「子どもについての悩みに答えを得られました」と、主催者づてでメッセージをくださった。ありがとうございます!

他にも、参加者のみなさまから多くのご感想が:

・ネットいじめの現状が良く解った。メディア・リテラシーが改めて大切と思いました。今日はいじめに対しての大人の役割を知ることが出来、良かったし、実行しなくてはならないと痛感しました。

・研究のみされているわけでなく、実際に当事者に携わられている方のお話なので、とてもためになりました。

・マスメディアご出身なので、あるべき姿の目標目的の追求はプロだと思う。(略)本集会は正解を与える場ではなく、立ち止まって考える機会として意義深かったと感じました。

・いじめられた子の実態、メッセージは、心にぐさぐさとささりました。つらい思いをさせてごめんなさい、と、知らないその子に対して思いました。自分のまわりの子どもたちの声を少しでも聞けるようになりたいです。

・具体例が多かったのでわかりやすかった。

・当日に参加することが難しかったため、録画配信にて視聴できて大変助かりました。日本では子どもたちの自殺が大変多いこと、いじめ問題に対する根深さに憂慮しています。今回の講演会では、事例もふまえながらのお話だけにとどまらず、対処方法や解決方法など、とても有用な内容であり、大変勉強になりました。

・話は私の心に深く入ってきました。ありがとうございました。

・本日のお話はイジメ問題についての私の誤解を解く大きなキッカケとなりました。参加して本当に良かったと思います。

・今回の集いは最も興味深かった。

・この講演は、小学校5、6年生、中高生にも伝えてほしいと思いました。

・学校の現場で研修してほしい。

……などなど、他にも大量に頂いた。お役に立てたようであれば嬉しい。 

 

また、ご報告が遅くなったが11月には、金沢市同和教育研究協議会の主催イベントで講演。 

同会は金沢市内の公立小学校・中学校の教員で組織された会で、人権週間を前に学習会を開きたいとのことであった。

「SNSと人権」をテーマに、下記のようなポイントを取り上げてほしいとご要望が:

・大人の知らないところで子どもたちがどんなふうにネット社会と接しているのか
 
・その背景には子どもたちのどんな思いがあるのか
 
・子どもたちにどのように寄り添っていけばよいのか
 
・子どもたちに人権に配慮したネット社会との付き合い方について教えていくときに大切なこと
 

当日は「子どもとSNSトラブル~大人が学ぶ、インターネットとの付き合い方~」と題し、金沢市内の教職員約300人を対象に、次のような点をお話:

・ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード: 「ネット・SNSリテラシー」とは?
・3大トラブルの現状とリテラシー
 1.ネットいじめ
 2.リベンジポルノ・自画撮り被害
 3.性的ディープフェイク
☆性的トラブルとジェンダー
・被害にあってしまったら

「性的画像を送ってしまう子どもの気持ちが理解できました」と主催者の方。何よりです。

ちなみに金沢は、私が中学3年~高校3年までの青春時代を過ごした街。
再会した地元の友人に、当時の学校や自宅を車で案内してもらい、しばし思い出に浸ったわいね。

さらに、せっかくなのでと富山観光へ。

高岡古城公園の逆さ紅葉(画像)や、黒部峡谷トロッコ電車を楽しみ、「富山湾の宝石」と称される白エビに舌鼓。

金沢時代は富山のことをよく知らなかったが、実は見どころ色々。あなたも富山に遊びに来られ~。 


渡辺真由子の講演
 
渡辺真由子 公式サイト

http://www.mayumedia.com/



 

2025年10月15日水曜日

学校側のいじめ対応の問題点(メディアの立場から)講演

 

「報道する立場から見た、いじめの問題点~いじめ発生時、学校と親はどう対応すべきなのか!?~」
と題して、講演を務めた。
佐賀県高等学校生徒指導研究集会にて。

県内全域の高校から、校長・教頭などの幹部や警察関係者の方々、約250名がご参加。

主催は、佐賀県高等学校教育研究会生徒指導部会(後援:佐賀県教育委員会)。

高校で当面する生徒指導上の諸問題解決に向け、知識・スキルを習得する機会として行われているイベントである。
 

いじめ自殺問題を30年近く取材してきた私だから言えることがあるのではと、下記の内容をお話(画像は、福岡いじめ自殺事件で亡くなった古賀洵作さん):

