2016年5月24日火曜日

僧侶の皆様に「SNSと青少年の人権」講演

智積院(ちしゃくいん)にて講演を務めた。
京都に総本山を置くお寺である
(講演会場は東京)。

僧侶の方々向けの
人権研修会ということで、
「SNSと青少年の人権」をテーマに、
ネットが児童や青年に
与える影響についてお話。

具体的には、
・個人情報の流出
・モラル・ハラスメント
・ネットいじめ
・リベンジポルノ

といった問題の現状と、対策としての「SNSリテラシー」について。

会場には当然ながら僧侶の皆さまがズラリ!
しかも開会式では声を合わせて
お経をお唱えになりました。

まさに、壮観であります。

法話で教育問題を取り上げられることもあるそうで、
皆さま、真剣な表情でお聞き下さいました。

ちなみに智積院には、
国宝である長谷川等伯の「楓図」が収められている。
 
なんと、私が先日
石川県七尾美術館の長谷川等伯展で購入した
クリアファイルに掲載された絵柄と同じもの(画像)。

こんな偶然ってあるんですねえ。


【参考文献】

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『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』


■著者インタビュー記事はこちら


「リベンジポルノなんて、
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2016年5月16日月曜日

保育士の卵に「メディアとジェンダー」の大学講義

新年度が始まり、
あっという間に1ヵ月あまりが経ちましたね。
私の方は何かと予定に追われ、
ブログの更新がすっかり遅くなってしまいました
(手短な近況はツイッターフェイスブック
お知らせしているので、
よろしければチェック下さいまし)。

さて、
昨年度から大学で、
新たな講義を担当している。

保育士を目指す女子大生を対象に、
「メディアとジェンダー」の関係性を教えるものだ。

保育士というのは
幼い子どもたちにとってみれば、
自分の知らない社会の「価値観」や「常識」を教えてくれる
いわばメディアのような存在である。

だからこそ、
保育士自身が
社会に浸透している「女らしさ」や「男らしさ」、
すなわちジェンダーの偏りに気付き、
子どもに対し、性別の枠を押し付けないよう
接することが重要だ。

戦隊ロボットで遊ぶ女の子に
「女の子らしくないから」とお人形遊びを勧めたり、
転んで泣いている男の子に
「男の子なのに泣くなんておかしい」 と言ったりは
しないということですね。

私の講義では、
広告やニュース、映画、インターネットなどに潜む
ジェンダーの偏りを分析し、
学生たちに情報を読み解く目、
いわゆる「メディア・リテラシー」を養うことを
目指している。

理論を教えることに加え、
学生たちには
日頃接しているメディアをジェンダーの観点から
リサーチし、ディスカッションを行って
考えを深めてもらう。

さらに、
「私のメディア史」を振り返るレポートを課したところ、
自分のジェンダー観が、
幼児期に接したおもちゃやアニメに
大きな影響を受けていることに気付く学生が続出した。

学期末、学生からは
「自分の中でジェンダーへの問題意識が根付いた」
「今までで一番楽しい授業でした!」
などの感想が寄せられ、
教え甲斐があるなあ、とシミジミ。

ジェンダーを理解することで、
子どもの性別にとらわれずに
「個性」を伸ばせる保育士が増えるよう、
願っている。


【参考文献】

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%8A%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E7%9C%9F%E7%94%B1%E5%AD%90/dp/4903724077/ref=as_sl_pc_tf_mfw?&linkCode=wey&tag=mediaw-22
 
 

『オトナのメディア・リテラシー』








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2016年4月12日火曜日

中高生へ「スマホとSNS」トラブル対策講演

東京都内の中学校にて、
全校生徒向けに講演を務めた。
「SNSの正しい使い方」がテーマ。
最近、この種の御依頼が増えている。

講演会に先立ち、
こちらの学校が生徒にとったアンケートによると、
「SNSなどで、知らない人とやりとりをしたことがある」
と答えた生徒が40%に達し、
「個人情報を伝えた」「個人の写真や動画を送った」
「会った」も各数%いた。

