芝浦工業大学附属高校で、ネット・リテラシーがテーマの講演を務めた。
対象は、1年生の生徒約220人。
「中学から高校に上がってきたこの時期、ネット・SNS利用に関して、特に高校生が注意すべき点を話してほしい」
とのご依頼であった。
内容は一任頂いたので、
『ネットと恋愛と人権〜リスペクトしあうネット・リテラシー』という題名に。
『ネットと恋愛と人権〜リスペクトしあうネット・リテラシー』という題名に。
生成AIの普及に伴い、子どもも加害者・被害者になっている「性的ディープフェイク」問題のほか、リベンジポルノや自画撮り被害、グルーミング、性的同意についてお話した。
全体の流れは以下の通り:
●ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
●対策キーワード:「ネット・SNSリテラシー」とは?
●2大恋愛トラブルの現状とリテラシー
1.性的画像をめぐるトラブル
2.メディア情報の誤解
●被害にあってしまったら
参加した生徒のうち、男子の数は女子の倍以上。
「性的画像などの被害には男子も遭う」と話すと、
驚きの声がザワザワと。
そう、自分は男だからと油断できないのです。
ところで私は何を隠そう生粋の文系女子で、
理系のこちらの学校とは接点がないはず。
なぜ今回、お声かけを頂いたのだろうか。
「チャットGPTにお薦めしてもらいました!」
と担当者の方。
なんと、そういう用途にもAIを使うとは、さすが理系です。
それにしてもチャットGPT、隅に置けませんな。
【参考文献】
性的ディープフェイクや性的同意と、メディア情報の関係についてはこちら:
「メディアの性情報と性情報リテラシー® ~この10年で変わったこと、変わらないこと~」渡辺真由子 『現代性教育研究ジャーナル』(日本性教育協会)2025年3月号

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