私が代表を務めるシンクタンク『メディアと人権研究所MAYUMEDIA』が先日公表した、性的広告をめぐる研究結果について、報告を兼ねた勉強会が開催された。
「性的広告はなぜ法規制されない? ~子どもを『性の対象化』から守るために~」をテーマに、以下のポイントをお話:
・性的広告の定義
・性的コミック広告と法律
・「児童ポルノ禁止法」国会審議の実態
・国による対策と課題
聴講者のご感想など、詳しくはこちらをどうぞ。
「性的広告はなぜ法規制されない? ~子どもを『性の対象化』から守るために~」をテーマに、以下のポイントをお話:
・性的広告の定義
・性的コミック広告と法律
・「児童ポルノ禁止法」国会審議の実態
・国による対策と課題
聴講者のご感想など、詳しくはこちらをどうぞ。
性的広告(いわゆる「エロ広告」)がなぜ法規制されないのか、疑問に思ったことはないだろうか。
子どもを性の対象として描く、マンガやCGといった創作物による広告(創作児童ポルノ広告)を、児童ポルノ禁止法は規制対象にしていない。
国会はどのような議論を経て、創作物を同法で規制しないと結論づけたのか。
児童ポルノ禁止法の改正をめぐる国会議事録を検証すると、関係団体に忖度する一方、科学的データは軽視する「規制反対ありき」の議論の実態が明らかになった。(解説: 渡辺真由子/シンクタンク『メディアと人権研究所MAYUMEDIA』代表)
<本研究のポイント>
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■メディアと人権研究所MAYUMEDIA 公式サイト
三重県四日市市が主催する「社会同和教育講座」にて。
子どもと高齢者に関する、インターネット上の人権侵害の現状と対策についてお話を、とのご要望であった。
学校教員や行政職員、市民のみなさんがご参加。
・ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード:
「ネット・SNSリテラシー」とは?
<子どものトラブル>
1.性的いじめ
2.リベンジポルノ・自画撮り被害
☆性的トラブルとジェンダー
<高齢者のトラブル>
1.フェイクニュース
2.誇大・偽装広告
……といった点をお話。
AIの登場によって、ただでさえダマされやすいSNSに皆ますますダマされる、という状況が発生している。
日本がメディア・リテラシー教育に本腰を入れてこなかったため、国民はメディアの変化に追いつけず、いまや子どもも大人も、ネットの偏向情報の渦にのみこまれるようになってしまった。
だが、メディア・リテラシーの基本は変わらない。メディアを読み解くポイントを、私たちはいま一度押さえておきたい:
【参考文献】
自分の頭で情報を判断したいあなたに。
『オトナのメディア・リテラシー』
(渡辺真由子著、リベルタ出版)
ところで四日市市といえば、近くに伊勢神宮がある。
実は昨年に年齢的節目を迎え、「こういう時は伊勢詣でをすべきではないか」と漠然と思っていた。
この機会逃すまじ、と決行。
平日午前なのに参拝客の多さにビックリ(冒頭写真は、人混みの途切れを狙った奇跡の一枚)。
快晴に恵まれ、おかげ横丁グルメも味わいつつ散策したのであった。
あなたもそろそろお伊勢参り、いかがですか?
