2015年7月30日木曜日

SNS「ネッ友」作りの注意点をコメント@セブンティーン


発売中の女子高生向けファッション雑誌
『Seventeen』2015年8月号(集英社)が、
「安全なネッ友まにゅある」という特集を組んでおり、
ネッ友作りの注意点についてインタビューにお応えした。

「ネッ友」とは、
ネット上のSNSなどを通じて作る友達のこと。
このような友達作りに励む子どもたちが最近急増し、
同誌の読者アンケートによれば、
「ネッ友がいる」と答えた女子は6割を超える。
その多くは、ツイッターやLINEで知り合うという。

しかし、ネットで知り合うとなると当然何かと不安もあるだろう。
そうした子ども達のために、
私は<ネッ友作り安全策5ヵ条>を挙げている:

1.ネット上で個人情報を明かさない

2.相手に見られるという意識を持つ

3.相手の自己紹介をうのみにしない

4.相手の過去投稿は必ずチェック!

5.写真の位置情報はオフに設定する

SNSで誰かをフォローするということは、
相手に自分の投稿内容を見られてしまうということでもある。
「この画像や情報は、他人に見られて本当に良いものなのか?」
を常に意識しながら、
楽しく、かつ慎重に、友達作りをして欲しい。

このテーマについては、
また詳しくお話する機会があるかと思います!


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 【参考文献】

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2015年7月24日金曜日

「ママ友間のSNSリテラシー」講演

東京都内の某私立幼稚園にて
保護者向けに講演を務めた。

「SNSを上手に使おう!
 ~ネット・トラブルの現状と対策~」
がテーマ。

もちろん、
我が子が将来スマホを持つ時の準備として
知識を知っておいて頂くためではあるが、
今回はもう1つの目的が。

それは……
「ママ友」同士のSNS利用についても
考えてみましょう、ということ。

というのも、
主催した幼稚園によれば、
保護者のほとんどがスマホを所有している。
しかしママ友の間でSNSに対しての温度差があり、
LINEなどのトラブルで悩んでいる人も多い模様。

「是非、SNSの上手な使い方を伝えて下さい!」
との御依頼だった。

講演では、
・SNSは私たちのコミュニケーションをどう変えるか
・トラブル対策としての「SNSリテラシー」とは?
・SNSの3大トラブル
 -ネットいじめ
 -悪ふざけ画像
 -個人情報の流出

といった点についてお話。
真剣な表情でメモを取る
若いお母さんの姿もあった。

それにしても、
かつては大人が子どものネット利用に
ついていけないことが問題となっていたが……。

今後はSNSを使いこなす世代がどんどん親になり、
ママ友間のネット・トラブルも増えていくのだろう。

スマホ問題が新たなステージへと突入したことを
しみじみ感じたのでありました。






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2015年7月15日水曜日

岩手いじめ自殺でコメント@テレ朝














御報告が遅くなったが、
昨日の朝はテレビ朝日『モーニングバード』に
スタジオ出演した。

岩手で発生した
中2男子のいじめ自殺について、
いじめ問題を17年間に渡り取材を続けている
立場からお話。

この番組には
2011年の大津いじめ自殺事件の時も出演しているので、
当時との比較も織り交ぜながら。

・学校による一連の対応の問題点
・警察が捜査に入ることの意義
・いじめ防止対策推進法について

……といった点を述べた。

私は、今回の事案は
学校と家庭の初期対応に
改善の余地があったと考えている。

被害者は担任との交換ノートの中で
繰り返し加害者を名指ししていた。
「加害者のいじめを止めさせて下さい」との
強い訴えであったに違いない。

学校は早期に、
加害者を被害者から隔離したり、
加害者の保護者を交えて話し合ったりすべきだった。

担任は被害者にコマメに声掛けをしていたようだが、
本当に声を掛けなければならないのは
加害者に対してである。
加害者がなぜ誰かを攻撃したいと思ってしまうのか、を
掘り下げていかねば、解決につながらない。

