2009年2月18日水曜日

「メディアに隠された意図を読み解く」講演

「メディア・リテラシーを身に付け、
メディアに隠された意図を読み解く」
というテーマで講演を行なった。
栃木市教育委員会の主催による、PTA連合会にて。



ちょうど麻生内閣が揺れに揺れているこの時期、
各メディアがどのように政治を報じているのか、
その背後にどんな意図が隠されているのかを読み解くことは、
「賢い有権者」であるために
今後ますます必要とされる能力であろう。



「情報が溢れている今日、見極めが必要と勉強になりました」
と、参加した年配男性の方から感想を頂いた。



メディアが世論を決めるこの時代、
メディア・リテラシーは教育、政治、企業経営など
あらゆる分野で役に立つ。

余談だが
栃木って都内からちょうど1時間で着くんですね。
近い近い……と思っていたら、復路は強風で新幹線に乗れず。
倍の時間をかけて帰ってきました。

さて、きょうの内容を深める本、
もうおわかりですね↓

おすすめポイント:
『客観報道は幻想である』の項参照








オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー





2009年2月12日木曜日

「料理合コン」の魅力

「料理合コン」というのが話題を呼んでいる。
いわゆる婚活用の合コンの一種だ。
初対面の女性と男性が料理教室で2人1組になり、
料理を作る。完成したら、食事しながらワイン片手におしゃべり。



こんな形の合コンを発明した人は、素っ晴らしいですね。
いまどきの女性にとって、旦那にするなら
「料理の出来る男性」は非常にポイントが高いからだ。



女性が働いている場合、
疲れて帰宅したら旦那が温かい食事を用意して
待っていてくれれば、そりゃー嬉しい。
ロマンスグレーの上司からの誘いも断って
真っ直ぐ帰るでしょう。



女性が外で働いていない場合でも、
家事・育児は、年収換算700万前後に値するとされる
立派な「仕事」である。
週末の料理は、旦那と分担することになるでしょう。



何より、夫婦のどちらか1人しか料理が出来ないより
2人とも出来た方が、
食事内容のレパートリーが広がって
人生がもっと楽しくなるではないか。



よって、「料理は女がすればいい」と信じている男性は、

結婚市場から駆逐されていくわけですね。
『女性のハートは胃袋で掴め!』の時代である。



ところが従来、
料理が出来る男性かどうかを見極めるには
その人を自分の家に招くか、相手の家へ行かねばならなかった。
つまり、事前にある程度親しくなっておく必要があった。



しかし「料理合コン」であれば、
恋愛における面倒くさいプロセスをすっ飛ばし、
初対面にして
相手の料理の腕を知ることが出来るのである。
そもそも料理することが嫌いな男性は参加しないだろうから、
「婚活」としては効率がいい。



実際にこの手の合コンの企画サイトを見てみると、
女性の参加予約は2ヵ月先まで埋まっているのだ。
独身男性のあなたも参加してみては?
別に上手く作れなくても、
「やる気」を見せりゃいいんです。






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2009年2月6日金曜日

メディア・リテラシーの大学講義

慶応大学メディア・コミュニケーション研究所における
今学期の講義が終了した。



最終課題として、学生たちには
ミニ・ドキュメンタリーを制作してもらった。



私の講義は学期前半で、
テレビ番組・新聞報道の読み解き方や、
背後に含まれる「作り手の意図」を
教える。
その理論を体得するため、
最後は学生自身が「作り手」になるのだ。



ニュースを専門家に解説させるのは
メディアの常套手段だが、
その専門家の主張が
自分の伝えたい内容と異なる場合、どうするのか?



インタビューで拾った声は
どのように取捨選択するのか?



バラエティ番組に誇張が含まれていることは
何となく感じ取っていても、
ドキュメンタリー番組は真実を伝えていると
思っている人は多い。



学生たちは今回の制作体験後、
「ドキュメンタリーにも
作り手の意図が多分に入り込んでいることが
わかりました」
と話していた。



このように
メディア・リテラシーを理論と実践の両面から
身に付けてもらう講義は、
出張の要請にも応じている。



折りしも昨日、
ブログ炎上をめぐる一斉摘発が
行なわれたばかり。
今後は「ネット・リテラシー」も益々重要になるだろう。



■関連情報 ・「恋愛リテラシー」の大学講義
         ・慶応白熱教室
          ・慶応大学ラスト講義



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…全く余談だが、ビール腹男性の改善策を思いついた。
詳しくはメルマガ末尾のプライベート・コラムで☆



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講義で使用するテキストはこちら↓    








オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー





2009年2月1日日曜日

緊急セミナー「ネットいじめと携帯問題」

文科省が携帯の学校持ち込み禁止を通知した30日、
福岡市で緊急セミナー「ネットいじめと携帯問題」が開かれ、
講師にお招き頂いた。
ヒューマンアカデミー福岡校が、
教員や保護者向けに主催したものだ。



福岡県内では芦屋町が今月
「脱ケータイ宣言」を行なったこともあり
参加者数は予想以上に多く、
地元の新聞社やテレビ局も取材に来ていた。



セミナーでは、
ネットいじめの具体的な手口や
対策としての応急処置法、
さらに根本解決法についてお話した。



既に拙著『大人が知らない ネットいじめの真実』
読まれた参加者の方もいて、
「実際にお話を聞けて本当に良かったです」と
サイン会で声を掛けて下さり、嬉しく思う。



なお、文科省が携帯の学校持ち込み禁止を通知した
件について、私のコメントは下記の通りである:



