2014年12月26日金曜日
2014年12月16日火曜日
「男女共同参画とメディア・リテラシー」インタビュー
男女共同参画に関する情報誌の巻頭インタビューをお受けした。
「男女共同参画へ向けたメディア・リテラシー教育のあり方」
がテーマ。
発行は鹿児島市。
鹿児島出身ではないワタクシメになぜお声が?と思ったら、
これまでにも精神科医の香山リカ氏や作家の落合恵子氏などが
登場されており、
鹿児島出身には限られないらしい。
インタビューでは以下のトピックについて
お話させて頂いた:
男女共同参画社会推進のためには、個々がメディアリテラシーを磨くことが必要。『男女共同参画の理念に配慮した教育活動』実践に向け、是非メディアリテラシーについて学び、考えてほしいものである。
ちなみに私が一時期働いていた福岡には
鹿児島出身の人も沢山おり、
彼らに芋焼酎の美味しさを教えてもらった。
「黒じょか(土瓶)」で飲むイモ、たまらんばい。
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2014年12月6日土曜日
SNSに依存する子どもたち(5)<家庭における対策>
「SNS問題は、親とは全然話し合わない」と、ある女子中学生。確かに親世代にとってみれば、いまの子どもが使うSNSは複雑でよくわからない、と感じる部分もあるだろう。だが、そのままでは子どものトラブルを防げない。まずは親子で、SNSの使い方を考えることが重要である。そこで求められるのは「インターネット・リテラシー」教育だ。ネットが持つ特質を理解し、使いこなす能力である。
<完>
初出:月刊『子どもの文化』2014年5月号
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2014年11月28日金曜日
「子どものネットいじめと大人のメディア・リテラシー」講演@相模原市
講師を務めた。
「子どものネットいじめと、大人のメディア・リテラシー
~子ども達のために私達大人の役割は何かを考える~」
がテーマ。
スマホ(スマートフォン)やSNSの普及により
子ども達が直面しているネット・LINEいじめの現状を認識すると共に、大人自身が「メディア・リテラシー」を持ち、
様々な媒体から発信される膨大な情報を正しく読み取り、
どのように行動し「大人の背中」を見せていくべきかを考えよう、
との趣旨である。
お話したのは主に下記の3点:
●深刻化するネット・LINEいじめの現状と手口
●メディアが作る「常識」と、
「ネット世論」が仕立て上げられるカラクリ
●子どもたちを守るために必要な大人の「メディア・リテラシー」
いじめはメディアに影響される場合もあることから、
メディアのイデオロギーやネット世論、デマのカラクリも解説。
神奈川県警のサイバー犯罪対策担当者の方も聴講に来られた。
私の書籍やツイッターをこまめにチェックして下さっているようで、
恐縮であります。
主催者の方によれば、
「教師やPTAの反応もとても良く、
とのこと。
参加者からの御感想も多数頂いた:
・大人が子どもに与える影響は大きい。ネットいじめから子どもを守るために、まず大人がメディア・リテラシーを身に付けることが大切だとわかった
・想像力の育成が大切、との話が印象的だった
・メディア・リテラシーについて、子どもや周りの人とも話したいと思った
・とても良かったです
・ネットいじめについて理論的に考えることが出来た
・偏ったメディアの報道やネットいじめについて、いかに大人が判断して子どもに伝えるかが大事だと思った・大変勉強になりました
・情報を批判的に見ることの必要性を感じた
・メディアのイデオロギーの伝え方を知れた
・とてもわかりやすい内容だった
・ネットいじめの恐ろしさや、どういったことに子どもが悩むのかがよくわかった
・スマホやパソコンの使い方を子どもと話し合いたい
・親として学ぶことが多い内容だった
・大人がもっと子どもに関心を向けて勉強しなければいけないと思った
・新しい角度から、子どものネットいじめの解決方法をつかめた
……などなど。有難うございます!
ちなみに相模原市といえば、
私が非常勤として教壇に立っている相模女子大学がある。
このような形で地域貢献させて頂くのも、ご縁ですにゃ。
【参考文献】
『大人が知らない
ネットいじめの真実』
(ミネルヴァ書房)
『オトナの
メディア・リテラシー』
(リベルタ出版)
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2014年11月15日土曜日
韓国テレビ局SBSから「日本の放送表現規制」インタビュー
韓国のキー局SBSから、インタビューをお受けした。
世界各国のバラエティ番組の実状を取材し、
そこから垣間見える文化や社会、国民性を探るドキュメンタリー特集
『SBSスペシャル』にて。
特に興味を持たれたのは、
他のアジアの国々に比べ日本のバラエティ番組が、
性的な描写や相手をいじる行為、頭を叩いたりする行為などに対し、
とても寛大な作りになっているように見える、という点。
それらがなぜ国民や政府に受け入れられているのか、との質問であった。
これについては、
「性の尊厳」や「人権」に対する意識の観点から
解説させて頂いた。
自主規制を重んじる放送審議制度が
日本に取り入れられた背景や、
BPOの役割についても御説明した。
また、
LGBTの人々が日本のテレビ番組に多数出ていることについて、
「現実社会での彼女ら彼らの人権保護にはつながっているのか」
との疑問も呈された。
さらに、
日本製のアダルトビデオの内容は
韓国の人々にもよく知られており、
「あのように歪んだ性情報があふれているのに、
日本の性教育はなぜ保守的なのか」
という議論も。
日本の性教育に求められる対策として、
性情報の歪みを読み解く目を育てる
「性情報リテラシー」の必要性を提言した。
今回のドキュメンタリー特集は
年明けに韓国全土でオンエアされる予定。
なお、
メディアの性表現が
見る者にどのような影響を与えるかについては、
科学的なデータを
拙論『性的有害情報に関する実証的研究の系譜
~従来メディアからネットまで』(情報通信学会誌)で、
現実の子ども達による体験談を
拙著『性情報リテラシー』で紹介している。
ご興味がある方はどうぞ!
