2017年2月22日水曜日

東京都委員に就任(「自画撮り」被害防止)

このたび、第31期東京都青少年問題協議会委員を
務めることとなった。

この協議会は小池百合子都知事の附属機関で、
今期は、子どもの「自画撮り」被害への対策を審議する。

自画撮り被害とは、
子どもが相手に騙されたり脅されたりした結果、
自分の裸等をスマートフォン等で撮影(自画撮り)し、
メール等で送信するケースだ。

私はメディアと人権の問題を研究すると共に、
現場で自画撮り被害に悩む子どもを取材してきた。
そうした経験を基に、
東京都がより「子どもたちの現実」に沿った施策を打ち出せるよう、
協力出来ればと考える。

http://www.amazon.co.jp/dp/4335551754/
自画撮り被害の現状と対策について
詳細な解説は、
拙著 『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』
で述べている。


■著者インタビュー記事はこちら



なお、先日開催された第一回の協議会の模様は
各マスコミで報じられているので、
ご参考まで。


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2017年2月9日木曜日

『児童ポルノ規制の新たな展開』(博士論文)


『児童ポルノ規制の新たな展開』渡辺真由子著先日お話したように
このたび慶応義塾大学より博士号(政策・メディア)を授かった。

肝心の博士論文の題目はこちら:

『児童ポルノ規制の新たな展開
-創作物をめぐる国内制度の現状及び国際比較による課題-』

New Dimension of the Regulation of Child Pornography: Japan’s Current Legal System of Virtual Child Pornography and Issues in International Comparison

 本研究では、実在しない子どもを性的に描くマンガやアニメ、ゲーム等の表現物(「創作子どもポルノ」)の規制に関し、国際社会の枠組みとは日本の規制状況が取り組みを異にするという課題において、それらが一致していない要因に着目し、子どもの性に関する人権保護へ向け、国際規範との整合性を確保する上で必要な方向性を提示している。児童ポルノ規制をめぐる従来の主な研究が「表現の自由」の観点から議論されてきた中、本研究は「人権」の観点から新たな児童ポルノ規制のあり方を考える上での先駆的成果となることを目指したものである。

本研究の提言は、我が国における創作子どもポルノ規制の法整備のあり方にまで踏み込んでいる。今後は法整備の実現へ向け、立法関係者等からの要請があれば、本研究による知見を基に微力ながら貢献出来ればと考える。また、日本における創作子どもポルノ規制をめぐる事情は、本研究でも見たように、国際社会から高い関心を持たれている。本研究が明らかにした日本の視点の現状が、国際社会からの関心に応えるものであれば幸甚である。機会があれば国際機関等において、本研究の知見を広く共有し、子どもの性に関する人権を世界レベルで保護するために、我が国に求められる規制のあり方を議論したい。

折しも2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、日本の漫画やアニメを海外に発信する「クール・ジャパン戦略」が政府を筆頭に推進される中、我が国には今こそ、創作子どもポルノ規制において国際規範に沿った人権感覚を適用することが望まれる。

この論文の要約については、こちらでお求め頂けます。

【謝辞】
本博士論文の研究・執筆にあたっては、下記の方々から熱意ある丁寧なご指導を頂いた。
ここに改めて感謝の意を表します:

<主査>
新保史生
<副査>
加藤文俊
岡部正勝
菅谷実

(敬称略)



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2017年2月6日月曜日

博士号(政策・メディア)を取得

慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科より、
このたび博士号(政策・メディア)を授与された。

研究内容の詳細については後日述べよう。

今後は独立系メディア学者&ジャーナリストとして、機会に応じ
大学での客員講義や、国内外での講演を行っていければと
考えている
(ついでにブログも少々リニューアル)。

思い返せば、知人の方に博士課程への進学を勧められ、
「ジャーナリストとしての取材対象を
学術的な側面からも追究してみよう」と入学したのが
2010年のこと。

博士論文は3年ぐらいで書き上げられるかな~と思っていたら、
仕事との並行で予想以上に時間が取れず、
論文完成まで6年もかかってしまった。

それにしても
四十路を過ぎて博士号を頂くとは、
20代の会社員時代の私が
全く考えていなかったことである。

こちらで語ったように、
人間、幾つになっても
学びがあるものでございます。


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『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』


■著者インタビュー記事はこちら


「リベンジポルノなんて、
撮らせる人間が悪いんじゃないの?」

そう思うあなたは、是非どうぞ。



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