兵庫県は、SNSなどでの中傷を防止する条例を今月可決し、2026年1月から施行する。
今回の講演でも、
・情報プラットフォーム対処法の施行
・インターネット上の誹謗中傷やメディアリテラシーの具体例
・市民が今後とるべき行動
……を解説してほしいとのことであった。
このため、ネットいじめ問題を対象に、日本の現状や背景、さらに被害者の気持ちや「加害者ケア」の必要性を分析してお話。
講演の模様は神戸新聞に掲載されている(有料記事)。
・実例を紹介しながらネットいじめの理解が深まりました。子どもを支える大人の役割について、改めて考えることができました。保護者にも、共有していきたいです。
・近年問題になっているSNSでのいじめについて、どのように大人がアプローチすることが大切か学ぶことができました。
・いじめの応急処置、根本解決にむけて、家でも職場でもできることからはじめたいと思いました。
・私達大人(私は高齢者)の知らない分からない世界がある。将来ある子どもたちが幸せに大人になってほしいと願っている。
・講演のフレーズか強く心に残りました。心にストンと落ちた気がします。
・メディアを読み解く力をつけていきたいと思いました。
・いじめは、その場で起きていること、表面化されていることだけでなく、様々な日常の場面から起因していることも学びました。
・私にとって勉強になった。新たな知識を吸収することができた。分かりやすかった。
・ ネットいじめには大人が、リテラシーを持つ大切さが分かりました。
……などなど、参加者からは沢山のご感想を頂いた。
「とても分かりやすく、参加者のみなさんも、その日から出来ることに取り組んでいこうという気持ちになられたのではないかと思います。」と主催者の方。ありがとうございます。
ちなみに、ファッションを見てもわかる通り(?)、私はもと関西人。
前回のブログで中学3年から金沢に暮らしたと述べたが、ではその前はどこに住んでいたのかというと、奈良県なのである。
奈良出身と伝えると、最近は「高市総理のお膝元ですね!」と言われることが多い。
高市氏はかつて児童ポルノ禁止法に関し、「子どもに対する性行為を描いたコミックは法規制の対象外」であることを問題視するなど、青少年健全育成政策に力を入れており、確かに私も注視している。
ただし、青少年は国家による管理の対象ではなく、個人としての尊厳を守られるべき存在だ。
高市氏には、子どもの人権を最優先する政策を、よろしくどうぞ。
【参考文献】
創作児童ポルノによる、実在する子どもへの人権侵害とは?【現実の事例集】~AI時代に子どもをどう守るか④ |メディアと人権研究所MAYUMEDIA(M研)公式note
福岡市が今月主催した、人権尊重週間行事で講演を務めた(西日本新聞での告知はこちら)。
「インターネットと子どもの人権」に関する内容で、とのご依頼。
このイベントでは市内7区でそれぞれ講師を招くことになっており、複数の区が私の名前を挙げておられたとのこと。最終的に、競り勝った(?)早良区に登壇させて頂いた。
「深刻化するネットいじめ その現状と大人の役割」と題し、下記の内容をお話:
ホールの開場前から最前列に並んでおられたご夫婦が、講演後、「子どもについての悩みに答えを得られました」と、主催者づてでメッセージをくださった。ありがとうございます!
他にも、参加者のみなさまから多くのご感想が:
・ネットいじめの現状が良く解った。メディア・リテラシーが改めて大切と思いました。今日はいじめに対しての大人の役割を知ることが出来、良かったし、実行しなくてはならないと痛感しました。
・研究のみされているわけでなく、実際に当事者に携わられている方のお話なので、とてもためになりました。
・マスメディアご出身なので、あるべき姿の目標目的の追求はプロだと思う。(略)本集会は正解を与える場ではなく、立ち止まって考える機会として意義深かったと感じました。
・いじめられた子の実態、メッセージは、心にぐさぐさとささりました。つらい思いをさせてごめんなさい、と、知らないその子に対して思いました。自分のまわりの子どもたちの声を少しでも聞けるようになりたいです。
・具体例が多かったのでわかりやすかった。
・当日に参加することが難しかったため、録画配信にて視聴できて大変助かりました。日本では子どもたちの自殺が大変多いこと、いじめ問題に対する根深さに憂慮しています。今回の講演会では、事例もふまえながらのお話だけにとどまらず、対処方法や解決方法など、とても有用な内容であり、大変勉強になりました。
・話は私の心に深く入ってきました。ありがとうございました。
・本日のお話はイジメ問題についての私の誤解を解く大きなキッカケとなりました。参加して本当に良かったと思います。
・今回の集いは最も興味深かった。
・この講演は、小学校5、6年生、中高生にも伝えてほしいと思いました。
・学校の現場で研修してほしい。
……などなど、他にも大量に頂いた。お役に立てたようであれば嬉しい。
また、ご報告が遅くなったが11月には、金沢市同和教育研究協議会の主催イベントで講演。
同会は金沢市内の公立小学校・中学校の教員で組織された会で、人権週間を前に学習会を開きたいとのことであった。
「SNSと人権」をテーマに、下記のようなポイントを取り上げてほしいとご要望が:
当日は「子どもとSNSトラブル~大人が学ぶ、インターネットとの付き合い方~」と題し、金沢市内の教職員約300人を対象に、次のような点をお話:
・ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード: 「ネット・SNSリテラシー」とは?
