2010年6月29日火曜日

新聞連載「ケータイ時代」が1周年

西日本新聞に連載中のコラム
『ケータイ時代の子どもたち』が
1周年を迎えた。
読者の皆さま、有難うございます。



このコラムは第1部と第2部に分け、
子どもとメディアに関する様々な問題を
取り上げてきた。
第1部では「ネットいじめ」を中心に、
子どもに起きている携帯トラブルの現状や
その対策について語った。



そして今年3月から第2部がスタート。
副題は『性とメディア』。
子どもが性情報をどのようなメディアで仕入れ、
それらを現実の性行動にどう反映させているかを
取材・レポートしたものだ。



第2部の連載開始前、
新聞社の担当者氏からは、
「新聞なので過激にならないよう
クレグレもお願いします」と念押しされた。
だが、始まってみると読者からの反響は大きく、
担当者氏も「面白いですね、コレ!」。

第2部の内容はざっと次のようなもの:



・あふれる性情報の影響は
・家で雑誌で 早い目覚め
・情報に揺れる初体験
・本参考に合コン、ナンパ
・肌の露出は誘いの合図?
・身近にあるデートDV
・「家に来たらOK」か?
・女性の「ノー」伝わらず
・男性の願望、女性の演技
・危うい避妊知識



……おそらく、
子どもの性の実態をメディアとの関連から
ここまで生々しく描いた作品は、
これまでなかったのだろう。



『ケータイ時代の子どもたち』は、
8月で連載を終える予定だ。
だが引き続き、『性とメディア』の取材内容は
『週刊メディリテ!』で発表していく。
もちろん、
新聞には表現の制約上載せられなかった
ツッコんだ話も満載である↓



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
etc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



2010年6月26日土曜日

性被害に悩む子どもに「ポラリス」

今週は男女共同参画週間。
都内でも様々なイベントが開かれている。



その中で、
NPO法人「ポラリスプロジェクト」の
コーディネーターの方にお会いした。
買春やポルノ被害に遭った子どもたちの
支援をしているとのこと。



ネットの普及を背景に、
子どもの性を利用する犯罪は
急増している。
2008年に明らかになったものだけでも、
児童買春・ポルノなどの事件は5000件を超えた。



性風俗店で働かされたり、
家庭で虐待されたり、
彼氏から暴力を振るわれたり、
強制わいせつ・性暴力の被害に遭ったり。



そうした子どもたちの相談に、
「ポラリス」は乗っている
必要に応じ、弁護士や警察など
専門相談機関への橋渡しも行なう。



あなたの身近にも、
助けを求めている子どもが
いるかもしれない。



--------



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
etc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



2010年6月22日火曜日

日本青年会議所でメディア・リテラシー講演

S_2




新潟県長岡市にて、
メディア・リテラシーをテーマに
講演を行なった。



日本青年会議所 北陸信越地区
新潟ブロック協議会の主催。



メディア・リテラシーとは、
情報を批判的に「読み解く」能力と共に
自らも情報を効果的に「発信する」能力。



講演会では
第一部で「メディア報道の読み解き方」について
お話をし、
第二部では「メッセージの伝え方」について、
主催者や一般の方々との対話形式で
進めさせて頂いた。



皆さん、大変興味を持たれたご様子。
終了後に開かれた拙著
『オトナのメディア・リテラシー』
『大人が知らない ネットいじめの真実』
即売サイン会では、
1人で4冊、6冊と買って行かれる方も。
ビックリするやら嬉しいやら。



ところで新潟といえば
美味しい水とお米、すなわち
ウマい酒である。
もちろん、色々と味わって来ました。
淡麗辛口は私の好みにピッタリ。



「越乃寒梅」は東京では
幻の酒で知られたが、
地元新潟ではブームは落ち着いたという。



最近は「緑川」や「景虎」が
注目とか……。
お好きな方、ご参考まで。



--------



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
etc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



2010年6月17日木曜日

【公開!】東京都条例案への論説(週刊メディリテ!)