一方、
「家庭でスマホなどのルールがある」生徒は
36%にとどまる。

埼玉の女子中学生が誘拐・監禁された事件では、
容疑者の男が
「少女の傘に書かれた名前を確認した」
と供述していると報じられた。

http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%97%A5%E2%80%95%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E4%B8%AD%E6%AF%92-%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%A4%A9%E5%9B%BD-%E4%B8%BB%E5%A9%A6%E3%81%AE%E5%8F%8B%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E7%9C%9F%E7%94%B1%E5%AD%90/dp/4072733474/ref=as_sl_pc_tf_mfw?&linkCode=wey&tag=mediaw-22
これがSNSであれば、
より詳細な個人情報がつかまれていたことだろう。

顔写真や名前、学校名、誕生日、
さらに住んでいる地域やよく行く場所、
利用する電車の路線まで、
SNSはまさに「個人情報の宝庫」といえる。

子どもたちがSNSでどれほど
個人情報を「ダダ漏れ」させているかは、
元祖SNS本である拙著
『子どもの秘密がなくなる日~プロフ中毒ケータイ天国』
に詳しい。

講演では、
個人情報を流出させないための
SNSの賢い使い方や、
性的トラブルやリベンジポルノへの
対策として知っておきたい「SNSリテラシー」について、
解説させて頂いた。

生徒たちは
色々と身に覚えがあったようで、
講演を聞く表情から
切迫感すら伝わってくる。

終了後には、
生徒たちの感想が詰まった文集を頂いた。
スマホやLINE利用についての
トラブル体験や悩みがびっしり。
「SNSの使い方は
知っていたつもりだけど、
初めて知ったことが沢山」との
声が多かったのが印象的だった。

そう、「知ってるつもり」が一番怖いんですねえ。

続いて、
埼玉県内の高校でも
生徒向けに同様のお話を。

こちらの学校もやはり事前に生徒へ
ネット・トラブルのアンケートを取っており、
「LINEでケンカになった」
「ツイッターに自分の画像を勝手に載せられた」など、
生徒たちが様々なもめ事にあっていることが明らかになった。

講演後、「生徒からも先生からも大変好評でした」
と主催者の方。
お役に立てれば幸いです。

関係者の皆さま、有難うございました!



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2016年3月31日木曜日

メディア・リテラシー入門



http://mayumedia.blogspot.jp/2016/03/blog-post_8.html 頻発する残虐な少年事件やいじめ、性犯罪に、メディアの影響が注目されている。テレビ局の捏造やヤラセ、新聞の誤報、インターネットを介した犯罪も相次いでいる。受け手の側に、メディアを鵜呑みにしない力がいまほど求められる時代はない。
 
2005年1月、私はカナダのバンクーバー空港に降り立った。7年間勤めたテレビ局を退職し、メディア・リテラシーを研究するためだ。

テレビ局時代は報道記者・ディレクターとして警察キャップなどを務める傍ら、セクシュアル・ハラスメント、ドメスティック・バイオレンスなどの女性問題や、性同一性障害、自閉症、若者の性行動の取材に打ち込んでいた。これらのテーマでドキュメンタリーやニュース特集を数多く制作。社会の差別や偏見をなくしたいとの思いからだった。

だが一方で、いじめのヒントを与えるようなバラエティ番組や、性を興味本位に扱う広告は増長するばかり。一作り手として歯がゆかった。メディアも企業なので、視聴率を上げたり読者の数を増やしたりするためなら低俗な情報も流す。これはもう、メディアの受け手自身が、情報に流されない目を養う必要があるのではないか。そんな危機感に駆られていたときに出会ったのが、メディア・リテラシーという学問だった。

メディア・リテラシーは、「メディアの特質、手法、影響を批判的に読み解く」能力と、「メディアを使って表現する」能力の複合である。カナダは1987年、世界で初めてオンタリオ州がメディア・リテラシー教育を国語のカリキュラムに取り入れ、2000年までに全ての州が義務化した、メディア・リテラシー教育先駆けの国だ。

