2015年5月27日水曜日

国連ユネスコに論文『性的有害情報の規制と教育』

国連UNESCOのサイト「Media & Information Literacy(メディアと情報のリテラシー)」に、
拙論が掲載された:
『Regulations and Media Literacy Education on Online Obscene Harmful Information: A Japanese Perspective 
(ネット上の性的有害情報の規制とメディア・リテラシー教育:日本の展望)』

ネット上の性情報をめぐる諸問題から青少年を保護するには、
どのような対策が求められるのか?
「規制」と「教育」の両面から、ネット情報のあり方や受け手(特に青少年)
の保護の方向性を明らかすることが、本研究の目的である。

関連論文(日本語)
  「ネット上の性情報に対する規制とメディア・リテラシー教育の
あり方の国際比較」

  (『慶應義塾大学メディア・コミュニケ-ション研究所紀要』(61)、2011年)

UNESCOの上記サイトは、
世界各国のメディア・リテラシー教育に関する
レポートや組織、イベントといった情報を
一堂に集めた場である。
興味のあるあなたはどうぞ!

ちなみに私は国連に対し、
ちょっとした思い入れがあるのです。
詳しくは⇒緒方貞子氏と国連(と私)


【参考文献】

Book3 『オトナのメディア・リテラシー』
         (リベルタ出版)  

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2015年5月21日木曜日

「メディア報道と人権」講演

栃木県栃木市が主催した人権研修会にて
講演を務めた。

市の職員や、人権問題啓発推進員の方々が対象。

テーマは「人権とメディア・リテラシー」。

・そもそもメディア・リテラシーとは?
・客観報道という幻想
・メディア・リテラシーと人権
・ネットの問題点と対応
・メディアに左右されないために

……といった事柄を、お話させて頂いた。


余談だが渡辺トリビアとして、
「岡村靖幸氏の大ファン」というのがある。

この事実は
我が公式ホームページのプロフィール画面を結構降りてきて
真ん中あたりに書かれているので、
あなたも知らなかったのではないだろうか。

ところが今回の主催者の方は、
私のホームページを全て印刷して
つぶさにお読みになったらしく、
「岡村靖幸がお好きなんですね!」と
声を掛けて下さった。

そして何と
「僕もです!」と。

いや~、
まさかこんな所で岡村ちゃんファンにお会いするとは、
感激でした。

ちなみに私のファン歴は、
アルバム『家庭教師』の「どぉなっちゃってんだよ」に
衝撃を受けた高校時代から。
ファンクラブの会報に
「そっくりさん」として写真が載ったりしていた
(目力の強さが似ていたと思われ)。

あの、切なさに悶える男心や、
世間の風潮に異議を唱える感じが、
ツボにはまったものである。

岡村靖幸氏をよく知らない方には
ちんぷんかんぷんな話でスミマセン。

そうそう、
上記のプロフィール画面には
私の「裏歴史」も密かに記載されているので
よろしければお楽しみ下さいませ。


【参考文献】

Book3 『オトナのメディア・リテラシー』
         (リベルタ出版)  


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2015年5月14日木曜日

企業向け「子どもとSNSトラブル」講演@モルガン証券

モルガン・スタンレーMUFG証券にて
講演を務めた。
テーマは
「ネット・SNSトラブルから子どもを守る!」。

こちらの会社では社員の間に、
ワーク・ライフ・バランスに関する情報を共有する
ネットワークがある。

今回、そこで初めての勉強会を開くことになり、
子どもたちに起きているネットトラブルの現状と大人の役割など、
親として知っておきたいネットリテラシーについて学びたい、
との御依頼であった。

講演では、
・ネットやSNSを巡る危険、いじめの現状や、親としての対応、
そもそものそれらへの制限をどのようにコントロールすべきか
・スマホや携帯電話について、いつからどのように持たせるのが良いか。
 どのような接し方を促していくのがよいのか。
・ネット上の有害サイトから、子どもをどのように守っていくのか
……といった点について、お話させて頂いた。

会場には
子育て中の男性社員と女性社員が多数おられ、
外国人社員の方々もちらほら見受けられるところに、
外資系の薫りが。

講演後、参加者の皆さまから御感想寄せられた:

問題を未然に防ぐにはどうしたら良いのかという視点しかなかったが、問題が起こっているときに相談できるような親子の信頼関係をどう築いたら良いか、という視点も持てるようになった」 

まさに子供が携帯電話を持ちたいという話をしているところだったので、どういうことに気をつけていくべきか、携帯電話を使う上でのルール等、ちゃんと話し合うことが出来て良かった

……等々。有難うございます!