毎日新聞「論点」に寄稿した
漫画の悪質な性表現規制への論説について、
「記事を読み逃したので
公開して欲しい」との要望を
相次ぎ頂いた。



確かに
当日の毎日新聞は
コンビニやキオスクでも
売り切れだったので、
私もすぐには読めませんでしたよ、ええ。



そんなわけで、
『週刊メディリテ!』上にて
特別掲載致します。



-------------------------------
【東京都青少年健全育成条例改正案
     ~悪質な性表現の何が問題か】



小学生の女児が、男性教師の下半身に……
 →続きは『週刊メディリテ!』で読みまっし





『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。  



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データetc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



2010年6月11日金曜日

11日(金)の毎日新聞「非実在青少年」

11日(金)の毎日新聞「論点」に、
東京都青少年健全育成条例改正案
(悪質な性表現を含む漫画の
子どもへの販売規制)について
寄稿している。

ご興味ある方はどうぞ。

なお、
メディアの性表現が子どもに与える
影響については、
『週刊メディリテ!』にて
生の声やアンケート調査データを
公開している↓


『渡辺真由子の週刊メディリテ!』



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
etc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



2010年6月10日木曜日

広告リテラシー講演

東京都大田区の男女平等推進センターにて
講師を務めた。
テーマは「広告とジェンダー」。



CMや雑誌・新聞広告は、
不特定多数の人の目に
繰り返し触れるだけに、
意識形成に与える影響も大きい。



今回の講座では、
広告が女性と男性の役割を
どのように描いているかを、
メディア・リテラシーの理論を使い
読み解いていった。



参加したのは
子育て中の母親の方々。
「女性も疲れているときは
栄養ドリンクを飲みたいのに、
広告に登場するのが男性会社員ばかりなので
手に取りにくい」
などの指摘が。



ジェンダー意識に囚われた企業は、
商機を逃しているかもしれないね。



広告リテラシーを詳しく知るなら……↓








オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー





2010年6月6日日曜日

「文化通信」に『週刊メディリテ!』 &東京都条例

マスコミ界の専門紙「文化通信」が
元祖「電子書籍」である
有料メルマガ人気について特集し、
『週刊メディリテ!』が紹介された。



まぐまぐの有料メルマガを購読する人は
現在、約14万人に上る。
記事はこの人気について、
「手元に届く『有料セミナー』のようなもの」
と分析している。



記事中の私のコメントは次の通り:



「ポルノの影響に関する原稿は元々、
大手出版社からの依頼で書いた。
だが問題意識に差があったため、
有料メルマガで出すことにした。
メディア・リテラシーへの意識が高い
人々に購読頂いているようだ。

今後もこの形態は、
出版社の営利に左右されず
質の高い情報を発信する場として、
広まっていくのではないか」



なお最近話題の
東京都青少年健全育成条例改正案に関し、
「非実在青少年」の悪質な性描写を
規制すべき根拠も、
ココに詰まっている↓



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
etc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



2010年6月2日水曜日

父親の甘いAV管理(週刊メディリテ!)

【友人の父のAVを盗み見】



「家にお父さんが隠しているAVがあるんだ。
見つけちゃった」
キョウコ(仮名)が中学1年生のとき、
友人が興奮した様子で言ってきた。

みんなで見ようよ、とその子の自宅へ。
両親が外出している隙に……
 →続きは、『週刊メディリテ!』で読むげんろ





【今週の『週刊メディリテ!』概要】
 『性コミュニケーションのズレ
   ~若者のHメディア・リテラシー』



・子どもがポルノに接する機会は
 実は家庭に!



・女子中学生がAVを見た感想は?



------------------------------------



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。  



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データetc......
 →【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------



参加者の声

講演参加者から寄せられた感想を
抜粋しています:





【ネットいじめ関連】 講演記録集



・豊富な取材、執筆活動からの具体的な事案が紹介され、
とても参考になりました。「加害者ケア」の内容は
ショッキングでしたが、日常のモラル指導や心の教育、
道徳教育の一層の充実が必要であると改めて感じました。



・ネットいじめに関して最先端にいる方の話を聞くことが出来て、
良かったと思いました。プロフについてそれなりの知識を持っていた
つもりでしたが、知らない単語も出てきて、担当者として勉強不足を
感じました。