福岡いじめ自殺事件
・取材を通して感じた問題点
 -学校側/加害者側/保護者(被害者)対応
・第三者委員会の役割
・いじめ裁判の動向
・子どもを守る対策とは

「講演は盛況で、『マスコミからの違う視点で考えたら、そうなのか』ということが沢山あり、多くの気づきと学びになりました」

「いじめ自殺への対応とは、『人間の尊厳』の問題だと、強く思いました」

など、主催者の方々からご感想が。
 

なお、このテーマについてはこれまでに、テレビ番組教育雑誌などで何度かコメントしている。

また、いじめに関する第三者委員会の調査報告書では、拙著『大人が知らない ネットいじめの真実』が引用されることもあるので、参考にして頂きたい。

お世話になった皆さま、ありがとうございました! 




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渡辺真由子の講演
 
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2025年9月4日木曜日

「ネットいじめの現状と対策」講演(インターネットと人権)

 
「深刻化するネットいじめ その現状と大人の役割」と題して講演。
埼玉県久喜市のPTA人権教育研修会にて。
同市教育委員会が主催した、「インターネットによる人権侵害」に関するイベント。
 
●スマホ・SNSは「いじめ」をどう変えたか
●ネットいじめの手口
●大人はどんな対策が必要か?
 -応急処置編
 -根本解決編
 
……といった内容をお話。
新しい性的いじめとして、「性的ディープフェイク」に対するネット・リテラシー教育についても解説した。
 
質疑応答では、会場参加者から
「ネット・リテラシーは子どもたちに何歳頃から教えればいいか」
とのご質問が。
 
ユネスコの『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』は、
インターネットやソーシャルメディアの安全な使い方について、
5歳から教えるよう推奨している。
 
私が代表を務める性情報リテラシー®教育協会でも、
小学校入学前後の子どもとその保護者を対象としたSNSリテラシー教育教材を開発し、出張授業に対応中。関心がある方はこちらからチェックを。 

ところで、
私の講演会は行政主催が大半であるため、
手話通訳が付くことが多い。
 
手話通訳の方々は非常に勉強熱心で、事前に私の講演内容について調べたり、私が話すスピードを動画で確認したりしてくださる。

今回の講演会では、参考文献『大人が知らない ネットいじめの真実』(渡辺真由子著)を手話通訳の方が購入され、読んでいてくださった。

もちろん、喜んでサインさせて頂きました。
全国の手話通訳の皆さま、いつもありがとうございます! 
 
 

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渡辺真由子の講演
 
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2025年4月25日金曜日

「性的広告」のリテラシーとジェンダー(カナダ大学講義)

 

 

性的な描写を伴う広告がネット上に蔓延し、問題となっている。
子どもを性の対象として扱う表現も目立ち、「児童性的虐待コンテンツ」であるとして、今年に入り国会でも議論になった。
こども家庭庁は、「法制上の対応の必要性の有無などを含めて、司令塔機能を果たしたい」とする。

性的広告の多くは、コミックやゲームなどの創作物だ。日本は「創作物の性表現」について、規制のあり方を正面から議論してこなかったため、いまになって対応に追われている。

児童性的虐待表現物(CSAM)と表現の自由に関する論文はこちら

▶性的有害情報の影響に関する科学的データはこちら

 

ところで、メディア・リテラシー先進国のカナダでは、広告の読み解き方に関する研究・教育が20年以上前から行われている。 

今回は、私がカナダの大学で受講した、広告分析の授業をレポートしよう。


広告のカラクリ~渡辺真由子の「会社を辞めてカナダ留学」第5回~                  

ほぼ全裸の女性がニッコリ笑って立っている写真を、教室のスクリーンが映し出す。写真は広告だが、何を売ろうとしているのか一目ではわからない。

彼女のかろうじて一部が隠されているだけの体から手元へと目をやると、酒瓶を持っている。どうやら酒の広告らしい。

しかし女性がほぼ全裸なのとはどう関係があるのか。教授が生徒たちに尋ねる。「なぜ女性の体がこんな風に使われているのだと思う?」。

これは、私が学んでいる広告分析の授業だ。メディア・リテラシー教育が盛んなカナダでは、広告は最も身近かつ社会的影響力が大きいメディアとして、頻繁に題材に取り上げられている。

