2013年11月22日金曜日

ネットいじめ講演@横浜、金沢&岡山

201311


この1週間はたて続けにネットいじめ講演が3本入り、
飛び回っておりました。



まずは横浜にて、
泉区PTA連絡協議会指導者研修会で講演。
区内の小・中学校25校のPTA関係者の方々、約500人向け。



「深刻化するネットいじめ~メディアが子どもに与える影響」と題し、
ネットいじめの現状と対策を、
スマートフォンやLINEの問題も含めてお話。
ネットやメディア全般のリテラシーを身に付ける大切さについても
述べさせて頂いた。



続いて、金沢へ新幹線でGO。
石川県高等学校PTA連合会の研究大会・役員研修会にて記念講演。
金沢は私が高校時代を過ごした土地でもあり、
当時の担任の先生と20年ぶりの再会を果たすことが出来た。



ちなみに前日は
金沢の奥座敷である湯湧温泉に宿をとり、しばしの休息。
ここは源泉が飲めて、サラサラのお湯が楽しめるわいね!



Photo


金沢から帰京した翌日、再び新幹線に乗り
今度は岡山へ。



岡山県男女共同参画青少年課が主催した
青少年健全育成講演会にて、
「ネットいじめから子どもを守る」と題してお話。




会場は盛況で質疑応答も活発に行われ、
主催者の方からは
「事例を含み解りやすい話だった」との声が寄せられた。
講演の模様は、地元の新聞記事に掲載されている
参加者の方からも嬉しい御感想が。



なお、金沢と岡山での講演は今年2度め。
1度めの講演を聞かれた方々が、「次は是非うちの主催で」とお誘い下さった。
有難うございます!



実はこの時期、
フジテレビの某情報番組からリベンジポルノの件で、
「見知らぬ相手に裸の画像を送る子どもの心理」をコメントして欲しいとの依頼が。
しかし上記のようにバタバタしていたため、都合つかず。



それにしてもあなた、
3日連続で新幹線に乗ったことあります?
腰にきますね~。



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【参考文献】

1


大人が知らない ネットいじめの真実

Book




プロフ中毒ケータイ天国
 子どもの秘密がなくなる日












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2013年11月6日水曜日

『ドマーニ』初登場記念(2)~渡辺真由子の美容&風水話

Domani201312_3



『ドマーニ』巻頭記事、おかげさまで多方面から御好評頂いております。


日頃は教育系など硬めの雑誌中心に登場しているため、
こういうオシャレ系は照れますなり。


とはいえ、せっかくの機会なので今回は、
「美容」と「風水」という女子らしいテーマでお話をしましょう。

ブログ初公開やで!




【ドマーニ初登場記念(2)~渡辺真由子の美容&風水話】


「キメと水分量が理想的ですね!」と美容関係の方々に言って頂く私の肌だが
(自慢じゃないですよ、ええ)、
心掛けている点はたったの3つ。


・ナチュラルコスメ
・ノーファンデ
・こすらない


まず1点目について。
基礎化粧品は出来るだけ、化学物質が入っていないものを選んでいる。
化粧品の大半が化学物質の融合体だと思うと、お肌への影響が怖いんですよねえ。


Dhc


そんな私が愛用するのはこちら、
DHCのオリーブバージンオイル
有機栽培オリーブを使用した、オーガニック100%の美容オイルである。


化粧水(無香料・無着色・パラベンフリー・弱酸性)をつけた後に、このオイルをわずか1滴、顔全体に伸ばすだけのシンプルケア。

これでお肌は乾燥知らず!
(断っておくがDHCからは1円ももらっていません。効果には個人差あり)

もう1つのポイントが、「ファンデーションは塗らない」。
ファンデを塗ると毛穴が詰まる感じで、皮膚呼吸が苦しくなる。
こりゃ肌が可哀想だと、アラフォーのいまに至るまで
全く塗ることはありません。
上記のシンプルケアで素肌の調子を良くしておけば、
下地クリームだけで十分なのであります。


3つめは、
肌は極力「こすらない」ということ。
こすりすぎると肌が炎症を起こし、シミシワタルミを引き起こすというではありませんか。
よって洗顔はたっぷりの泡で優しく洗い、
タオルで軽く押さえるように拭き、
化粧水もコットンは使わずに指でのソフトタッチ。
スクラブ洗顔なんてもってのほかですな(個人的意見)。


温泉施設等に行くと、洗面所で
肌をゴシゴシこすりながら洗ったり
ぐいぐい皮膚をひっぱりながらクリームを塗ったりしている女性をよく見かける。
そのケア、ヤバいかもしれませぬ。



