2013年5月28日火曜日

【ネット・リテラシー教育と青少年保護】1.メールでつながる友人関係

本欄では「ネット・リテラシーと青少年保護」をテーマに、
これまで様々な新聞で連載した記事を掲載していきます。
ネットいじめ、SNS中毒からデジタル化する友人・恋愛関係まで……次々お届け!



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【ネット・リテラシーと青少年保護】1.メールでつながる友人関係




 「髪切ったよ」「どんな?」「前髪重めで」「いーじゃん」
 たわいもない放課後のおしゃべり。いまの子どもたちは、こんな一言ずつのやりとりを携帯電話のメールで行なう。携帯メールが、友人関係の構築に欠かせない道具となりつつある。

 NHKが2012年に実施した調査によれば、メールを使用する子どもは中学生で60%、高校生では96%に上った。最近はLINEの流行もあり、コミュニケーションを文字のみで行なう傾向は加速している。

 
なぜ子どもは、友人とのコミュニケーションにメールを多用するのだろうか。「親にバレないから」と言うのはA子。家族に聞かれたくない内容も、携帯メールでなら気軽にやりとり出来る。気になる男の子の話をするとき、固定電話の線を懸命に自室へ引っ張り込んでいた私としては、かなり羨ましい。

 時間と場所を選ばない点も、塾に部活にと忙しい子どものライフスタイルに合う。電車やバスの中でも打てるメールは、手軽に友人との絆を確認できる手段だ。

 さらに、相手の表情や声を直接受け止めるプレッシャーも避けられる。反応は時間差で文字となって返ってくるだけ。謝りたいときや怒りたいとき、メールで一方的に送り付ける方が気が楽だ。

 
だが、文字のみのやりとりには弊害も大きい。人の印象を決めるのは話の内容よりも、声のトーンや表情、しぐさなどの非言語的表現であるとされる。これらは文字だけではとても把握できず、誤解を招きやすい。相手の表情を読み取りながらコミュニケーションを取る能力も身に着かない。

 仲良しグループでは、友情の深さはメールへの「返信の速さ」で量られる。B子は宿題を始める前、友人に「いまから宿題するから携帯の電源切るね」と伝える。内心面倒くさいと思いつつ、可愛い絵文字も添えておく。以前友人のメールに返信するのを忘れ、「軽く見られている気がして気分が悪い」と責められたことがあるのだ。

 C子は友人から届いたメールの内容がつまらなくても、返信の文面に「(笑)」や笑顔の絵文字を付け、面白そうに思っているフリをする。

 携帯メールのおかげで、子どもたちはいつでもどこでも、つながれるようになった。だが無難な文章とカラフルな絵文字は、友人関係の「うわべ」だけを飾っているようにも見える。



(新聞連載)





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2013年5月21日火曜日

なぜ同性婚が必要とされているのか(出演)

先日、テレビ朝日ch2『ニュースの深層』でお話した同性婚問題。
内容の詳細が、番組キャスターである津田大介氏の公式サイトにアップされた


オンエアでは話し切れなかった点や、参考資料に関する情報も沢山盛り込まれているので、
同性婚に関心があるあなたには超!おススメ。


私はカナダに住んでいた時に
カナダ人の同性間結婚を取材したことに加え、
日本人が海を渡ってカナダに同性婚を挙げにきた事例も取材したことがあり、
そうした経験からお話をさせて頂いた。
世界の同性婚事情や、日本における課題について。


御一緒したゲストは、
ゲイであることをオープンにしている東京都豊島区議の石川大我氏。
余談だが、
津田氏は1973年生まれ、石川氏は74年生まれ、私も74年度生まれ(75年早生まれ)と、
このへんほぼ同世代なのです。


なお、
カナダの同性婚事情については
『同性間結婚 カナダで合法化』(AERA寄稿)や、『同性婚への道 キャンパス・レポート』でも詳しくご紹介しているので、
よろしければどうぞ。







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2013年5月10日金曜日

「ネット・携帯と青少年保護」連載スタート!(まゆマガ)

Small_2





大変御無沙汰してしまった。
あなたのゴールデンウィークは如何でしたか?
私は、宮城と福島を訪れていた。



宮城では閖上(ゆりあげ)沿岸、福島では二見ヶ浦へ。
閖上では、壁が崩れ窓の破れた家々が、いまだ手付かずのまま放置状態。
車道から少し離れた土地には、ガレキの積み上げられた大きな山が幾つもあり、
震災から2年経ったとはとても思えない。