・3大トラブルの現状とリテラシー
1.ネットいじめ
2.リベンジポルノ・自画撮り被害
3.性的ディープフェイク
☆性的トラブルとジェンダー
・被害にあってしまったら
「性的画像を送ってしまう子どもの気持ちが理解できました」と主催者の方。何よりです。
ちなみに金沢は、私が中学3年~高校3年までの青春時代を過ごした街。
再会した地元の友人に、当時の学校や自宅を車で案内してもらい、しばし思い出に浸ったわいね。
さらに、せっかくなのでと富山観光へ。
高岡古城公園の逆さ紅葉(画像)や、黒部峡谷トロッコ電車を楽しみ、「富山湾の宝石」と称される白エビに舌鼓。
金沢時代は富山のことをよく知らなかったが、実は見どころ色々。あなたも富山に遊びに来られ~。
一般社団法人 日本家族計画協会が主催する「思春期保健セミナー」で、講演を務めた。東京都内のスタジオでのリモート収録。
医師や心理士、警察官など、保健・医療・教育・福祉・司法関係者が対象。
「JFPA 思春期保健相談士Ⓡ」の養成も兼ねるとのことで、私は2017年から講義を何度か担当させて頂いている。
今年は「思春期におけるネット・トラブルの根本的原因とその考察」と題し、下記の内容をお話:
●ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
●対策キーワード:「ネット・SNSリテラシー」とは?
●デートDVとSNS -リベンジポルノ・自画撮り被害
●性的トラブルの現状とリテラシー
1.性情報の誤解
2.性的ディープフェイク
●ネット・SNSと性教育のこれから
その後のアンケートでは、受講者約300人中、講義への満足度が「期待以上」「期待通り」で計99%という結果に。
恐れ入ります。
・とてもわかりやすかったです! ありがとうございました!
・何となく現状は把握していたつもりだったが、想像以上にいままでの性教育が役に立っていなかったのだと実感しました。自分の偏見も確かにありました。今後プレコンセプションケアに携わる機会が増えると思うので、学んだことを活かしていきたいです。
・簡潔でネットトラブルの背景や現状、トラブル時の対処法がすごくわかりやすかったです。
・職業柄、自画撮り被害等のネットトラブルに合った子どもとかかわる機会があるのですが、性的トラブルにはどのような背景があるのか学ぶことができたため、仕事に活きる知識が身についたと感じています。
・支援対象の子ども、保護者への説明をどのように展開すれば理解が深まるのか、具体的で分かりやすかったです。有難うございました。
・根本的原因とその考察が大変勉強になりました。 自分自身がネットとかに苦手意識が強いので、どのように考えていくかということが分かった気がします。
・話し方がとても分かりやすく、楽しんで聞くことができました。
・自分も性情報の誤解、偏見があることに気づくことができた。 被害者にも加害者にもかかわる際には気を付けてメッセージを伝えていきたい。
・わかりやすく、引き込まれるような講義で非常に身になりました。
……などなど、多数のご感想を頂いた。こちらこそ、ありがとうございました!