<放送後の関連記事>
BPOへの政府介入を防ぐために
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2014年11月2日日曜日
リベンジポルノを取材中
何かとバタバタしていて
ブログの更新がすっかり滞ってしまった。
ちょっとした近況はツイッターやフェイスブックでも
発信しているので、
よろしければこちらもご覧下さいまし。
バタバタしている理由の1つは
この時期、講演が集中しているということ。
全国を東へ西へと飛び回っております。
あなたの街にも行くかも!?
もう1つの理由は、
新たな取材を始めたため。
そのテーマは……
「リベンジポルノ」。
ネットと青少年保護を研究する私としては
以前から気になる問題であった。
三鷹市女子高生殺害事件への論考を書いたのを機に、
この事件の判決公判も傍聴した。
ただ、
取材する内に気付いたが
リベンジポルノと一口に言っても様々な形態がある。
恋愛関係の恨みによるものだけではない。
いわゆるJK産業で働く女子高生が客に撮影され
勝手にネット上で公開されたり、
児童ポルノに出演させられた女子高生が
ネットからの削除と引き換えに金銭を要求される場合も。
こうした幅広いケースへの対策を考えることが必要だ。
恋人間の場合、
そもそも何故そのような画像を撮影するのか?
彼氏に裸の画像を撮らせた女子、
自ら撮って送った女子、
彼女に撮影をおねだりした男子などに話を聞くと、
そこには様々な「思い」がある。
「恋人と性的な画像を撮影する」というのは
もはや当たり前すぎて、
理由を聞かれることに戸惑う若者すらいる。
リベンジポルノ問題の本質は
「性的な画像を撮ったり、撮らせたり」することにあるのではない。
「相手の合意を得ずに公開する」ことが問題なのだ。
取材を進めるうちに、対策のあり方が少しずつ見えてきた。
詳細については、いずれまた御報告する機会があるだろう。
なお、リベンジポルノに対する規制法案については
自民党が今国会に提出する見込みだ。
だが、被害者らの申し立てがなければ起訴できない「親告罪」とするという。
自分が知らないところで勝手に自分の画像が回されていれば、
被害に気付きようもないわけだが。
また、リベンジポルノに限らず性犯罪全般で
中高生がいわゆる「泣き寝入り」をしがちなのは、
警察に申し立てれば親に連絡が行ってしまう、と
懸念するせいでもある。
「親にだけは知られたくない」と思っている被害者は多い。
もちろん、子どもを保護する第一義的な責任は親にあり、
何でも相談できる親子関係を築くことが最優先だ。
しかし同時に、
親に知られずに相談できる場所の整備を進めていくことも、
現実に即した急務といえよう。
【参考文献】
『性情報リテラシー』
渡辺真由子著(Kindle版)
若者の「性行動」はいま
どうなっている!?
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2014年9月24日水曜日
子どもの性被害と児童ポルノ問題
本日、発見現場近くに住む47歳の男が逮捕される急展開となった。
犯行動機はまだ明らかになっていないが、
被害者の腰部分が見つかっていないこともあり、
性的な目的による犯行の可能性も否定できない。
警察白書(平成25年版)によれば、
13歳未満の子どもを狙う強姦や強制わいせつの認知件数は
近年増加傾向にある。
また、神戸事件における関連性は現時点で不明だが、
子どもへの性犯罪では、加害者が性的メディアに影響を受けたと
供述するケースも多い。
今回は御参考までに、
子どもへの性犯罪と児童ポルノの問題に関して私が寄稿した
論考を掲載しよう:
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『秋葉原をめぐって』
もちろん、性犯罪の加害者が犯行の理由としてメディアを挙げるのは、自分の責任を外的要因に転嫁するためとも推察される。また、メディアからこうした影響を受けるのは、「一部の特殊な人々」と一般に受け止められている。だが、性的創作物が与える影響に関して筆者が国内外の研究を概観したところ(被験者は中高生から成人まで様々ではあるが)、注目すべき知見が明らかになった。その詳細は『情報通信学会誌』2012年103号に発表している。
これらの社会科学的知見が示すのは、因果関係ではなく相関関係であり、性的創作物を見た全ての人が攻撃的になるわけではない。しかし、子どもへの性犯罪発生状況と併せ見ると、児童ポルノ禁止法の改正など成人に対する性表現規制の制定を検討するにあたっては、創作物であることを理由に一律に規制対象から外すことは現実的でないと思われる。子どもを性的対象として描くことを禁じる表現面の規制や、購入時に身分証明書を求める入手面の規制など、一定の制限が受容される余地はあろう。
(『売買春問題ととりくむ会』、2014年3月寄稿)
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