流された家々の跡地には小さな鯉のぼりが供えられ、連なる「幸福の黄色いハンカチ」がはためいている。
「ふるさと閖上 だいすき」と書かれた立て看板も。
この土地が、いかに地元の人々に愛されていたかが伝わってくる。
行き交う見学者を背に、フードを目深にかぶった男性が堤防に腰かけ、いつまでも海を見ていた。



二見ヶ浦では、家が流されて土台だけが残った場所に
人々が集まって語り合う姿が。
元住民の方々がゴールデンウィ-クを機に、自分の「家」を偲びに来たのかもしれない。



冒頭の写真は、宮城の松島。
観光スポットに被害の形跡は目立たないが、
少し奥の沿岸部へ行けば、やはり壊滅状態である。
復興活動団体「奥松島 希望のあかり」によるテントが張られていた。



ちなみに松島の穴子天丼はサクサク、ホクホクで絶品。
仙台市内で頬張った牛タンも肉厚で美味であった。
復興支援のためにも今こそドンドン東北へ行き、ガンガン食べましょう!






さて、ここからは表題の話。
御好評を頂いている私の有料メルマガ「渡辺真由子の週刊メディリテ!」(通称「まゆマガ」)で、
「ネット・携帯と青少年保護」についての連載がスタートした。



Photo_2


「大人は知らない!子どもとケータイ、プロフ」と題し、
子どもによる携帯利用の実態やその心理をルポしていく。



なかでも人気を集めた記事「プロフを始める理由」が、
サンプルとして今だけ全文お読み頂けます。登録は初月無料なり。



このメルマガでは、私の就職や留学に関する体験談もタップリ御紹介してきた。
読み逃した方は、バックナンバーが入手出来るのでよろしければどうぞ!




●「テレビ局への就職活動&退職準備のポイント」(2011年11月~2012年7月

●「カナダ留学体験記」(2012年8月~2013年3月











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2013年4月25日木曜日

消費者センターで『広告リテラシー』講演

足立区消費者センターで講演を行なった。
「誇大広告や偽装行為に騙されない 賢い消費者になる! ~広告リテラシーのすすめ」。



「広告リテラシー」とは、メディア・リテラシーの一環である。
主に下記の点をお話した:



・広告リテラシーとは何か
・広告の基本的な読み解き方
・「差別化」のための消費促進
・広告とジェンダー



このテーマは「男女共同参画」に関連してお話することが多いのだが、
「消費者啓発」の分野でもお役に立てるようだ。

ブログに御感想をアップ下さった方を始め、
参加した方々からは多数のお声を頂いた:





 いろいろな広告手法、格差社会を推進する広告など大変勉強になりました。これからは楽しく広告を見たいと思います。特にジェンダー視点を持って見たい。先生の歯切れの良いお話でよくわかりました。



 とても楽しく受けました。良かったです。ありがとうございました。



 国や自治体も男女参画に取り組んでいますし社会的にも随分変化していると思いますが、広告から見たジェンダーには改めて考えさせられました。



 とてもわかりやすく、まとめまでしていただき有難かったです。





 日々目にしている広告の裏に、消費者にデメリットになるような意図が隠されているということがわかり、とても勉強になりました。そのような視点で見ることで、今後は操られることなく自分で判断して消費できるようになれる気がしました。今日のお話は本当に大切な内容だと思います。こういうことがもっとみんなに広まったら良いと強く思いました。ありがとうございました。



 広告に対する視点がちょっと深く見ることができるようになりました。今まではうるさい程度でしたが、人間の心理をここまで利用されているとは。大変素晴らしい講演でした。



 



 大変わかりやすく楽しく聞く事ができました。広告から文化まで作られていくことが大変興味深くおもしろかったです。



 広告に惑わされないように、自分の考えはしっかり持つようにと深く考えさせられました。



 物を見る目が深く考えるようになった。広告にだまされない。





 広告・情報についてもっと深く考えていかねばと思いました。





 広告に手法、表現により、偏った価値観を操作されていることがよくわかりました。これから正しく読み解くようにしていきたいと思います。



 大変勉強になりました。新聞・テレビの広告に見方が変わると思います。



 あまり考えていなかったが、これからは注意して広告を見ようと思う。



 コマーシャルをただ聞き流していましたが、制作者の思いを考えながら裏側を感じ取るのもおもしろいと感じました。



 広告から受ける影響がいかに大きいかがわかり良かったです。情報を判断する柔軟な頭を養い活用できる女性になりたいと思いました。



 とてもわかりやすく興味のわく内容でした。広告が知らず知らずに個人の意志のコントロールや洗脳をしているという視点でみたことがなかったので新鮮な驚きでした。



 大変面白く、つい耳を傾けてしまう。
特に広告によっての収益が得られるかという参考にもなりました。





 広告を見る目が変わりますね。今まで気がつかずになんとなく見ていましたが・・・。振り回されていた自分に反省です。




……等々、全ては紹介しきれない程。
主催者&参加者の皆さま、有難うございました!