【参考文献】
性的ディープフェイクや性的同意と、メディア情報の関係についてはこちら:
「メディアの性情報と性情報リテラシー® ~この10年で変わったこと、変わらないこと~」渡辺真由子 『現代性教育研究ジャーナル』(日本性教育協会)2025年3月号
また同様のテーマで、神奈川県の川崎市助産師会における「妊娠出産 SOS 相談事業研修」でも、お話させて頂いた。
近年は、若者がインターネットの巧妙な罠から性のトラブルに巻き込まれる事例も増加するなか、状況把握や適切な支援について知りたいとのことであった。
主催者の方は、拙著『大人が知らない ネットいじめの真実』や、『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち~』もお読みになったそう。
講演では、「若者のネット・トラブルと、対策としてのネット・リテラシー」と題し、性情報の誤解や性的ディープフェイク、支援者の言葉使いについてお話。
「楽しく学べて、あっという間でした!」と参加者の方。
せや、楽しいのが一番やおまへんか(←最近読んだ山崎豊子著『花のれん』風)。
ところで、私の公式ホームページのプロフィールをご覧になった主催者の方から、「バックパッカーとは意外でした!」と。
そう、1人で安宿を放浪したものよ(遠い目)。
お世話になったみなさま、ありがとうございました☆
日本サッカー協会(JFA)の幹部職に就いていた男性が、航空機内で児童ポルノを閲覧したとしてフランスで有罪判決を受けた。男性が閲覧した児童ポルノには、生成AIによる創作物も含まれていたとされる。
子どもを性的に虐待する表現物(CSAM)は、たとえAIや漫画、アニメ等の創作物であっても、海外では違法となることが多い(日本と欧州の、児童ポルノに対する意識の違い等について、共同通信へのコメントはこちら)。
翻って日本の場合、児童を保護する法律として、既に児童ポルノ禁止法が存在する。
だが、AIにより創作された性的虐待表現物(性的ディープフェイクも含む)に対しては、処罰が困難との声があった。実在しない子どもを性的に描くマンガやアニメ、ゲーム等の創作物(「創作児童ポルノ」)を、同法は処罰の対象外としている、とみられてきたためである。
しかしながら私の研究によれば、児童ポルノ禁止法は現行の枠組みのまま、創作児童ポルノ規制にも適用が可能だ。その実現は、同法の運用・改正次第であると考えられる。
創作児童ポルノ規制に関する従来の研究は、表現の自由の観点から捉えるものが大半で、「子どもの人権」の観点による議論はそもそも殆ど見当たらない*。
そうした中で私の研究は、子どもの人権侵害を防ぐ観点から、日本における創作児童ポルノ規制の法整備のあり方に踏み込むこととした。
これは、国際条約の児童ポルノ規制の枠組みを、比較法的手法を用いて調査することにより、初めて可能になったものだ。
*2016年当時
この研究では、児童ポルノ規制の「枠組み」や「視点」について、日本と国際規範との差異を明らかにしている。
その上で、子どもの性に関する人権保護へ向け、日本が国際規範との整合性を確保する上で必要な方向性を提示した。
創作児童ポルノの規制に対し、なぜ現行の児童ポルノ禁止法の改正で対応できるのか? どう改正するのか?? 等について、詳しくはこちら:
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「みやぎ教育のつどい」@仙台で講演を務めた。
小中学校の教職員でつくる宮城県教職員組合、高校・特別支援学校の教職員でつくる高教組、私立学校の教職員の私教連、さらに東北大学、宮城教育大学などの教育関係組合や、宮城県内の市民団体等が集い、子どもと教育について語り合うイベントである。
県内全域から、250名以上の方々がご参加。
私の講演では『SNS時代の子どものリアルとどう向き合うか』と題し、下記の内容をお話:
・ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード:
「ネット・SNSリテラシー」とは?
