2011年3月30日水曜日

埼玉でメディア・リテラシー講演

埼玉県越谷市の
男女共同参画支援センターにて
講演を行なった。



「メディアとうまく付き合う方法
 ~ホントにその情報は正しいの?」
というテーマ。
メディアにおける女性と男性の描かれ方や
その影響について、
お話させて頂いた。



メディア・リテラシーを取り上げると、
通常の男女共同参画講座よりも
年配男性の参加率が高くなる。
「メディアと政治の裏側」といった
暴露話系を期待するのかもしれない
(しかしメインテーマは、
あくまでジェンダー論であります)。



「これを機に、年配の男性にも
男女共同参画に興味を持ってもらえれば」。
そう語る主催者の方は、
随分前に拙著『オトナのメディア・リテラシー』を読み、
この講座の企画を温めておられたのだという。
著者として冥利に尽きます!



Media_literacy




2011年3月23日水曜日

その仕事、本当にやりたいこと?~after3・11

東日本大震災で被災された皆様には、
心よりお見舞い申し上げます。



あの日、私は都内の仕事場にいたが、
経験したことのない激しい揺れに
「もうダメかも」との思いが脳裏をかすめた。
さらに強烈な揺れと波に遭遇した被災地の方々は、
どんなにか恐怖を感じたことだろう。



なんとか無事だった私たちにとっても、
「人生、一寸先は闇」を
肌で感じた出来事であったことは間違いない。
そこで問う。
「あなたは、自分の仕事に満足していますか?」



人生は、いつ終わるかわからない。
「安定した老後」のために
好きでもない仕事をしてお金を貯めても、
その老後が確実に来るかわからない。
ならば、悔いのないように生きようではないか。



「自分が本当にやりたい仕事は何なのか?
住みたい場所はどこなのか?
一緒にいたい人は誰なのか?」



とことん、考えてみよう。



後は、それらを実現するにはどうすればいいか
戦略を練ることだ。
学歴が足りなければ、学び直し。
資金が足りなければ、まずは貯金。



ちなみに私の場合は
「独立」することが目標だったので、
新卒で入ったテレビ局を
「30歳までに辞める」と計画を立てた
(いわゆる、「夢に日付を」ってやつですね)。



その上で、退職してすぐ独立するのは早急と考え
(看板も人脈もないし)、
「留学」をしようと決めた。



すると、やらねばならない事は自ずと見えてくる。
退職3年前から英語の勉強に励みましたよ、ええ。
この経緯、実は紆余曲折もタップリあったのだが、
また機会があれば書きましょう。



あなたも、今回の辛い体験を機に
「自分はどう生きたいか」を
本気で考えてみては如何だろうか。



2011年3月4日金曜日

『ウェークアップ!ぷらす』でネット問題特集

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5日(土)の
日テレ系『ウェークアップ!ぷらす』(午前8時~)は
ネット問題を特集。
私もコメンテーターを務める。

リビア政変でFacebokが果たした役割や
中国のネット規制に鑑み、
日本では「ネット」が今後の暮らしにどう作用するのか、
ネット・リテラシー教育はどうあるべきかなどを
話し合う。

関心がおありの方は
ご覧下さい。

*写真は、まったく関係ないが
 先日北海道の網走で見た流氷。
 オオワシやアザラシも乗っかってたよ
 (写ってないけど)。




2011年2月24日木曜日

「プロフ」とフィルタリングの関係

出会い系サイトが危ないというのは
かねてから言われてきたが、
近年は、出会い系ではない一般の
「コミュニティサイト」で、
被害に巻き込まれる児童が増えている。



警察庁が今月発表した調査によれば、
昨年度にコミュニティサイトで
性犯罪被害などに遭った児童は1239人。
出会い系での被害児童数の、実に約5倍で、
過去最多を記録した。



コミュニティサイトの代表格が「プロフ」である。
見知らぬ人とも簡単にメッセージをやりとり出来、
犯罪の温床になりやすい。
「フィルタリングを付ければいいじゃないか」と
思われるかもしれないが、
実は子どもに最も人気のあるプロフサイトは、
フィルタリングの対象外である。