家庭についても、
被害者からいじめの相談を受けた父親が、
「やられたらやり返せ」とアドバイスしたことが報じられている。

だが、これはいじめ対応では禁句だ。
やり返すのがどんなに怖いか。
しかも「やり返さないお前が悪い」と逆に自分が責められているように、被害者は感じてしまう。

おそらく被害者は、
自分の気持ちを受け止めてくれる場所は
学校にも家庭にもない、と
諦めの境地に達したのではないか。

 「いじめられたらSOSを出して」と大人は言うが、
今回、先生にも親にもSOSを出した結果がこれだった。
SOSを受けたらどう対応するか、という戦略が大人側に足りていない。

「被害者の気持ちになって」 対応が出来るかどうかが
分かれ目であったかと、悔やまれるばかりである。



 【参考文献】

1

大人が知らない ネットいじめの真実
(渡辺真由子著、ミネルヴァ書房)


中学道徳教材 採用文献 (3刷)



渡辺真由子 公式サイト
http://www.mayumedia.com/



2015年7月8日水曜日

中学生向けに「スマホ・LINEいじめ」講演

千葉県鎌ヶ谷市内の中学校にお招き頂き、
全校生徒向けに「ネットいじめ」について
お話させて頂いた。

こちらは、鎌ヶ谷市男女共同参画室が主催した人権講演会。
法務局の方や人権擁護委員の方々も参加された。

昨年に同市の中学校で行った講演が好評だったとのことで、
今年もお声かけ頂いたもの。
お役に立てるのは嬉しいことです。

講演の冒頭、生徒たちに
「スマホを持っている人?」と聞くと、
実に7割前後が手を挙げ、
これには先生方もビックリしていた。
さらに、スマホを所有する生徒のほとんどは
LINEを使っているという。

まさに、今回の話の内容を早急にお届けしたい
面々である。

さて、講演では
まず「ネットいじめの現状」として、
・ネットいじめの具体的な事例
・ネットならではの問題点
といったものを挙げた。

続いて「ネットいじめの対策」として、
・「ネットリテラシー」とは何か?
・ネットいじめのリテラシーとは
・被害に遭った時の対処法
・加害者にも被害者にもならないために出来ること
といった点をお話。

生徒たちにとっては
やはり大変身近な問題らしく、
熱心にこちらを見つめる瞳が印象に残っている。

講演後、
人権擁護委員の方々から
「大変わかりやすく有意義なお話でした」
との御感想を頂いた。

学校側も、
「『ネット利用をコントロールするのは自分!』という言葉が、
生徒たちの心に響いたと思います」と
ご紹介下さった

子どもたちの反応を間近に感じながらお話するのは
私としても一際やりがいがある。
皆さま、ありがとうございました!


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1

大人が知らない ネットいじめの真実




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法務局の専門官や人権擁護委員の方々も御参加。
主催は鎌ケ谷市男女共同参画室。
鎌ケ谷市男女共同参画室の大伯と申します。

2015年7月3日金曜日

『まゆマガ』お手頃キャンペーンがスタート!

私が毎週お届けしている有料メールマガジン
『渡辺真由子の週刊メディリテ!』(愛称『まゆマガ』)

お陰さまで御好評を頂き、
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嬉しい悲鳴を上げております。

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なお、毎週もれなく付いてくる
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では、このメルマガがあなたの人生の
新たな羅針盤となることを祈って……!


<追記>キャンペーンは終了致しました。
たくさんのご登録、有難うございました!

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2015年6月26日金曜日

元少年A(神戸連続児童殺傷事件)の手記『絶歌』を読む(寄稿)

ニュースサイト「Japan In-depth」に寄稿しました:

------------------------

【「少年A」が語らなかったこと】

~誰がなぜ、彼を「受け入れなかったのか」~



「答え」をずっと探していた。
1997年に神戸連続児童殺傷事件を起こした元少年Aによる手記、
『絶歌』(太田出版)を読みながらのことだ。
当時14歳の中学3年生だったAは、なぜ犯 罪の道へと足を踏み入れたのか。
この世にオギャアと生まれ落ちた時から犯罪者だった者などいない。
本手記をめぐっては、
遺族への対応などの面で様々に批判 が巻き起こっているが、
犯罪者が「出来あがる」原因の究明につながるのであれば
社会で共有する意義はある。
そう思いながら読み進め……<続きを読む>