さて、美容話はこれぐらいにし、
もう1つのテーマ「風水」について。


Marks_diary_4


   私の風水好きは、この手帳インタビューでも明らかにしたところである。


占いや宗教には興味がない私が
なぜ風水に魅かれたかというと、
「掃除するだけで福がくる!」という、わかりやすさからなんですねえ(本格的な風水はもっと複雑です、念の為)。


テレビ局に勤めていた頃の私といえば、
非常に多忙であることを理由に部屋の掃除は滅多にせず、
ベッドシーツも数ヵ月に一度しか取り変えない生活を送っていました。


食器に至っては
洗うのが面倒くさいので、使用済みのものをひたすらシンクに積み上げて放置
(だって洗ってもまた使えば汚れるんだから空しいでしょう)。


積み重なった食器が蛇口をふさぎ、水を流すのに支障が出るようになったところで
イヤイヤ洗う、の繰り返し。
食器を洗わずとも1週間はもつよう、マグカップ等は7個常備。


そのうち、まとめ洗いにもウンザリし、
食器洗い機を買いました(ちなみに1人暮らし)。


でも使用済み食器を毎回洗浄機にセットするのは手間がかかるので、
結局ため込んでからギュウギュウと詰め込む羽目に。
当然お皿等に洗い残しがこびりついたが、
細かいことをいちいち気にしては働きマンは務まらないのであった。


そんな働く女子の鏡(?)的暮らしをしていた私が風水に出会ったのは
およそ10年前、ちょうどテレビ局を辞める頃である。


「汚れた部屋では運気が下がるらしい!」と聞き、
突然掃除に励むように。
シーツはこまめに替え、食器も久々に手で洗うようになった。
やはり、人間はメリットがないと動かないものですね。


綺麗な部屋だと気分も清々しいし、
インテリアの色合いに配慮するのもなかなか楽しい(「西に黄色」とか)。
いまの私があるのも、風水のおかげだと思っている。


というわけで、目の前に人参をぶらさげるようなこの方法、
お掃除嫌いのあなたにはおススメ。
ちなみに私が参考にするのはDr.コパ氏の風水です。


以上、ブログ初出しネタ
「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けしたばい!


お知らせ★
渡辺真由子のキャリアや生き方に関する講演は「女性とキャリア」オリジナルコースで。
セミナーやブログ情報を、メールマガジンでご案内します。




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2013年11月1日金曜日

『Domani』巻頭「女性とキャリア」インタビュー

Domani201312_2

本日発売の女性ファッション誌『ドマーニ』(小学館)で、
巻頭見開きに登場しております。
「女の時間割」というコーナーで、
30代の働く女性代表として(恐縮でおじゃる)、
私のキャリアや人生観をお話。


さらに、ヘアメイクさんによる魔法で
まつ毛が通常の3倍くらいに伸びたバッチリメイクも
見る価値アリ!

というわけで今回はドマーニ初登場を記念し、
私の仕事遍歴を少々ご紹介しましょう:

【ドマーニ初登場記念(1)~渡辺真由子のキャリア話】

「人間の尊厳が重んじられる社会をつくる」。私が、仕事を通して最終的に実現したい志だ。なぜいじめで自殺をする子どもが後を絶たないのか。なぜ痴漢はいなくならないのか。なぜDV(ドメスティック・バイオレンス)による凄惨な事件が続くのか。この社会には、人間の尊厳を踏みにじる事柄が溢れている。どうすれば、不条理な差別や偏見をなくし、誰もが共存する社会を実現出来るのか?
常にその思いで仕事に向き合ってきた。

志実現のために重要なものは「発信力」である。私としても、まず自らの発信力を高めることを第一に考えてキャリアを構築してきた。

1998年に大学を卒業し、勤めた先はテレビ局。人々の意識や価値観はメディアに左右される部分が大きい、と感じていた。学生時代のオーストラリア留学で多様な価値観に触れたこともあり、日本にも「多様性」への尊重が根付くよう、テレビの強大な発信力を活用したかった。福岡にある局を選んだのは、男尊女卑が強い土地柄と聞き、改革のしがいがあると考えたためだ(裏理由としては、その年からの就職協定の発足を知らずギリギリまでオーストラリアにおり、出遅れたところを拾って頂いたもの)