・3大トラブルの現状とリテラシー
1.ネットいじめ
2.リベンジポルノ・自画撮り被害
3.性的ディープフェイク
☆性的トラブルとジェンダー
・被害にあってしまったら
参加された方々からは、多数のご感想を頂いた:
「SNS による子どもたちの被害などの知識を持っているつもりでしたが、具体的な子どもた
ちの被害や背景にあるもの、そして苦しみまで深く理解していなかったことに気づいた。ネット SNS リテラシーについても、その根拠と共に具体的に知ることができた。」
「SNS 時代の子供のリアルについて学ぶことができました。様々なトラブルが見られる中で、子どもたちを含め、社会全体でネット・SNS リテラシーについて考えていく必要があると思いました。」
「ネットの弊害はここまで来ているのかとゾッとする思いでした。」
「内容がすごく生々しく、具体的で分かりやすかった。」
「取材に基づく話をしてくださり、実感を伴って話してくださったのでよかった。」
「子どもたちが被害に遭わないために、こういうトラブルに関する情報を、日常のものとして伝えたり、相談に乗れるようにしたりする必要があると思った。」
「実際に先生がお聞きしたことや、被害、加害の子どもたちの気持ちなどをお聞きできて、
自分の価値観や考え方が広がりました。今まで以上にもっと考えて、教員として言動を考
えていきたいと思います。」
「大人も子どももスマホ持参でもう手放せない状態でいる。そしてさまざまな事件、事故が起きている。原因の本質をどうしても聞いてみたいと思って参加しました。大変参考になりました。ありがとうございました。」
また会場からは、
「教員グループによる盗撮行為等のSNS共有事件が大きく報じられているが、再発防止のためにはどうすればいいのか」
とのご質問が。
今回はたまたま加害者・被害者の規模が大きいためメディアが騒いでいるが、教員による子どもへのわいせつ行為は、以前から多々発生している。
明らかに、日本社会の対策の遅れが原因だ。
日本サッカー協会幹部の児童ポルノ有罪に関してもコメントしたように、子どもの性と人権や、児童ポルノに関するメディア・リテラシーについての研修を実施するなど、倫理・コンプライアンスを高める対策が必要になる。
そして何より重要なのは、 子どもへの性的虐待を「娯楽」と捉える風潮を撲滅するための、児童ポルノ禁止法の改正である。
AI時代の児童ポルノ禁止法の改正に関する解説はこちら。
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日本サッカー協会(JFA)で技術委員長の要職を務める影山雅永氏が、航空機内で児童ポルノを閲覧したとしてフランスで有罪判決を受けた。
影山氏が閲覧した児童ポルノには、生成AIによる創作物も含まれていたとされる。
この件について、共同通信からインタビューをお受けした。その直後にJFA側に新たな動きがあったため、配信はされていないので、ご参考までに紹介する:
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●Q. 本件に関する受け止めは?
A. 子どもの人権に対する日本の意識の低さが、改めて世界に露呈した。
日本は子どもの性的な創作物を規制していない国として、かねてから国際社会の批判を浴びている。
●Q. 日本と欧州の、児童ポルノに対する意識の違いとは?
A. 欧州の国際条約における児童ポルノ規制の枠組みは、 「『子どもの権利』を基軸として、創作物を含むあらゆる性的搾取から子どもを保護」しようとする概念に基づく。
その背後にある視点は、「創作物の児童ポルノは、実在する子どもを性の対象とする歪んだ認識を見る者にもたらす」というもの。
その結果として、「創作物の児童ポルノは、実在する子どもが性的虐待の被害にあい、その人権が侵害される可能性を高める」と考えられている。
一方、日本は子どもの権利よりも「表現の自由」を優先させ、子どもの性的な創作物を規制していない。
立法関係者、業界団体、学説の三者は、創作児童ポルノの規制阻止へ向けて互いに援護し合う、いわば「トライアングル連携」を構築している。
●Q. 日本サッカー協会に求められるガバナンスとは?
A. 公益財団法人として、子どもを健全に育成する責任を負うと考えられる。
影山氏の弁解からは、子どもへの性的虐待表現を「娯楽」と捉え、子どもの心身に与える傷や苦痛に、思いを馳せられていない様子が伺える。
子どもの性と人権や、児童ポルノに関するメディア・リテラシーについての研修を実施するなど、倫理・コンプライアンスを高める対策が必要になるだろう。
<関連情報>
▶「ネット時代の子どもの人権と児童ポルノ」講演(学会シンポジウム)
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