・ネットに限らず、いじめの根本的な部分を理解することが出来て、
今後の教育活動に役立ちました。



・子どもを守る対策として、プロフを安易に禁止しないということを
言われ、「はっ」とさせられました。将来を見据えて根本的なことを
私たち教師が指導することが大切だと思いました。



・具体的な事例や、子どもを守る対策などの提言は、
大変わかりやすく、我々大人、教師の
指針になるものだと思いました。
子どもの心に寄り添うことや、メディア・リテラシーの大切さを
教えられた講義でした。



・丁寧で分かりやすいお話で、初めて知ったことや
これから気を付けて行かなくてはいけないことなど、
とても参考になりました。





【メディア・リテラシー関連】 講演記録集



・「日ごろ疑問に思っていたことを、
わかりやすく理論的に、体系的に教えてもらって
良かった」



・「今までマスコミから与えられる情報に対して、
すごく受け身で、それに感化されすぎていたなと思った。
疑ってかかる視点が大事であると思いました」



・「ニュースの裏を深く理解することが出来、
ジェンダーとの関わりに気付かされた」



・「テレビ、新聞の情報を当たり前に受け取らず

よく見極めたいと思った」



・「普段何気なく聞いたり見たりしているものに対して、その意図を考えたり見極めたりする必要があると感じた。
子どものためにも、まずは自分が!」



・「自分の考えや主張だと思っていたことが、メディアからの刷り込みかもしれないと思うと怖い」



・「メディアに『裏』があることを確認できた」



・「情報の意図を読み解くということを、具体的な事例でわかりやすく
説明されたのが良かった」



・「今後のメディアとの関わりの参考になった」



・「ニュースの作り方が理解できた」



・「今後、テレビや新聞の見方が変わりそう」










【男女共同参画関連】 講演記録集



・「“女だから”と逃げの口実にしてきていたのではないかと
自分を振り返った」



・「自分が知らず知らずに、ジェンダーへの偏った見方、
考え方を子どもたちに植え付けていたのではないかと
気付かされた」



・「日々の忙しさに流されていたが、今回の講座に
覚醒された。とどまって深く考えないと!」



・「CMや雑誌で見る母親はみな優しくて笑顔で、
自分もあんな風に完璧な母親にならねばと
焦っていた。でも現実は子どもにイライラすることも
あり、ダメな親だと落ち込んでいた。
きょうの話を聞いて、心が軽くなった」



・「自分は古いジェンダー意識を自然に受け入れてきたのだなあ、と改めて感じた」

・「メディアの思うツボにはまらないようにしたい」



・「メディアを他の角度から見ていない自分に危機を感じた」





・「知らないメディア・リテラシーについて初めて接することが出来、
とても良い内容でした」



・「女性に対する偏った見方がメディアでされているということは、全く考えていなかったので
発見でした。これから気を付けて見たいと思います」



・「日頃、心の中でモヤモヤしていたことが、ああそうだったのかとスッキリした気持ちになりました」



・「わかりやすい説明で、楽しめる講座でした」







講演に関するお問い合わせ・お申し込み










----------------------------------------------



2010年6月1日火曜日

長崎でネットいじめ講演&ゆでピー

先週末は長崎へ飛び、
「深刻化するネットいじめ
 ~その現状と大人の役割」
とのテーマで講演した。
長崎純心大学心理教育相談センターの主催。



長崎では過去に
小6女児によるネット絡みの同級生殺人事件が
発生したことから、
人々のネット問題への関心は高い。
今回も、教育・保健・福祉・警察関係の方々が
集まって来られた。



ところで、
「ゆでピー」というのをご存知だろうか。
長崎空港がある大村市の飲食店で出会ったコレ。
なんと、茹でたピーナツである。
落花生が殻ごとゆでられていて、ふにゃふにゃ。
殻をこじ開けると、
塩気のある汁と共に、ぐにゃぐにゃのピーナツ登場。



大村市限定の特産品らしい。
なかなかウマかとって。



------------------------------------



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 





メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
子どもを取り巻く性的メディアの現状etc......
 
【バックナンバー 一覧】



★登録者のみ購読可能
         →登録の手続きはこちら



------------------------------------