2016年10月28日金曜日

「メディアの読み解き方」講演@四万十&広島

高知県四万十市で講演を務めた。
ここは言わずと知れた「日本最後の清流」、
四万十川が流れているところ。

初めて目にした私としては、
その雄大な流れにテンションが上がります!

さて、講演では
「メディアに隠された意図を読み解く~人権の視点から~」
と題してお話をさせて頂いた。

メディア・リテラシーとは?

・客観報道という幻想

・メディア・リテラシーと人権

  -男女共同参画

  -ネットいじめ

  -リベンジポルノ


インターネットの読み解き方

メディアに左右されないために
……など、女性と子どもの人権問題を中心に。
この講演は四万十市が主催する「四万十市民大学」の一環で、
他の日程には漫画家のやくみつる氏や俳人の黛まどか氏も登壇した。
なお、今回に先立ち広島県福山市でも、
メディアの読み解き方について講演させて頂いた。
こちらは女男共同参画の観点から。

お世話になった皆さま、有難うございました!

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2016年10月20日木曜日

慶応大生集団暴行疑惑にコメント

連日報道されている慶応大学生の集団暴行疑惑につき、
今朝のテレビ朝日『モーニングショー』でインタビューにお応えした。
本日発売の『週刊新潮』でもコメントしている。

私が特に注目する点は2つ。

1つめは、本件が「リベンジポルノ」として
立件されるかどうかである。

加害者とされる男子学生は、
女子学生に対する集団暴行の様子を
スマートフォンで撮影した上、
その動画を流出させた疑いがあると報じられている。
この行為は、リベンジポルノ防止法違反に該当する可能性があろう。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E%E2%80%95%E6%80%A7%E3%82%92%E6%8B%A1%E6%95%A3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E7%9C%9F%E7%94%B1%E5%AD%90/dp/4335551754/ref=as_sl_pc_tf_mfw?&linkCode=wey&tag=mediaw-22
自らの性的な動画が拡散することは、
被害者に長期に渡る
深刻な心身的ダメージを与える。

詳しくは拙著
『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち』
ご確認頂きたい。


2つめは、
このような事件がなぜ起きたか、という点。

男子学生たちは、女子学生の尊厳を著しく侵害するような
行為に及んだとされている。

事実であれば、性や人権について一体どのような教育を受けてきたのか。

もっとも、かつて私が複数の大学に通う男子を対象に行った調査によれば、
性交のために最も参考にする情報源として、
「家庭や学校での性教育」を挙げた者はゼロだった。


https://gumroad.com/l/loveliteracy#
では、何を参考にしているのか。
「性的メディア」を挙げた者が実に6割と、最多である
(調査の詳細は拙著『性情報リテラシー』で)。

ちなみに性的メディアには
集団暴行をテーマとしたAV等もあり、
女性が性交の道具として、
非人間的な扱いを受ける様が
描写されている。
そのような扱いを女性が「喜んで受け入れる」とする
設定も目立つ。

今回の件の男子学生たちが、
どのような性的メディアに接していたかは定かではない。

だが、これを機に改めて
性的メディアを鵜呑みにしないリテラシー、
すなわち「性情報リテラシー」教育のあり方についても
検討すべきではないだろうか。

そのような思いから、私は大学で
性情報リテラシーの講義も行っている。
ご関心のある方には、こちらにて詳細を。


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2016年10月7日金曜日

ノーベル賞受賞者の妻と「内助の功」報道

今年のノーベル賞にも、日本が男性受賞者を輩出した。
そして今年も、受賞者の妻の「内助の功」を強調しようとする報道が溢れた。

毎度繰り返されるこの報道パターンの問題点については
ニュースサイト「BuzzFeed」でコメントしたが、
この場で少し補足しよう。

「内助の功」とは、
「陰ながら援助する身内の功績。特に、夫の活躍を支える妻の働きについていう」表現である(デジタル大辞泉)。

この表現をメディアは褒めるつもりで使っているが、
実は、 夫に対しても妻に対しても、失礼な報じ方である。

まず夫に対しては、
ノーベル賞の受賞は、夫本人の仕事上の功績である。
本来焦点を当てるべきは、夫自身の努力、
職場の同僚の協力であろう。
一方、妻に対しては、
「夫のために自己を犠牲にすることが美徳」という
イメージを押し付けている。
妻を夫の補助的な存在として位置付け、対等に見ていないのだ。
妻にも一人の人間としての能力やキャリアがあることは無視される。

夫は妻に支えられて快適に研究出来たかもしれないが、
では、 黙々と家事育児をしてきた妻のことは、 
誰かが支えてくれただろうか。

ちなみに日本には、
女性のノーベル賞受賞者は
研究者における女性の割合は15%未満と、
国際的にも非常に低いとされる。
主な要因として、
「家庭と仕事の両立が困難」であることが
挙げられている。

妻の「内助の功」に支えられて研究者の道を邁進出来る男性とは
えらい違いである。

もちろん、
「私は自ら進んでキャリアを中断し、
夫を陰で援助する役割を選びました」
とインタビューに語る妻もいるだろう。

だがそれは、
本当に自身が望んだ選択だったのだろうか。
自分の親や夫の親、あるいは職場から
「妻は内助の功に徹するのが当然」とプレッシャーをかけられたり、
あるいはそのような考え方を「美しいもの」として
自分に刷り込ませ、納得させたりしてはいなかったか。

妻が夫を支えることが美しいことなのだ、
と肯定的なイメージをメディアが世間に広めることは、
「女性が本来持っているはずの能力や、
やりたいことなどが開花する道のりを、
結婚によって閉ざされても構わない」という
古くからの価値観を強化し、再生産していくことにもつながる。

内助の功に対するそのような
「美徳の上塗り」報道を、
メディアはいつまで続けるつもりだろうか。  


http://books.rakuten.co.jp/rb/4774334/
【参考文献】

 『オトナのメディア・リテラシー』
         (リベルタ出版)  


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