【参考文献】



2



オトナのメディア・リテラシー



 



         渡辺 真由子著











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2013年4月20日土曜日

【寄稿】『性教育にメディア・リテラシーを』for日本性教育協会

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��財)日本性教育協会が発行する「現代性教育研究ジャーナル」に寄稿した。



『メディアの性情報と性情報リテラシー ~性教育にメディア・リテラシーを』
というテーマ。



・「性情報リテラシー」とは何か?
・青少年の性的メディア利用の現状
・メディアの性情報の特徴と
 青少年の性意識・性行動に与える影響
・性情報リテラシー教育のあり方



……といった点を、若者たちへの詳細なインタビュー取材&アンケート調査に基き述べている。
こちらで全文読めます。



10代のデートDVは増加傾向にあり、
子どもたちが吸収する性情報の歪みを教育現場で教えることは喫緊の課題といえよう。



Photo_2



なお、今回ご紹介した内容は
取材結果のほんの一部である。



自分たちの性行動・性意識とメディアとの関係について
更にディープかつ赤裸々な若者たちの声は、
最新刊『性情報リテラシー』で具体的に綴っています。










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2013年4月16日火曜日

『プロフ中毒ケータイ天国』が法政大学テキストに

Book


拙著『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』が、
法政大学キャリアデザイン学部のゼミで
テキストとして使用されることになった。



本書は、プロフを始めとするインターネット上のコミュニケーションサイトに
ハマる子どもの心理や、携帯利用による友人関係、恋愛関係の変容を、
女子中高生たちへの詳細なインタビューから明らかにしている。



私自身も女子中学生になりすましてプロフを体験しており、
ある意味「体を張った」取材である。



法政大学のゼミは「論点の考察を通して、自分の視点を捉える」講義とのことで、
学生たちが自らの携帯利用を見つめ直す契機になれば幸いだ。






ちなみに私の著書に関しては、
2


オトナのメディア・リテラシー』が
大学入試(文学部)や小論文模試に出題されたり、
複数の大学のメディア論講義で参考文献に使われたり、
学生たちによる自主的な輪読グループが開かれたりしている。





1


   『大人が知らない ネットいじめの真実』も、
中学校の道徳副教材に引用されている








このような形で、教育の場に貢献出来ることはとても嬉しい。




Photo_4


続いては最新刊の『性情報リテラシー』が、
性教育の教材としてお役に立てることを願うものである。



教師用としても生徒用としても使える体裁となっています。



どげんですか文科省。









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2013年4月10日水曜日

メディア・リテラシー新聞連載「論壇」&公式サイトがオープン!

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新年度が始まりましたねえ。
社会人になると、年度が変わっても大した感慨はなく
日々が淡々と過ぎてしまうからフシギなものである。
自分なりに「新年度らしいこと」を勝手に設定して、
フレッシュな気持ちを奮い起そうではありませぬか。



私の場合、新年度らしいことは2つ。



1つは、熊本日日新聞の「論壇」というコーナーで連載を始めます。



熊本日日といえば、熊本県内で購読率トップ、シェアは実に7割近くに上る強烈新聞である。
が、私は熊本出身でもなければ在住でもない。



なぜワタクシにお声が?と思い昨年の執筆陣を見れば、
北海道大学の山口二郎教授や作家の雨宮処凛氏などで、
どうやら熊本との地縁はあまり問われないようである。



今年度の執筆陣も、五百旗頭 真(いおきべ まこと)神戸大学名誉教授をはじめ
そうそうたる顔ぶれで、私が最年少&唯一の女性。
恐縮だが、「情報の読み解き方」を主題にメディア・リテラシーを紹介して欲しいとの
リクエストを頂いたので、
私なりにジェンダーの視点を交えつつ論じていきたい。



それにしても新聞社が、自己批評につながるメディア・リテラシーを主題とした連載に
踏み切るとは、画期的なこと。しかもそれを地方紙が率先して行なうという事実は意義深い。





さて、もう1つの「新年度らしいこと」はですね……。



公式ホームページがオープンしました



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テーマは「英国風」。
なんちゃって。イメージ合ってるでしょうか?



このブログともども、ご愛顧下さいな。



 






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 メールマガジン 『まゆマガ。』  
 テレビ局への就職活動から退職準備、
 留学、独立まで……
 「渡辺真由子の作り方」をギュギュッと凝縮!










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