入社後、報道記者・ディレクターとして『全国初のセクハラ裁判から10年~原告女性のいま』(ニュース・ステーション特集)、『少年調書~16歳の自殺 遺族は何と闘ったか』(民放連最優秀賞、放送文化基金優秀賞など受賞)などを担当。取材・構成から原稿執筆・映像編集、さらにナレーションまでを1人でこなし、メディアの制作・発信過程をとことん体得する機会に恵まれた。
*テレビ局時代に私が考えていたことは『わたし流番組論』で。

しかし、こちらがいくら思いを込めた番組を制作しても、一方でいじめのヒントを与えるようなバラエティ番組や、性を興味本位に扱う広告は増長するばかり。一作り手として歯がゆかった。これはもう、メディアの受信者自身が、情報に流されない目を養う必要があるのではないか。そんな危機感に駆られていた時に出会ったのが、「メディア・リテラシー」という学問だった。私は30歳目前にテレビ局を辞め、メディア・リテラシー教育先駆けの国であるカナダで研究する道に飛び込んだ。

2005年から在籍したSimon Fraser Universityの応用科学部コミュニケーション学科PBD課程は、メディア分析所を中心に、学部・修士・博士課程の講義を横断的に学べるものである。グローバリズム・政治・人種・ジェンダー・言葉といった切り口から、メディアを解釈・分析する研究に従事した。世界先端とされるメディア批評理論に、多文化の環境のなか取り組めた意義は大きい。

また、グローバル社会のなかで志を実現するには「英語力」も欠かせない。カナダ滞在中の2年間は「英語の学習法」や「カナダの文化・社会問題」について、留学サイトへの連載を通し、日本の国際人希望者に向けて発信した。私自身も、TOEICで900超えのスコアを取得(ちなみにTOEIC試験対策は全く行っておらず。留学生活を2年も送ると、自然と身に付いていたのでした)。

帰国後は、メディア・ジャーナリストとして活動を開始。研究の成果を『オトナのメディア・リテラシー』(2007、単著、リベルタ出版)にまとめ出版した。さらに、いじめ撲滅や青少年保護も志実現の一環であることから、『大人が知らない
ネットいじめの真実』(2008、単著、ミネルヴァ書房)や『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』(2010、単著、主婦と生活社)を上梓した。ソーシャルメディアを利用する若者の実態や心理を取材・分析し、ネット・リテラシー教育のあり方を提言するものだ。

実は30歳からのカナダ留学時代、年齢を10歳サバ読みして20歳のフリをしておりました。大学生の若者たちと違和感なく友達になるためである。童顔アジア人ならではの特権ですねえ。その結果、北米の若者たちのネットやSNSの使い方を、私自身が彼女ら彼らとやりとりする仲間の1人として、肌感覚で知ることが出来た。この経験は、その後の取材や研究活動に大いに生きている。

一方、私の経歴とメディア・リテラシー理論を組み合わせ、「女性のキャリアとメディアの関係」や「恋愛リテラシー」、「性情報リテラシー」など、最近は女性向けの講演・執筆を多数手がけている。女性はこれまでのメディアにおいて「搾取される側」であっただけに、批評眼の育成がより求められる。女性の生き方は、メディアが発信するジェンダーイメージに多分に左右されてもいる。「メディアが描く女性像にどのようなカラクリがあり、それがなぜ問題なのか」について、メディア・リテラシーの観点から批判的に読み解く能力を女性たちに伝えることは、私のかねてからの願いなのであった。


 ……さてさて、色々と綴ってきたが
まだまだお話しきれないことは沢山ある。
私が就職活動から退職、留学を実現する過程で心掛けていたこと、計画した内容などの詳細は、また機会があればお話しよう。

「就職先選びで重視した点」、「会社員時代に力を蓄えるコツ」、「独立前の恋愛相手の選び方」、「ビジネスにおける女性フェロモンのコントロール法」などもね。

次回はドマーニ初登場記念その2として、「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けします。
お楽しみに!


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2013年10月30日水曜日

学生の授業評価アンケートから~メディア・リテラシー大学講義

私が女子大で行っているメディア・リテラシー講義、
前期を受講した学生たちによる授業評価アンケートが届いた。



この講義は、
ニュースや広告、映画を題材にしながら、
メディアが情報発信をコントロールする仕組みや私たちの価値観に与える影響について
学生たちに読み解き方を学んでもらうと共に、
自分たちでも実際にテーマを決めて取材をし、
プレゼンテーションをしてもらう。



情報の「受信者」と「発信者」としてのリテラシーを身に付けるため、
理論と実践を組み合わせているのが特徴だ
(特に人気があるのは「恋愛リテラシー」!詳細はこちら)。



