2016年10月20日木曜日

慶応大生集団暴行疑惑にコメント

連日報道されている慶応大学生の集団暴行疑惑につき、
今朝のテレビ朝日『モーニングショー』でインタビューにお応えした。
本日発売の『週刊新潮』でもコメントしている。

私が特に注目する点は2つ。

1つめは、本件が「リベンジポルノ」として
立件されるかどうかである。

加害者とされる男子学生は、
女子学生に対する集団暴行の様子を
スマートフォンで撮影した上、
その動画を流出させた疑いがあると報じられている。
この行為は、リベンジポルノ防止法違反に該当する可能性があろう。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E%E2%80%95%E6%80%A7%E3%82%92%E6%8B%A1%E6%95%A3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E7%9C%9F%E7%94%B1%E5%AD%90/dp/4335551754/ref=as_sl_pc_tf_mfw?&linkCode=wey&tag=mediaw-22
自らの性的な動画が拡散することは、
被害者に長期に渡る
深刻な心身的ダメージを与える。

詳しくは拙著
『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち』
ご確認頂きたい。


2つめは、
このような事件がなぜ起きたか、という点。

男子学生たちは、女子学生の尊厳を著しく侵害するような
行為に及んだとされている。

事実であれば、性や人権について一体どのような教育を受けてきたのか。

もっとも、かつて私が複数の大学に通う男子を対象に行った調査によれば、
性交のために最も参考にする情報源として、
「家庭や学校での性教育」を挙げた者はゼロだった。




では、何を参考にしているのか。
「性的メディア」を挙げた者が実に6割と、最多である
(調査の詳細は拙著『性情報リテラシー』で)。

ちなみに性的メディアには
集団暴行をテーマとしたAV等もあり、
女性が性交の道具として、
非人間的な扱いを受ける様が
描写されている。
そのような扱いを女性が「喜んで受け入れる」とする
設定も目立つ。

今回の件の男子学生たちが、
どのような性的メディアに接していたかは定かではない。

だが、これを機に改めて
性的メディアを鵜呑みにしないリテラシー、
すなわち「性情報リテラシー」教育のあり方についても
検討すべきではないだろうか。

そのような思いから、私は大学で
性情報リテラシーの講義も行っている。
ご関心のある方には、こちらにて詳細を。



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