ちなみにネット問題に関する研修講演は
先日、農林中央金庫でも行ったところ。

なぜか金融業が続くのは、
このテーマへの関心の高さと業種との間に
関連でもあるのでしょうか??


【参考文献】

1


大人が知らない ネットいじめの真実

Book




プロフ中毒ケータイ天国
 子どもの秘密がなくなる日





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2015年5月7日木曜日

総務省情報通信政策レビューに掲載:『子どもポルノをめぐる国際動向と人権』

『子どもポルノをめぐる国際動向と人権』と題した拙論が、
総務省情報通信政策研究所「情報通信政策レビュー」第10号
に掲載された。


「子どもポルノに関する国際条約を概観しており、資料的な意味は大きく、
子どもポルノに関する全体像や、日本の問題点を指摘している点で
意義がある」と評されたものである。
 

子どもポルノと国際人権法をめぐって我が国に見られた従来の研究は、
子どもの商業的性的搾取に対する取り組みを
総合的に報告するものが主であり、
子どもポルノに関する「全体像」や「日本の問題点」を
指摘するものが見られなかった。

本稿はこれらの点に寄与するため、
国際人権法の枠組み(欧州評議会によるサイバー犯罪条約や性的搾取・性的虐待子ども保護条約ほか)を概観したのみならず、
それらにおける子どもポルノの位置付け、
及び採用している子ども観や背後にある思想を明らかにした上で、
「国際社会が日本の子どもポルノ政策に求める役割」を考察している。

要旨は以下の通り:

児童買春・児童ポルノ禁止法が20146月に改正されたことを受け、今後、日本が子どもポルノに政策的対応を行うに際しての検討課題を提示する。
子どもポルノは、子どもの商業的性的搾取(CSEC)の一環であり、グローバルな課題として国際的に取り組む必要性が指摘され、様々な国際法が制定されてきた。「あらゆる形態の子どもポルノは人権侵害である」というのが国際社会における共通認識である。だが日本は、子どもを性的に描く漫画やアニメ、CGといった仮想描写物の子どもポルノの主要発信国と見なされるにも拘わらず、対処のための政策が国際基準を満たさないことから、世界的なCSEC対応の障害となっていることが批判されている。
子どもポルノ政策に関し日本では従来「言論の自由」の観点からの、いわば大人の都合による議論に偏る傾向が見られるが、「子どもの最善の利益」という国際法の基本理念に立ち返れば、「子どもの人権」の観点からの議論をより充実させていくことが求められる。本稿では特に、仮想描写物の子どもポルノに関する考え方や規制のあり方について、一定の視点を提示する。

⇒全文はこちら

【関連論文】
『性的有害情報に関する実証的研究の系譜~従来メディアからネットまで』
『性的有害情報に関する実証的研究の系譜~従来メディアからネットまで』

【ENGLISH】
Watanabe, Mayuko. International trend and human rights over child pornography: the future agenda of Japan. In Information and Communications Policy Review No.10 March, 2015  (ABSTRACT)

【現場レポート】
Photo_2
『性情報リテラシー』

 

メディアの性情報が
若者に与える影響とは!?


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2015年4月27日月曜日

医師会で「性情報リテラシー」講演

秋田県医師会が主催した
性教育のための研修会にて、
医師の皆さま向けに講演を務めた。

テーマは「性教育とメディア・リテラシー」。

・「性情報リテラシー」とは?
・子どもの性的メディア利用の現状
・メディアの性情報の特徴と
 子どもの性意識・性行動に与える影響
・性情報リテラシー教育のあり方
 ~性的トラブルに巻き込まれない子どもを育てるコツ

といった点について、お話させて頂いた。

ちなみに
全国の都道府県の医師会の中で、
性情報リテラシーに着目したのは秋田県が初めてである。

実は秋田県では、
1990年後半から2000年代初頭にかけ、
10代の人工妊娠中絶率が全国平均を大幅に上回っていた。
ピーク時の2001年度には、全国平均の13.0%に対し、18.2%を記録した。

そこで秋田県医師会が県と連携し、
高校と中学を対象とした性教育講座を行うように。
県内全ての中高生が在学中に一度は話を聞く機会を設けたところ、
中絶率は年々目に見えて減り、
2007年度には6.3%と、全国平均7.8%を下回ったのである。

この先進的な取り組みは、
中京テレビが2013年に制作したドキュメンタリー
『ニッポンの性教育 セックスをどこまで教えるか』
 (第51回ギャラクシー賞優秀賞)でも紹介されている(42分30秒頃から)。


性教育への問題意識が高い秋田県医師会が、
メディア・リテラシーの重要性に目をつけたことは
私も嬉しい。
メディアの性情報の氾濫が子どもたちを襲ういま、
子ども自身の「情報を読み解く目」を養うことは急務だからだ。

主催者の方からは、
「いつもの講演会とは異なった
新鮮な雰囲気で講演会が開催でき、
会員の医師の皆様からもご好評頂けた」との御感想が。
有難うございます。

そうそう、
講演後の懇親会では
「『白い巨塔』のような世界は現実の医学界にもあるのか?」
という話題で盛り上がりましたが、
詳しいことはここには書かんべなっと。


【参考文献】
http://www.amazon.co.jp/dp/B00GUCH44C/ref=cm_sw_r_tw_awd_0U8Msb09H79SK

『性情報リテラシー』

 
メディアの性情報が
若者に与える影響とは!?
若者の赤裸々な生の声が
盛りだくさん!