授業評価のアンケート結果によると、
「理解度の高さ」「時間外学習の長さ」
「自分の考えや視野が広がった、新しい知識が得られた」
「知的好奇心が刺激された」
など、全ての設問項目で学校平均を上回った。
光栄でおじゃる。



学生たちからは以下のコメントも寄せられた:



・「メディアが発信している情報を見極める方法がわかり、
プレゼン制作で作り手の立場も体験出来た」
・「インタビューの仕方を学べたのがタメになった。
発信者として調べること・伝えることも理解した」
・「講義は生々しい内容もあって、逆に面白かった」
・「メディア側の都合の良い情報だけに騙されないようにしようと思う」
・「相手にわかりやすく伝えることの大事さを改めて感じた」
・「違う尺度から物事を考えることが出来た」



……等々。
学生たちに少しでもメディア・リテラシー能力が身に着いたのであれば嬉しい。



なお、この種のテーマでの大学客員講義は、
他にも御要望があれば前向きに検討させて頂きます。
出来るだけ多くの学生さんに届きますように!



【参考文献】



Book3 オトナのメディア・リテラシー
         (リベルタ出版)  
◆大学入試 出題文献 
◆小論文模試 出題文献











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2013年10月24日木曜日

法務省「ネットと人権」シンポでネット・リテラシー解説

法務省が主催したシンポジウム
「インターネットと人権~今、ネットで何が起きているのか~」
にて、パネリストを務めた。

Hp私の担当は、スマホ時代ならではの「ネット・リテラシー教育」について。
「ネット・リテラシー教育を身に付けるために~青少年保護と人権の視点から」と題し、
下記の内容をお話させて頂いた:

・ネット・リテラシーとは何か?
・「何」を教えるか(受信と発信の注意点)
 -ネットいじめ
 -悪ふざけ画像
 -性被害
・「どう」教えるか
 -学校
 -家庭
 -本人
・ネット企業、国による対策のあり方


Book最後に提言として、
「大人へのモラル啓発」や「性情報リテラシー教育」の必要性に言及。
これらの点については、
拙著『プロフ中毒ケータイ天国~子どもの秘密がなくなる日』や
性情報リテラシー』に詳しい。


Photo_5 参加された某県教育委員会の方からは
「インターネットによるトラブルの加害者、被害者にならないためには
本人だけではなく、保護者(特に両親)、学校、
そして友だち同士のルール作りの大切さを痛感しました」と、
わざわざお便りを頂いた。
有難うございます!


ちなみに法務省といえば、私はこれまでに、
各地の法務局や人権擁護委員会で講演を担当している。

今回のシンポジウムの概要は
読売新聞紙上で11月末に報告された。

また、YouTubeにも公式映像がアップされたので
よろしければどうぞ!




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2013年10月21日月曜日

三鷹女子高生刺殺事件の教訓とリベンジポルノ(新聞寄稿)

Photo


「これは……」


 思わず言葉を失った。少女のプライベートな画像や動画が、インターネット上に次々と現れる。カメラに向かって無邪気に微笑むのは今月、東京都三鷹市で殺害された女子高校生だ。殺人などの容疑で送検された元恋人の男が、振られた腹いせにネットに流出させたとみられる。


 しかもこれらの画像や動画は、第3者の人々によって無数のサイトにコピーされ、拡散を続けているのだ。ネット掲示板では、彼女のプライベートに関する興味本位の中傷や揶揄が飛び交っている。まさにネット時代の「二次被害」といえよう。


 デジタルカメラでの撮影が一般化し、フィルムを現像に出す手間が省かれるのに伴い、本来他人には見せないような写真も気軽に撮影する傾向が生じている。米国では2000年代後半から、少女たちの間で、自分の裸や下着姿の画像を携帯メールに添付して恋人に「プレゼント」するのがはやり出した。日本でも、無料通信アプリのLINEなどを利用した同種の行為が見られる。


 恋人との出会い自体にも、ネットが一役買うことは珍しくない。冒頭の事件の被害者が容疑者と知り合ったのは、SNS(交流サイト)の1つ、「フェイスブック」だった。顔写真や年齢、趣味などが掲載されているSNSは、さながらお見合い資料のようなもの。好みの相手を選んでメッセージを送る「SNSナンパ」とでも言うべき手法が横行している。


 だが、直接顔を合わせないネット上では、身元はいくらでも詐称することが容易だ。私が取材したある女子中学生は、SNSで知り合った男性の顔画像に一目ぼれし、メールをやり取りしただけで「付き合おう」と意気投合した。その後実際に会ってみると、本人の顔はまるで別人のようだったという。


