2018年10月25日木曜日

朝日新聞にコメント:ノーベル賞と内助の功

https://www.asahi.com/articles/ASLBJ52FVLBJUTIL031.html
今年のノーベル賞を日本人が受賞し、
メディアが「内助の功」美化報道を連発させたことについて、
朝日新聞からのインタビューにお応え。

記事の締め部分で、このようにコメントした:

滋子さんの『しょうがなかった』という言葉を掘り下げて取材すれば、 
女性が仕事を続けにくかった当時の時代状況も浮き彫りにできたは

メディアがメディア自身の報道を振り返り、批評するという動きは
まだまだ少ない。

今後より多くのメディアがこうした視点から報じていけば、
作り手側のリテラシーも高まる良い機会になるだろう。

内助の功報道問題についての私の詳しい考えは
こちらでご紹介している。


http://www.mag2.com/m/0001087460.htmlちなみに、
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2018年10月17日水曜日

「子どもの性とメディア」&「恋愛リテラシー」講演@宮崎県

「子どもの性とメディア
~性教育に求められる
メディア・リテラシーとは?~」
というテーマで講演を務めた。

宮崎県男女共同参画センターによる
男女共同参画週間講座。
定員100名を上回る人々が参加され、
急きょ椅子を追加する盛況ぶりでビックリ。熱いっちゃ宮崎。

・インターネット等の普及と子どもの性的トラブル
・性的なトラブル対策としての「性情報リテラシー」
・「創作子どもポルノ問題」
・性教育は人権教育!

……といった内容をお話させて頂いた。

続いてはパネルディスカッション。
子どもの「性」や「メディア」に関する
宮崎県内の取り組みについて、
チャイルドライン、警察、PTAというそれぞれの立場の方が
お話をされ、私はファシリテーターに。

会場の参加者からは
 「コンビニの有害図書売り場はトイレに近く、子どももよく通る。どうにかなくせないものか」
「ゲーム等のアプリに性的なマンガやゲームの広告が表示され、
 いやでも目にする機会が多い。今後、規制される動きはないのか」
「創作子どもポルノの実態を、PTAや警察はどう把握し、対応についてどう考えるのか」
……などと、活発な質問が相次いだ。

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ちなみに警察の方は
拙著『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち~』を読まれ、
付箋だらけになった同書を
持ってきて下さった。
「『被害者は悪くない』という認識を、警察もしっかり持たないといけませんね」
とのこと。ご参考になれば嬉しく思います。


さらに続いて、
今度は地元の大学生の皆さんとディスカッション。
そう、私が宮崎を訪れる機会を「最大限に生かしたい」という
主催者様の熱い思いにより、
まさかの豪華(?)3本立てスケジュールだったのである。

ディスカッションのテーマは
「恋愛リテラシー ~メディアの性情報に潜む誤解~」。
スマホやネットにより
若者を取り巻く性的メディア環境は急速に変化する中、
メディアの恋愛や性に関する情報の偏りや誤解に気付き、
よりよい関係づくりに向けて出来ることを考えてもらった。

「メディアと現実のギャップが学べて良かった」
「性交や妊娠について、パートナーと話してみる」
「性の悩みを話し合う場があるといい」
……と学生さんたち。
楽しみながら考えを深めてくれた様子で、何より。

講座終了後、
参加者の方々からはご感想がドドドと寄せられた:

・ 「性情報リテラシー」について、これまで知識がなかったが、今回の講義で、現代の大切な問題の1つであると思った。「お互いの尊重」を重点においた性教育=「人権教育」が大切だと分かった。
・「大人がメディアに負けてしまっている」部分があるな、とハッとさせられた。子育て中の保護者、子どもと関わるたくさんの大人に聞いてほしい講演だった。
・性教育は家庭でも取り上げるのは難しかったが、「人権」としての切り口で性情報リテラシーを話し合えばいいのだと分かった。
・とても分かりやすくポイントをつかむことが出来た。性教育のなかに活かしていきたい。
・取材での具体的な話を聞かせて頂き、参考になった。
・「創作子どもポルノ」は大人の問題ですね。
・思春期教育や家庭計画の指導に活かしていける内容で、とても良かった。
・音楽やマンガなど、私の身近なものにジェンダーを考えさせられるものが転がっていることに改めて気付かされた。

……などなど、とてもご紹介しきれない。

http://www.mdanjo.or.jp/briliantx/files/2018/08/brilliant_vol87-tokusyu.pdf
講座内容の詳細は、
宮崎県男女共同参画センターの広報誌に掲載されている
頁1頁2)。

関わって下さった皆様、有難うございました!





<参考文献>
https://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E7%9C%9F%E7%94%B1%E5%AD%90-ebook/dp/B00GUCH44C/ref=as_sl_pc_tf_mfw?&linkCode=wey&tag=mediaw-22『性情報リテラシー』

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2018年10月3日水曜日

「ノーベル賞と内助の功」美化報道、再び

京都大学の本庶佑特別教授がノーベル賞を受賞し、
相変わらずメディアは「内助の功」を美化する報道で
盛り上がっている。

実はこのようなメディアの報じ方について、
テレビ朝日『ワイド!スクランブル』から
コメント取材を受けたものの、
オンエアでは特集内容が変更され、流れず。

メディア報道をジェンダーの観点から検証するとは
「テレ朝スタッフも目の付け所が良い」と感じていたのだが、
上層部に企画を却下されたのかもしれない。
 やはり、メディア批判をメディアは取り上げにくいのか。

そういえば同局の今朝の『グッド!モーニング』では、
「亭主関白を支えた内助の功」と思いっきり美化していた。
 結局これが、局としての方向性なのであれば残念である。

今回の受賞会見において本庶氏が、
「典型的な亭主関白として研究にまい進してきた」と
なんら悪びれずに語ったのは、
「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という価値観が当然だった時代に
育ってこられた方として、まあ仕方ない
(でもこの方の持論は、「常識を疑え」ではなかったっけ)。

たとえ本庶氏がそのように語ったとしても、
その事実をメディアが「どう報じるか」は別問題である。
その発言をあえて報じない、
あるいは報じても強調や美化はしない、
という選択肢があったはずである。

妻は大学時代、
本庶氏と同じ生命科学の研究に取り組んでいたという。
おそらく本当は、結婚後も研究を続けたかったのではないだろうか。

このようなノーベル賞受賞者と妻に対する
メディアによる「内助の功」美化報道は、
2年前にやはり男性研究者が受賞した時とほとんど変わっていない
 (ちなみに日本のノーベル賞受賞者に女性は1人もいない)。

この問題について、さらに詳しくはこちらで述べている。


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