中でも広告で描かれる女性像と男性像に関する研究は、日本の広告にもそのまま当てはまるのでご紹介しよう。この描かれ方には以下のような傾向があるとされる。

①女性は家事をし、男性は外で働いている 
②高級な買い物(家や車など)の決定権は男性が持つ 
③男性は女性に頼られる 
④女性は性的な対象である 

―ほら、あなたも身の回りの広告で思い当たるフシがあるでしょう。商品と無関係に女性の体を使う冒頭のような広告はもちろん④である。

今回はこの、女性を性的な対象として描く手法に注目してみたい。裏を読み解くと結構なクセモノなのだ。

例えばあまりにも身近なダイエットの広告。スリムでナイスバディなお姉さんたちが、「痩せて自信がついた」「彼氏が出来た」などと声高に主張していますね。これは、太目の女性に対して「あなたは自信を持つべきではない」「男性に愛されるはずはない」と言っているのと同じだ。

また、この季節に大量に見かけるムダ毛のお手入れや制汗スプレーの広告。毛や臭いがあったらオンナじゃない、とばかりに世の女性たちに迫ってくる。これらの広告は繰り返し訴えかけることで、均整のとれたプロポーション、すべすべ肌、無臭といった女性像が“標準”であると思い込ませ、そこから外れた女性たちの不安を煽り立てるのだ。

その結果、女性が無理なムダ毛処理で肌を痛めたり、摂食障害にすら陥ったりする深刻な事態が起きている。

一方、こうした広告で男性向けというのはどれだけあるか。近年徐々に男性向けの脱毛や制汗の広告も目立ってきたが、また大半は女性向けという印象だ。男性にも太目の人はたくさんいるし、ムダ毛の量や汗の臭いに至っては女性を上回っているにも関わらず、である。

なぜ女性ばかりがターゲットにされるのだろうか? 研究者は、広告が「男性の視点」で作られているためと指摘する。つまり、男性の目から見たセクシーな理想的女性像に近づくよう、広告が女性たちを誘導しているのだ。

なんと、こうして女性をコントロールすることで、男性が女性を支配する家父長制社会の維持につなげているという。ちょっと、コワいではないか。

その表現の一部を掘り下げるだけでも、広告の背後には複雑な思惑が潜んでいるのだ。あなたも今日から広告を「あんたの狙い通りには流されないもんね、へへん」という目で見てみよう。ウロコが落ちるかもしれません。

(初出:スペースアルク、2005)

 ☆画像は、広告分析のクラスで友人と。我ながら若い。

 

【参考文献】


『オトナのメディア・リテラシー』
渡辺真由子著

 

 

 

 






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2025年4月17日木曜日

「広告リテラシー」講演@東京(消費者向け)


ご報告が遅くなったが、都内で開かれた消費者イベントにて講演を務めた。

 「消費者のメディア・リテラシー」がテーマ。

主催は、足立区消費者センター。 

こちらでは以前にも同テーマで講演を務めており、当時参加された消費者団体の方々から、「また聞きたい」と強い要望があったという。恐れ入ります。

テレビやインターネット、SNSなどにみられる「広告」の読み解き方(リテラシー)を学び、メディアに惑わされない賢い消費者になろう、というのが今回の趣旨。

 

「メディア・リテラシー」とは?

広告の読み解き方
広告とジェンダー
誇大・偽装広告にご用心(コンプレックス産業など)
☆ミニ・ワークショップ

 ……といった内容をお話。
 
会場からは(なぜか)笑いが絶えず、
「とっても面白かったです!」と主催者の方。
 
そう、私たちの生活に身近な広告リテラシーとは、面白いものなのです。
 
お世話になった皆さま、ありがとうございました!
 