日本でも政府がメディア・リテラシーの重要性を提言し、学校教育でコンピューターやインターネットを活用したり、テレビ局が番組の制作過程を公開したり、市民団体が自分たちで映像作品を作ってみたり、といった取り組みがこの10年ほどで見られるようになった。しかし、その内容のほとんどは「メディアを使って表現する」能力の育成に主眼を置き、メディア・リテラシーの最大の目的である「メディアを批判的に読み解く」視点は、抜け落ちている感がある。

メディアの特質、手法、影響を理解するには、メディアの作り手がどのような「意図」を持って情報を流しているかを知らねばらない。この本は、カナダのメディア・リテラシー教育が取り入れる世界先端のメディア分析理論と、作り手としてメディア業界に身を置いてきた私の経験に基づき、メディアの裏に隠された意図を解説する。広告、テレビ、新聞から映画、インターネットまで、メディア全般の読み解き方の基本がおわかりになるはずだ。

また、メディア・リテラシーは子どもに教えるものと捉えられがちだが、この本は敢えて大人のあなたをターゲットにしている。メディアの読み解き方を教わる機会がないまま成長した大人にこそ、ここに書かれたノウハウを身に着けて頂きたい。そして、子どもにメディアとの付き合い方を手ほどきする際にも、活用してもらえればと思う。

なお、この本で述べる「メディア」とは、特定の人を対象とするサブカルチャー系のメディアではなく、不特定多数の人に向けた市場規模の大きい、いわゆる「大手」メディアを指す。大手メディアは自らが権威と化しており、その強大な影響力に絡め取られないためには、より主体的に読み解くテクニックが必要となるためだ。
メディアに左右されず、自分の頭で情報を判断したいあなたに、読んでほしい。


『オトナのメディア・リテラシー』渡辺真由子著まえがきより) 




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2016年3月28日月曜日

「恋愛と性情報」を考える講演会

とちぎ男女共同参画推進情報誌
「女性への暴力を考える講演会」に登壇。
「私たちをとりまく性情報 ~それって本当に恋愛ですか?~」
とのタイトルで、
お話させて頂いた。

主催は、とちぎ男女共同参画センター。
「女性に対する暴力をなくす運動」週間に
合わせたものである。

情報を読み解く力は、恋愛を、人生を、
もっと豊かなものにする。
歪んだ性情報に惑わされず、お互いを尊重する、
暴力のない豊かで素敵な関係を、
家族、恋人、友達同士で目指していこう……、
という企画。

暴力の現状だけではなく、
メディアが発信する恋や性の情報を
正しく読み取る力の重要性と、
これからの予防教育について、
県民の皆さんが考えるきっかけを
提供するのが狙いだ。

講演では、

・「性情報リテラシー」とは何か?
・若者の性的メディア利用の現状 
・メディアの性情報が恋愛観に与える影響
 ~デートDVとの関連性
・性情報リテラシー教育のあり方
 ~性的トラブルに巻き込まれないために

といった内容を、
私の取材に基づきながら解説。

・「とてもわかりやすい説明だった」
・「取材を元にした内容は説得力があり、納得できた」
・「男性と女性の、性に関する認識の違いや現状について、
 実感として知ることが出来た」
・「DV被害の悲惨な話ばかりでなく、
 若者の性情報の影響についての話はとても新鮮だった」
・「メディアの性情報の誤解は、とても深いと感じた」
・「メディアからの影響がデートDVにつながっていることを
 考えたことがなかった。自己肯定感が大切だと
 改めて感じることが出来た」
・「女性もまた、偏った見方を知る必要があると思った」
・「お互いを尊重し合う人間関係を築けるよう、
 家庭でもきちんと教育すべきだと感じた」
・「ぜひ多くの方に聞いてもらいたい内容だと思った」
・「若者に聞いて欲しい内容だった」

……などなど、参加者の方々から沢山の感想が寄せられた。

「大変好評で、受講者の皆さんの視野が広がり、
暴力や性情報について考える有意義な時間でした」
と主催者の方。
お役に立てて何よりです。

また、同様のテーマで
東京都大田区男女平等推進センターの
メディア・リテラシー講座でも講演。

こちらは保護者の方向けで、
子どもを取り巻く性情報の実態に
衝撃を受けられたご様子。

我が子への性教育の参考にして頂ければ
幸いである。

以上、
お世話になった皆さま、
有難うございました!