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・ 携帯電話の持ち込みは既に多くの学校で規制されているが、子どもたちはこっそり持って来ているのが実態だ。教師の目を盗み、休み時間やトイレの中で、盗撮や誹謗中傷の書き込みを行なっている。このため、単に持ち込みを一律規制することが、ネットいじめの防止に有効だとは思えない。今回の規制明文化はむしろ、携帯の絡むトラブルが学校内で発生した場合に責任を逃れるための、国によるパフォーマンスではないか。



・ 最も重要なのは、携帯を「どう使うか」を教えることである。文字コミュニケーションの危険性への理解や、発信内容が相手に与える痛みへの想像力を育むための、ネット・リテラシー教育が求められている。そのためには、まず教師や親がネットいじめの真実を知り、「文字の暴力」が子どもに与えるダメージの大きさを認識しなければならない。





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■ネットいじめと携帯持ち込み問題を考えるなら……↓








大人が知らない ネットいじめの真実


著者:渡辺 真由子



大人が知らない ネットいじめの真実





2009年1月29日木曜日

浪人禁止令

センター試験も終わり、
本格的な受験シーズンに突入する頃だ。
最近聞く言葉は「カーナビ親」。
子どもに先回りして、進学先を
あれこれ道案内する親を指すらしい。



子どもは、親を怒らせたりガッカリさせたくないから
カーナビ親に言われるがままに受験する。
その結果、合格後は意欲がわかずウツになったり
グレたりする子が目立つという。



子どもには学力の背伸びをさせず
「身の丈力」で勝負させよ、と
私は以前の記事で述べた。
そのために「塾をなくせ」と提唱しましたよね。



今回、新たにもう一つ提案をしたい。
それは……「浪人はさせるな」。



せっかく皆が塾に行かず
「身の丈」に応じた大学へ進む環境が整っても、
浪人を許すようでは意味がない。
ワン・モア・チャンスを与えることになるからだ。



浪人させれば一年余分にカネがかかる。
この時点で、親の経済力による格差が生まれるだろう。
さらに、浪人という制度は
「もう一年頑張れば志望校に合格できる」という期待を
親に抱かせる。子どもの「身の丈力」に納得出来なくなるのだ。
もちろん子ども自身も、諦められない。



部活動に熱中し過ぎたあまり志望校に受からなかった?
良いではないか。
その子は、勉強とは別の分野に秀でているのである。
「そうは言っても、他の子たちが浪人して高偏差値大学へ
入ったら、ウチの子だけ負け組になってしまう」
との心配はごもっとも。
だから、浪人という制度自体を無くしてしまうのだ。



そのためには、以前提案したように
塾ではなく学校教育の充実が必要だ。
子ども自身にも、
「この大学に入ってあれを学びたい」といった明確な目標があるなら、
学校の勉強を頑張って成績を伸ばせばいいのである。
それでも現役合格できなければ、そりゃ「身の丈」である。



ベネッセ教育研究開発センターの調査によると、

子どもに中学受験させる保護者は、

「友人を大切に」「他人に迷惑をかけない」といった要素を

子どもに期待する割合が低いという。
ここから、どんな人間が育つのだろうか。



ちなみに上記の記事
『お金をかけずに慶応大に現役合格する術』

をテーマに本を書こうかと提案したところ、
「そんな本があるなら是非読みたい」という声を
相次いで頂いた。
やはり「身の丈力」が、
いまの時代を心穏やかに生きるためのキーワードなのであろう。



2009年1月19日月曜日

「携帯持込禁止とネットいじめ」で講演

ネットいじめ対策をテーマに、
埼玉県で講演を行なった。
主催は、高校のPTA。
保護者や教員の方々が参加した。



講演では、
「ネットいじめの実態」や「大人はどうすべきか」
といったことに加え、
「携帯持込禁止」の動きについてもコメントさせて頂いた。



教育再生懇談会や一部地方自治体は、
学校への携帯持ち込み・使用禁止の規制を進めている。
だが、私が全国の学校を回って見た限り、
携帯持ち込み禁止は既に多くの学校で行なわれていることだ。
そして先生方は皆、ため息混じりにこう言う。
「禁止したって、こっそり持ってきてるんですけどね」



そう。規制の目をくぐり抜けて、休み時間や登下校に使うのだから
意味がない。禁止すれば問題解決、というわけではないのだ。
最も大事なのは、「どう使うか」を教えることである。
そのために必要なのが、「ネット・リテラシー」だ。



ネット・リテラシーって何? という方は、こちら↓


大人が知らない ネットいじめの真実



おすすめポイント:
第3章
「心の教育のためのネット・リテラシー」参照








大人が知らない ネットいじめの真実


著者:渡辺 真由子



大人が知らない ネットいじめの真実





2009年1月16日金曜日

「メディアと性教育のリテラシー」出版へ

1月も中旬に入ると、すっかり通常業務モード。
「お正月なんてあったっけ?」と首をひねる方も
多いことであろう。
ここらであなたの『新年の誓い』を
読み直しましょうや。



きょうは、そんな新春に相応しいお話である。
私の今年のテーマが
『性教育とメディアの融合』であることは
前に述べたが、
この内容を本にまとめることになった。
秋頃の出版となるだろう。



私たちの性行動にメディアが与える影響は、
非常に大きい。
だからこそ、性表現に対する
メディア・リテラシーが必要になる。
思春期の子を持つ親や、
性教育に従事する教師の方々にも
役立つ内容にするつもりだ。



目下、このテーマの取材で
慌しい日々を送っているが、
新たな発見が次々出てきて面白いったら。
どんな発見かって……?
それは、出版後のお楽しみ!



ちなみに、この本の前身となるのが、
昨年夏に出版した
『ニッポンの評判』(新潮社、共著)である。
日本のポルノが世界中で絶大な人気を
集めるのは何故なのか? を分析、
解説している。
新著を待つ間に、まずはこの本で
予習しておきましょう↓



      




ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書)

 



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