しかし、プロフの運営企業による安全対策は、
私が調べた限り、
あのFacebookよりも心許ないのが現状だ。



フィルタリングに頼れないなか、
親や教師は、
子どものプロフ利用にどう対応すれば良いのか?
今こそ、考えてみねばならないだろう。



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・ プロフ利用実態
・ Facebookとの比較
・ ネット・リテラシー教育
・ 大人が取るべき対策







ちなみに、新年度から全国の新聞で
「子どもの携帯・プロフ問題」を連載します。









2011年2月5日土曜日

大学入試問題に 『オトナのメディア・リテラシー』

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『オトナのメディア・リテラシー』
(リベルタ出版)




年明けから何かと慌ただしく、
すっかりご無沙汰してしまった。
実は早くも、新たな本を書きだしているのである。
詳しくは、いずれお伝え出来るだろう。





そうそう、日々のちょっとしたことは
ツイッターでつぶやいている。
また、『週刊メディリテ!』では
毎週プライベート・トークを繰り広げているので、
ご興味ある方はどうぞ
(最近は、某高級ブランドを熱く分析してをり)。



さて、受験生にとっては
入試シーズン後半戦突入の時期である。
そんな中、
神戸松蔭女子学院大学の入試問題に、
拙著『オトナのメディア・リテラシー』が出題された。



第1部 「刺激あふれる個性的な毎日をあなたに」
の部分。
靴や洋服の広告が、
女性にあるイデオロギーを植え付けるために使う
テクニックを説いている。
女子学生には是非知っておいてもらいたい点だが、
出題者の方もそう思ったのかしらん。



6月には問題集も発行される模様。
赤本でもチェック頂けるかと。



ちなみに『オトナのメディア・リテラシー』は昨年から、
学研の小論文模試でも出題されるようになった。
高校生の方は、出来るだけ早く
読んでおいた方がいいかもしれません。









2011年1月10日月曜日

【新春寄稿】 受験論「通信教育のススメ」

明けましておめでとうございます。
受験生にとっては、いよいよ本番シーズン突入ですね。
この季節になると思い出すのが、自分の受験時代。


私は小中高とも全て公立で、塾には殆ど行かなかったが、
希望以上の大学に現役合格することが出来た。
それは、ある勉強法を実施したからである。
しかも、塾よりお金をかけずに。
今回はそのノウハウを振り返ってみたい。
教育費に悩む保護者の方のご参考になれば幸いである。


私は高校まで地方で育った。地方というのは、
公立の方が私立よりもレベルが高い傾向にある。
高校受験において、私立は「すべり止め」扱いである。
そんな環境なら、高校まで公立にするだけでも
学費は大助かりなわけだ。
しかし、私が通った公立高校は進学校とはいえ
「中の下」レベル。早慶に現役合格者を出したことはなかった。

ちなみに何故その学校を選んだかというと、
家のすぐ裏手にあったからである
(私は徒歩5分以上の物件は好きではない)。
「その気になればワンランク上の学校へ行ける」と
周囲からは反対された。
だが、背伸びして入った学校で成績がどんぐりの
背比べになるよりも、敢えて実力より一段下を選べば
トップを取りやすい、という考えも私にはあった
(この戦略は人生で色んな選択をするときに有効ですよ。
詳しくはまたいずれ)。


さて如何せん学校は中の下レベルなので、
難関大学に合格するための受験指導はあまり充実していない。
私は第一志望を学習院大学文学部心理学科に決めていたため
(だって紀子さまと同じだから)、何か手を打つ必要があった。
だが塾を選ぶ気にはならず、結果的にそれが功を奏した。


いま、改めて塾のデメリットを分析してみると
大きく2つある。第一に、塾には同年代の異性が多数集まる。
これでは自分の洋服や髪形や仕草の1つ1つが気になり、
とても勉強に集中など出来ない。
塾は学校とは違う微妙な解放感を漂わせているため、
自意識の塊である思春期児には甘美な空間なのだ。