【参考文献】

Photo_2
『性情報リテラシー』

 

我が子の「性」への対応、
大丈夫ですか!?



性教育教材としてニュースで紹介!



講演について
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2016年3月14日月曜日

弁護士、警察、医師向けにSNS講演

「子どもとメディア」をテーマに講演を務めた。
東京都内の人権擁護委員研修会にて。

子ども向けメディアと人権の
3大問題である
・男女共同参画
・暴力表現
・リベンジポルノ
について、
ネット・SNSや学術研究の観点も踏まえながら
お話させて頂いた。

人権擁護委員にはベテランの弁護士さんも多く、
若者のメディア利用の実態などを
興味深くお聞き下さった模様。

また、
その前日には栃木県鹿沼市へ
(この週はまさかの4日連続講演でありました)。

鹿沼地区歯科医師警察連絡会の主催で
「深刻化するネットいじめ~その現状と大人の役割」
を講演。

この地区では20年以上前から、
歯科医師と警察が捜査や身元確認などで連携し、
相互研修を行っているという。

講演には、
歯科医師、警察官(主に刑事)、歯科衛生士、
教育委員会関係者並びに
市内公立小中学校校長、行政関係者(特に保健福祉部等)の
皆さまが参加された。

ちなみに
歯科医師の方々が学校の歯科検診に出向き、
歯の手入れがされていない子どもの素行を先生に尋ねると、
「いじめっ子」か「いじめられっ子」であることが多いらしい。

家庭で構ってもらっていない子どもは、
いじめの加害者にも被害者にもなる可能性が高い、
という傾向を表していよう。

歯は雄弁なり。



【参考文献】

http://www.amazon.co.jp/dp/4335551754/
『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』


■著者インタビュー記事はこちら

■『法学セミナー』3月号に書評掲載

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2016年3月8日火曜日

『オトナのメディア・リテラシー』復刊出版社を募集!

拙著
『オトナのメディア・リテラシー』(リベルタ出版)は
お陰様でご好評を頂き、
ついに、ほぼ売り切れとなった。

嬉しい悲鳴なのだが、
ここで1つ問題が生じている。
版元は諸事情により、
増刷する体力がなくなっておられるのだ。

そこで、
版元とは出版契約を終了させて頂くこととし、
この場で新たに、
本書の復刊を担当下さる出版社を募集したい。

『オトナのメディア・リテラシー』は
元テレビ局報道記者である私が、
自らの現場体験と、
メディア・リテラシー先進国のカナダで研究した内容を基に、
広告、テレビ、新聞、映画、インターネットなどの裏に隠された
「作り手の意図」を読み解くノウハウをお伝えするものだ。

現代社会にあふれる情報を自分の頭で判断したい方々に、
メディアとの付き合い方をしっかり身につけてもらいたい、
との願いを込めている。

読者の皆さまからは
「知らないうちに洗脳されていた自分に気付いた」
「メディアの見方が180度変わった」
などと感想を頂き、嬉しく思う。

また、
本書は複数の大学で講義テキストとして使われる他、
大学の入試問題に採用されたり
小論文模試で出題されたりもしており、
「10代の若者にもわかりやすい」と評価されているものと
(チョッピリ)自負している。

私の講演会における販売サイン会でも
多くの方にお求め頂いてきたが、
最近は上述の理由により品切れとなっており、
大変申し訳ない。

つきましては、
「わが社こそ
『オトナのメディア・リテラシー』を復刊させたい!」
と熱意をお持ち下さる出版社の方、
お気軽にご連絡下さいませ☆


【渡辺真由子の最新刊】

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