2021年3月30日火曜日

フジテレビ『めざまし8』で「ジェンダー問題」(出演)

フジテレビの朝の新番組『めざまし8』が初回(3月29日)、「ジェンダー問題」を特集し、私もスタジオでコメントした。

森喜朗元総理の「女性というにはあまりにもお年」発言や、テレビ朝日『報道ステーション』のウェブCMについて解説。

番組は、女性の参政権獲得から#Me Too運動まで「ジェンダー議論の流れ」を紹介したほか、 ジェンダーギャップ指数における日本の低さも取り上げた。先の『週刊女性』といい、大手メディアがいま、ジェンダー問題に正面から取り組もうとする新たな動きが起きつつある。

「配偶者を人前でどう呼ぶか」についても、男性出演者の間で盛り上がった。「妻」はいいけれど「家内」や「嫁」はNG、というのは、徐々に知られてきているようである。

ちなみに、女性が配偶者を「主人」と呼ぶのも頂けない。夫が主人なら妻は……召使い??
この「主人」という言葉、他人に対しても、丁寧語のつもりで使ってしまいがちなのでタチが悪い。

「配偶者をどう呼ぶか問題」は、なかなかに奥が深いのである。

参考文献はこちら:

『オトナのメディア・リテラシー』(渡辺真由子著、リベルタ出版/電子版)





 

 


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2021年3月23日火曜日

『週刊女性』で「言葉使いとジェンダー」(コメント)

 

本日発売の『週刊女性』で、見開き2ページにわたりコメントしている。

『「ミスタードーナツ」「俺のイタリアン」は性差別なのか?』の記事にて。

タイトルだけだと語弊がありそうだが、店名うんぬんの言葉狩りではなく、要は「言葉使いとジェンダー」の話。
 
事の発端は、アメリカのおもちゃメーカーが、映画『トイ・ストーリー』にも登場する自社キャラクター「Mr.ポテトヘッド」について、'Mr.' の敬称を外すと発表したこと。
 
このニュースが日本で報じられると、某ベテラン男性芸人が違和感を唱え、ちょっとした騒ぎになった。
 
だがこれは、「ジェンダーニュートラル」の意味をよく理解していない、日本メディアによる報じ方の問題である。詳しくは記事内にて解説している。 

記事では他に、ファミリーマートによる「お母さん食堂」という名称も取り上げた。この名称に潜む構造的な問題とは何か?という点についてもコメント。
 
日本はこれまで、「言葉使いとジェンダー」への感度は鈍かったといっていい。私が教鞭を執るMAYUMEDIAカレッジでは、この問題をめぐり、受講生たちにディスカッションしてもらっている。
 
また記事は、国際基督教大学(ICU)が昨年設置した、性別に関係なく使える「オールジェンダートイレ」にも言及。LGBTの人々にとっては、選択肢が増える試みであろう。
 
ちなみに私がカナダに留学していた2005年、暮らした大学寮のトイレは既にオールジェンダー用であった。日本から来た身として、相当な衝撃だったことは事実である。
 
そしてカナダから帰国した後、まだ若造だった私は何を隠そう『週刊女性』の編集長(当時)とお会いする機会があった。
 
「貴誌の記事はジェンダー的に偏っているものが多いので、メディア・リテラシーの観点から読み解く自己批評コラムを設けたらどうですか。何なら私が書きまひょか」とご提案したら、「ウチにはそういうのは必要ないので」とアッサリ却下されたことをよく覚えている。
 
あれから10年あまり。同誌がジェンダーについて理解を深めるための記事を掲載し、私もそれにご協力することになるとは、不思議なめぐり合わせどすなあ。

 


 

 






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2021年3月4日木曜日

「コロナ禍に知っておきたい ネット・SNSでの人権と対策」講演(動画公開)

 


コロナ禍において、医療従事者・感染者への差別や、県外ナンバー攻撃、個人情報の特定といった問題が多発している。
これらについて私たちはどう考え、行動すれば良いのか?

講演会で、そんなお話をさせて頂いた。
主催は、徳島県立人権教育啓発推進センター。

「コロナ禍に知っておきたい ネット・SNSでの人権と対策」と題して、以下の内容を取り上げた:

 

・ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード:「ネット・SNSリテラシー」とは?
・コロナ禍3大トラブルの現状とリテラシー:
①誹謗中傷
②個人情報の特定
③リベンジポルノ・自画撮り被害
・被害にあってしまったら

講演内容は、冊子にまとめられている。

また、ネット上でも講演動画を限定公開中とのこと。

視聴希望の方はこちらのフォームからどうぞ。


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