第二に、この点がより重要なのだが、
塾で自分が聞く内容は机を並べた他の生徒も聞いている。
ライバルたちと情報源が一緒なのである。
受験は競争でしょう。他人に抜きん出たければ、その他大勢と
同じことをやっていてはいけない。


では、私が選んだ勉強法は何か。通信教育である。
進研ゼミの私立文系・難関大学向け。
Z会も検討したが、教材にイラストがなく無味乾燥なので
止めておいた。進研ゼミには可愛いキャラクターが登場し、
やる気にさせるのである(「しまじろう」はなかったが)。
通信教育のメリットはもちろん、
塾の月額平均2万円に対して7,8千円と、
費用が安いことが挙げられよう。
だが実は、それより貴重な点が多々ある。


まず、
塾はその場所へ行って座りさえすれば
勝手に授業が始まるので、とりあえず通うだけで
親も子も満足してしまうフシがある。
「他の人と一緒じゃないと勉強出来ない」という、
周囲に流されがちで受け身な子どもに育ってしまう
危険性もある。
通信教育の場合は「自分の意思」で勉強をスタートさせないと
お話にならないため、自然と机に向かう習慣が身につく。


また、目の前に先生がいるわけではないので、
すぐに答えが与えられない。
このため、自分の頭でとことん突き詰めて考えるようになる。
しかも塾とは違い他人とペースを合わせる必要がないので、
得意分野はどんどん進んでいけるし、
苦手な問題には徹底的に時間を割ける。
そして何より、1人で(異性の目を気にせず)
自分の頭の中と対話しながら勉強するので、
「集中力」が養われる。
これは大人になってからの仕事にも大いに武器となる力だ。


そんなわけで塾ではなく通信教育を最大限活用した私は、
めでたく学校創立以来初の慶応現役合格者となり、
校長先生と固い握手を交わしたのでありました。

なお調査によれば、子どもを塾に通わせる母親の5割以上が
「世間の流れに乗り遅れないようにしないと不安」と考えている
(データ提供元はベネッセだが)。
これはメディアが、塾に通うことが最善の策で
あるかのようなメッセージを発信しているのも一因だろう。
大手の塾はメディアの有力なスポンサーであるからだ。

だが、私は通信教育の方をお勧めしたい。
単に割安なだけでなく、
値段を超えた価値があるといま振り返って思うからだ。
表面的な受験テクニックの指導にとどまらず、
人間としての「基礎力」を鍛えてくれる。
私が留学先でのハードな研究活動に耐えられたのも、
通信教育によって「1人でじっくり深く考える」習慣を
身につけられたからだろう
(ベネッセの回し者じゃないですよ、念のため)。


そうそう、第一志望先の学習院はどうしたかって? 
キャンパスに合格発表を見に行ったら、
ロン毛に革ジャンの兄ちゃんたちがぞろぞろ歩いていて、
イメージが崩壊したから辞退しました。



2010年12月24日金曜日

言葉のリテラシー(講演)

千葉県佐倉市の市民大学で
講演を務めた。
主催者から頂いたテーマは
「メディアにおける女男平等参画」。



あれっ?と思われただろうか。
「女男」という表現。
世間では「男女」という呼び方が
当たり前になっている。



おそらく主催者は、
この「当たり前」に異議を唱えるべく
「女男」としたのだろう。
なぜいつも男性が先にきて、女性は後なのか?
こうした身近な言葉使いに
素朴な疑問を持つことは、
両性の共同参画の第一歩である。
他の自治体にも、是非考慮して頂きたい。



「言葉」には
物事の枠組みを決める力がある。
ある事象をどのような言葉使いで表現するかによって、
差別や偏見も簡単に生まれてしまう。
自分や周りの人々、メディアが発信する言葉は
どんな価値観を内包しているのか?
これを意識することは非常に重要だ。



「言葉のリテラシー」についての詳細は
『オトナのメディア・リテラシー』
述べている。



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