2024年9月6日金曜日

同性間結婚 ついに合法化へ-会社を辞めてカナダ留学(3)

 

キャンパスには、同性婚の法案通過を祝う看板が登場

キャンパスには、同性婚の法案通過を祝う看板が登場

 

その日、SFU(サイモンフレイザー大学)のキャンパスに急きょ看板が立てられた。イラストには新婚ほやほやの2人の“男性”が描かれている。2005年6月28日、カナダ国会の下院は、同性同士が結婚することを合法化する法案を可決したのだ。来月にも上院で可決され、正式に認められる。オランダ・ベルギー・スペインに続き、同性間結婚が合法とされる世界4番目の国の誕生だ。同性同士の結婚にも、年金の受給や財産の相続といった、異性婚と同様の権利が与えられることになる。

ゲイやレズビアンの人々からは「これで愛する相手と連れ添うことが出来る」と喜びの声が上がっている。この法案を先頭に立って推し進めたのは、他でもないポール・マーティン首相だ。首相が繰り返し言っていたのは「カナダは少数派の人々によって作られている国家だ。各自の権利が尊重されなければならない」という言葉である。まさに、様々な人種、民族が集まった「多文化主義」カナダならではの決断といえるだろう。

同性愛者はキャンパスでもオープンな存在だ。私の大学には……続きを読む


 






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2024年8月13日火曜日

国際社会は、日本の創作児童ポルノをどのように見ている? ~AI時代に子どもをどう守るか⑤

 

国連は今月、サイバー犯罪をめぐり、取り締まりの強化や国際協力促進を目的とした新条約を採択した。同条約は締約国に対し、児童ポルノなどの犯罪を取り締まる国内法を整備するよう要請している。

欧州評議会が2001年に採択したサイバー犯罪条約(ブダペスト条約)において、児童ポルノの定義や子ども観、背後にある思想がどうなっていたかはこちら

 

児童ポルノに対する世界的な規制が進むなか、日本の創作児童ポルノ(漫画やアニメ、ゲーム等)に関する政策は、国際社会から、どのように評価されてきたのだろうか。

子どもの性的搾取について、世界各国の政府や国連機関、NGOが対策を議論する場が、「子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」である。ここで国際社会は日本を、創作児童ポルノを製作する主要な国として名指し、それらの違法化に踏み切っていないことを批判した。

その批判は生成AI時代を迎え、さらに高まっている。以下に詳細を報告する:

<目次>

・日本の児童ポルノ禁止法制定のきっかけに
・過去最高規模のリオ会議
・日本製の創作児童ポルノが、海外の性犯罪で使われる
・日本製の「ロリコン」や「ショタコン」についても……
・「どのように規制するか」と日本政府

 ⇒本文を読む

 

 

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2024年7月23日火曜日

【新刊】『子ども白書2024』(SNSの性的トラブルとリテラシー教育)

気づけばあっという間に梅雨が明けてしまったところ、いかがお過ごしでしょうか。

突然だが本日、新刊『子ども白書2024』(日本子どもを守る会編、かもがわ出版)が発売された。

『子ども白書』は、政府機関ではない民間団体が1964年から刊行しているもの。
子どもに関わる最新の諸問題を、教育や司法、文化などの領域から、各専門家が「子どもの権利」保障の視点に立って分析している。

私はメディア領域を担当。
「ネット・SNS時代の性的トラブルとリテラシー教育」
と題して執筆した。

 

思春期の性的トラブルとメディア 

・リベンジポルノ・自画撮り被害の現状 

・SNSリテラシー教育のあり方 

・なぜ撮らせるのか 

・性情報をめぐるトラブルの現状

・性情報リテラシー®教育のあり方

・ネット・SNS時代にふさわしい指導を

……といった内容を解説。

ポイントをコンパクトに凝縮したので、入門編としてもオススメである。

ご関心のあるあなたはどうぞ。



☆性情報リテラシー教育®をオンラインで学ぶ

 

 



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