PDF版はこちら 

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2015年4月21日火曜日

BPOへの政府介入を防ぐために

テレビ朝日とNHKの幹部を今月17日に呼び出し
放送内容に関する事情聴取をした自民党は、
これを機に BPO(放送倫理・番組向上機構)について、
政府が関与する仕組み作りを検討するという。

テレビ番組の問題点を検証する役割を担うBPOに
政府が介入すれば、
政権批判報道をやりにくくなるであろうことは想像に難くない。
結果として、表現規制につながる懸念は拭えない。
報道機関の「権力の監視」機能が骨抜きにされれば、
視聴者は政権に都合の良い情報ばかりを
浴びせられることとなる。

では、
政府がBPOへ介入することを防ぐために、
テレビ局に出来ることはあるのか。

政府による表現規制の動きはかねて、
「性」と「暴力」に関するものを端緒としてきた。

これらの表現であれば「青少年保護」を名目に、
規制に対する社会の理解を得やすいからである。

だからこそテレビ番組の作り手たちは、
規制の入口となる「性・暴力表現」において
隙を見せてはならない。

BPOの青少年委員会はこれまで、
「少女を性的対象視する番組」や「出演者の心身に加えられる暴力」について
要望や見解を出し、テレビ局側に対応を求めてきた。
だが、その後も過激な表現を繰り返す番組がある。

こうした日本のテレビ番組における人権意識の低さは、
海外のメディアからも「BPOがあるのに、なぜ?」と映るようで、
私も先日インタビューを受けたところだ。

放送の規律を定めた放送法は、もともと終戦後にGHQが
日本に民主主義を定着させるために制定したものである
(当時も政府は抵抗した)。
BPOも、テレビ局の自主規制を重んじる第三者機関だ。

放送の自律を保障するこれらの仕組みを維持するために、
「現行のBPOが十分な働きを発揮しており、政府の介入は必要ない」ことを
テレビ局は示さねばならない。
まずは性・暴力表現のあり方を再考することが求められよう。

具体的にどう改めるか、という点については
下記の関連記事や参考文献で述べている:

<関連記事>
「子どものためのテレビ作り」とは
メディア表現の影響と「明日、ママがいない」


【参考文献】

Book3 『オトナのメディア・リテラシー』
         (リベルタ出版)  


メディアの性・暴力表現が
見る者に与える影響について
  
●大学入試 出題文献  
●小論文模試 出題文献


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『性情報リテラシー』

 

メディアの性情報を
「教科書」にする若者たち

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2015年4月14日火曜日

「恋愛リテラシー」の女子大講義

大学もそろそろ新年度のスタート。
私は、4年前から教壇に立つ相模女子大学で、
今学期も「メディア・リテラシー」の講義を担当する。

特に学生に人気のあるテーマが、「恋愛リテラシー」だ。
ファッション誌やネットが発信する恋愛・性情報をうのみにせず
読み解く目を養うもので、
最近深刻化するデートDVについても解説。

本テーマの最大目標は、女子大生に
「ハッピーな恋愛をしてもらう」、言い換えれば
「ヘンな男子に引っかからないようにしてもらう」ことである。

いまどきの「恋活」の一環として、
若者が大学で何を学び、どう感じるか、
教える側としても楽しみだ。

なお、
今年は新トピックとして、
リベンジポルノを
「ネット・SNSリテラシー」の講義で取り上げる。

リベンジポルノについては、
当事者の声や対策のあり方を取材したところだ。
「撮らせるな」との指導には意味がない。

ちなみに、
本講義をこちらの大学で教えるのは2017年度までの予定。
他にも興味をお持ちの大学があれば、お話させて頂きましょう。
大学講義に関する詳細はこちら!


【参考文献】

Book3 『オトナのメディア・リテラシー』
         (リベルタ出版)  


メディアとジェンダーの関係を知ろう!
  
●大学入試 出題文献  
●小論文模試 出題文献


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『性情報リテラシー』

 

若者の「性行動」はいま
どうなっている!?



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