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2015年6月15日月曜日

「性情報リテラシー」とは何か

「性情報リテラシー」とは、
私が2012年に発案し、提唱している新たな知の分野である。

性情報とメディア・リテラシーを掛け合わせたもの。
すなわち、
“メディアが発信する「性に関する情報」を
批判的に読み解く能力”
を指す。

この性情報リテラシーについて、最近は
性教育はもちろんのこと、デートDVやジェンダーの観点からも
関心をお寄せ頂くことが増えてきた。

そこで、
性情報リテラシーがいま必要とされる背景を
改めて解説しよう:


【なぜいま「性情報リテラシー」なのか】


「日本人の性生活満足度は15%で、世界最下位」
コンドーム・メーカーのデュレックス社が2007年、世界26ヵ国を対象に行なった衝撃の調査結果である。日本人の実に8割以上が、配偶者や恋人との性的コミュニケーションに不満を抱いている実態が明らかになった。

この状況はいまに始まったことではない。さらに遡ること8年の1999年、NHKが日本の40歳代から60歳代の中高年カップルに実施した調査によると、性生活に満足している割合は男性が約8割に上るのに対し、女性は約6割に過ぎない。性生活を「快楽」だとする割合も、男性は4割だが女性は1割のみ。中高年の女性と男性の間では、性生活をめぐる感じ方のズレが広がりつつある。人生のあらゆる面でベテランの域に達する彼ら彼女らが、なぜお粗末な性的コミュニケーションに甘んじなければならないのか。これでは熟年離婚が増えるのも無理はない。

AV、ネットのアダルトサイト、美少女ゲームにエロ漫画……。性情報を発信する「性的メディア」が氾濫するこの国で、性をめぐるコミュニケーションが貧弱化しているのは何故か。元来、性交の方法は、親も学校もまともに教えてくれるものではない。人々は性交に関する実用的な情報について、こうした性的メディアをいわば「教科書」に学んできた。しかし、異性に関して性的メディアが発信する情報と、現実の異性の気持ちには、実は深い溝がある。ここが、ズレを引き起こす要因ではないか。

メディアの情報を鵜呑みにせず、自分の頭で判断する能力を「メディア・リテラシー」という。もしかしたら日本人の性生活には、性情報に対するリテラシーが足りないのかもしれない。中高年の男女の性生活でさえこのような実態ならば、性行為を始めて間もない若者たちはどうなのだろう。現在20歳ぐらいの若者たちが生まれたのは1990年代前半。小学生の頃には、インターネットや携帯電話の登場による「IT革命」に遭遇した世代だ。若者を取り囲む性的メディア環境は急速に進化している。何よりネットの登場で、未成年でも性情報にアクセスし易くなったことの意味は大きい。

いまどきの若者たちはどんな性的メディアを見て、どんな性生活を送っているのだろうか。やはりズレはあるのか。昨今の男子は恋愛に受け身な「草食系」、女子は積極的な「肉食系」とメディアにラベル付けされているが、こと性生活に関しては本当にそうなのか。

この問いを検証するため、筆者は東京都内の複数の大学に通う2年生から4年生の男女計141人を対象に、性をめぐる様々な事柄についてアンケート調査を行なった。さらにそこから8人の男女を抽出し、個別にインタビュー取材を重ねた。8人は全て、高偏差値大学に通う4年生。まさにこれから、日本をリードする大企業で活躍しようとする人々だ。こうした人材は、どのような性意識を持ったまま社会へと出ていくのか。彼ら彼女らが性的メディアからどういったメッセージを受け止め、それらを自分の性行動にどう反映させているかを分析する。

また、そもそも現代のメディアに浸透する「性」の価値観は、いつ頃生まれ、どのように広がっていったのか。この点についても、戦前からの雑誌を仔細に検証する。性的メディアのネット版が増えようとも、雑誌は最も身近な性の情報源として昔から幅広い年齢層に手に取られ、時代の風俗を映し出してきたからだ。

もちろんあなた自身の性生活も、性的メディアを目にしたことがあるのであれば、その影響と無縁ではいられない。ご一緒に、「性情報リテラシー」を探求する旅に出かけましょう。

『性情報リテラシー』(渡辺真由子著)まえがきに加筆修正

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