【参考文献】


『オトナのメディア・リテラシー』
渡辺真由子著

 

 









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2025年4月8日火曜日

フジテレビ第三者委報告書にみる「メディアと性暴力」

 

フジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の調査報告書が、3月31日に公表されてから1週間。

フジテレビ社員である女性アナウンサーが、タレントの中居正広氏から「業務の延長線上の性暴力」を受けたことが認定されたほか、フジテレビ側の「性暴力を助長する社内環境」も微細に暴かれ、前代未聞の内容となった。

ここでは取り急ぎ、メディアと人権を専門とし、かつ元テレビ局社員である立場から、私が気になった報告書のポイントを列挙しておく。
(肩書は当時)


【「性的同意」の誤解とメディアの性情報】

・フジテレビ幹部らは被害者救済の初動が遅れた理由として、「女性が同意して中居氏宅へ行った」ためプライベート案件と即断したとする。中居氏も本件の背景として、「2人だけになるのを女性が承諾してマンションに来た」と主張。性的同意への誤解は、かくも罪深い事態を生み出す。

・「なぜ自宅に行ってしまったのだろうか」と被害者を責める発言すら、港社長ら幹部から飛び出した(報告書p.39)。幹部らが若かった頃というのは、下記に示すような性的メディアが、恋愛マニュアルを盛んに発信し始めた時代。「家に行けば同意」とのメディアの性情報の影響があったかと思われる。

 

【「女性のモノ化」という価値観】

日枝氏や部下がフジテレビで勢いに乗った1960〜80年代は、グラビア週刊誌やAVが隆盛を始めた時期と重なる。それらのメディアから発せられていた「女性のモノ化」という価値観をそのまま吸収し、増幅させたのが、同局による女性の裸を見せる番組であり、ひいては上納文化ではないか。
*参照:
「メディアの性情報と性情報リテラシー® ~この10年で変わったこと、変わらないこと~」現代性教育研究ジャーナル』No.168、日本性教育協会、2025年、p.4

・フジテレビ内にはびこる「モノ化」の価値観については、調査報告書も指摘した:
"社員等を性別・年齢・容姿などを理由として会合に誘う場合、当該社員等の本人の仕事の能力や資質であるとか人格のある個人ということではなく、「そういう性別・年齢・容姿を持つモノ」として誘っている可能性が高い。" (報告書p.183)

 

【アナウンス職へのリスペクトの欠如】

・「女性アナウンサーは常におびえていて、何かあっても言わない人が多い。現在でさえ、女性アナウンサーたちは『コンプラとかに言わないでください』などと言う人もいて、何か主張していると思われたり、会社に迷惑をかけたりしたくないと思う傾向がある。」
「女性アナウンサーは、社内からどう見られるか気にしている。」
(中居氏の性暴力事案をコンプライアンス推進室に報告しなかった理由について、幹部G氏へのヒアリングより:報告書p.32)

→世間からは華やかにみえるアナウンサーだが、社内での地位は決して高くない。一挙手一投足が評価にさらされ、プロデューサーやディレクターほか周囲の人々から "選んでもらって" 仕事を得るというアナ職のありようが、彼女ら彼らを神経過敏にしている。

女性アナウンサーAがスイートルームの会から先に帰らされた時、「ノリが悪いから先に帰らされたのではないか」と感じた(同p.21)というのが象徴的。早く脱出できてよかった、と安心するのではない。性的な発言が出る芸能人との宴席においてすら、アナとして気に入ってもらわねばならないと思い込まされている。

アナウンサーを言葉の専門職としてリスペクトされる地位に引き上げねば、「タダで使えるホステス(ホスト)」かのような取り扱いは再発の懸念が残る。まずは採用および番組起用方針を、若さや容姿より、実力重視へと見直すことが求められよう。


【性暴力を矮小化する思考パターン】

・性被害を受けたフジテレビ女性社員たちは、一様に「大ごとにしたくない」と述べていた。その理由は「セクハラを訴える=メンタルが弱い/面倒くさい奴/仕事ができない奴」と思われるから、と。この思考パターンは加害者側に都合の良いものであり、これを社員に刷り込んできたフジ上層部は悪質。
*セクハラを矮小化する思考パターン(枠組み)の例は、拙著『オトナのメディア・リテラシー』「そもそも、言葉づかいを疑おう」で

 

【ジェンダーのアンコンシャス・バイアス】

・フジテレビの女性役員は2022年までゼロ。2023年から1人。(報告書p.197)