「画像が修正されていたんです。あれじゃ詐欺ですよ」と女子中学生は憤る。今回の容疑者も、ネット上では職業を偽っていたことが報じられている。


 相手の素性がよくわからないまま付き合うと、「こんなはずじゃなかった」と冷めるのも早くなる。だが、その時点で既に自宅住所などの個人情報を知らせていると、悪用を恐れて別れにくくもなろう。ましてや性的画像を相手に提供してしまえば、なおさらだ。


 米国では2008年、元交際相手に裸の画像をネット上にばらまかれた18歳の女子高校生が不登校になり、その後自殺する事態が発生した。かつての恋人や配偶者の性的な画像を復讐目的でネット上に暴露する行為は「リベンジ・ポルノ」と呼ばれ、専用の投稿サイトまで開設されるなど、社会問題化している。


 こうした状況を受け、同国カリフォルニア州は今月1日、リベンジ・ポルノを禁止し、投稿した者には禁錮最高6カ月か罰金最高1000ドルを課す法律を施行した。日本においても、同様の事案は既存の法律で対応可能とみられる。だが、この種の画像の拡散のスピードを考慮すれば、リベンジ・ポルノに特化した削除ガイドラインを制定するなど、より迅速に対処できる仕組み作りが求められよう。


 ネット・リテラシー教育による対応も重要だ。恋愛中というのは相手の喜ぶことを何でもしてあげたくなり、「愛の証」としてプライベートな画像を共有することもあるだろう。だが、2人の秘め事であったはずの画像は、関係が破綻した途端、公衆の面前に投下される「爆弾」と化し得る。ひとたびネット上で拡散された画像を全て回収するのは至難の業だ。


例え恋人であっても性的な画像を撮らせたり、あるいは自分から送ったりする行為は慎むよう、子どもに教える必要が生じている。


一方、加害者対策にも目を向けねばならない。交際相手に振られたことが、なぜ復讐への発想につながるのか。責任を相手に押し付け、自分の非を認められない「自己愛」が肥大する要因は何か。交際女性を「所有物」とみなす風潮はないか。1人の少女の死は、我々に検討すべき多くの課題を残した。

(熊本日日新聞『論壇』寄稿、2013.10.20)






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【参考文献】
最新刊!性教育とメディア・リテラシー

Photo_2



『性情報リテラシー』


・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?

・「性的有害情報対策」としての
 リテラシー教育はどうあるべきか? 





Book

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 渡辺真由子著(主婦の友新書)

SNSに出会いを求める少女たちの心理とは?
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2013年10月17日木曜日

リベンジポルノと三鷹市女子高生殺害事件でコメント(週刊現代)

20131026_2


発売中の『週刊現代』に、
三鷹市女子高生殺害事件に関してコメントしている。



加害者と被害者はSNSで出会い、
その後の関係の悪化にもネットが大きく絡む等、
ネット時代ならではの要素を包括した事件といえよう。



私がかつて少女たちを取材したところ、
SNSで知り合って交際を始めるというのは、いまや珍しくない。
「SNSナンパ」とでも呼ぶべき手口も横行している。
身元は簡単に詐称出来るだけに、トラブルにも発展しやすい。



また、今回の事件で特筆すべきは
加害者の被害者に対する異様な執着心だ。



容疑者にとっては「自慢の彼女」だったという。
おそらく今の自分に満足していなかった容疑者にとって、
綺麗な彼女を「所有」することは自尊心の拠り所であり、
手放すことは、自己の存在価値が脅かされることと同義だったのではないか。



そのためか、加害者の犯行に至る行動からは、
「この俺を裏切った人間は許さない。徹底的に罰を受けるべきだ」との
主張が伝わってくる。
被害者への恨みが強いというより、「自己愛」が肥大した印象を受ける。



私がいじめに関して常々述べている「加害者ケア」の必要性と同様、
加害者の心理やその背後の要因などを分析することは、
こうした事件の再発防止にも不可欠だ。
果たして裁判で、どこまで明らかにされるだろうか。



本件は、
SNS恋愛、リベンジ・ポルノ、ネット・リテラシー教育、加害者対策など、
多様な問題を提起した。
私の詳細な論考については、
連載を担当している熊本日日新聞「論壇」で今月20日に公表する。
その後、当ブログでもご紹介しますので、もう少々お待ちを。
(追記:ご紹介しました!



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