 「女性社員が部長に就任した際、局長から『この部署のお母さんとして』と言われたと聞いた。シャドーワークをたくさんやれ、何でも受け入れろという趣旨だと思うが、令和6年にもなってこんなことを言うのかと思った」(役職員へのヒアリングより:同p.201)


【顧問弁護士との関係性】

中居氏の件とは別に明らかになった、フジテレビの「重要な社内ハラスメント事案」。男性社員が女性社員に対し、暴行や不同意わいせつ行為を行ったとされるもの。この男性社員への処分について、同局の顧問弁護士は「刑法に違反する事案に該当し得るものの、汲むべき事情があることも考慮して審議されたい」旨を意見した。(報告書p.162)

→この男性社員は、暴行や不同意わいせつ行為を行ったことを認めていない。顧問弁護士が主張した「汲むべき事情」とは、"本件において対象者が、暴行や不同意わいせつ行為を行ったことは認めないものの、自らの行動に問題があったことを認め、また反省を示していること" であった。(同上)

一方、第三者委員会は、"当委員会としては、本件に関してセクハラ行為も、これに伴う暴力行為も、いずれも優に認定し得ると判断しており、かつ、その行為態様は、本来であれば刑事責任を問われかねない、極めて悪質なものであった" と指摘している。(同p.164)

 

総 括

フジテレビをめぐる第三者委員会調査報告書の内容は、「再生」や「信頼回復」のかけ声が虚しく聞こえるレベルである。性暴力のきっかけを作る社員に加え、セクハラ加害をする社員を多数抱える組織が、果たして今後も存続できるのか。

仮に存続しようとするのであれば、まずは性暴力を助長する社内環境を支えてきた幹部を、一掃しなければならない。そして残った役職員に対しては、徹底した人権研修が必要になるだろう。







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性的同意とメディア







 

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2024年11月8日金曜日

中央労福協で「ジェンダーのアンコンシャス・バイアスとメディア」講演


何やら予定が詰まっており、気づけば秋も深まってしまった。
近況はXFacebookでも発信しているので、よろしければチェック頂きたし。

さて10月下旬には、労働者福祉中央協議会(中央労福協)のシンポジウム「女性のひろば」にて、講演を務めた。

中央労福協は連合の関係団体で、全国の福祉事業団体、労働団体等で構成されている。
今回の会場も連合会館(東京都千代田区)。
たまたま今春は、連合の兵庫組織内にてお話したところであった。

本シンポジウムのテーマは『メディア・リテラシーとアンコンシャス・バイアス』。

性別役割分担意識を誰しも持っている可能性があり、日常的に目にするメディアとジェンダーの関連について意識することで、今後の加盟団体・労福協における女性役員の取り組みの一助としたい」との趣旨である。
全国の加盟団体から、女性役職員の方々が参加された。

講演では、
メディアと人権 ~ジェンダーの視点から』と題し、
以下の内容をお話:

<アンコンシャス・バイアスとメディア>
・メディア・リテラシーとは何か
・ニュースの作られ方
<メディアが操る!?女性の生き方>
・ジェンダーとメディア
①外見・結婚・出産
②家庭・仕事
<まとめ>
自分らしく生きるために



 

 

 

 

参加者の皆さまからは、多数のご感想を頂いた:

アンコンシャス・バイアスについての講演をいくつか受講しましたが、今回は講師のご経験からのお話で大変面白かったです。

●メディア・リテラシーの表面的な勉強は多方面にてしていたつもりでしたが、実際に日常生活で入ってきている内容を事例に出してくださり、より日常に落とし込んだ学びができました。

●メディア・リテラシーから生き方まで、多くの気づきがありました。

●普段の生活の中で、バイアスだと気付いていないことがたくさんあるんだと知ることができました。メディアが発信する価値観ではなく、自分の価値観を大切にしていきたいと思います。

●ジェンダーについて理解を深めることができた。ぜひ男性にも受講してほしいです。

●目からウロコでした。

……などなど、他にも沢山のお声が。

開催レポートはこちらでお読み頂ける。

お世話になった皆さま、ありがとうございました!

なお、ジェンダーとアンコンシャス・バイアスに関する私の研修・監修・アドバイスについては、詳細を下記サイト『めざせジェンダー解放!アンコンシャス・バイアスをぶっ飛ばす』でご案内している。





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