「子どもの性とメディア
~性教育に求められる
メディア・リテラシーとは?~」
というテーマで講演を務めた
(チラシはこちら)。
宮崎県男女共同参画センターによる
男女共同参画週間講座。
定員100名を上回る人々が参加され、
急きょ椅子を追加する盛況ぶりでビックリ。熱いっちゃ宮崎。
・インターネット等の普及と子どもの性的トラブル
・性的なトラブル対策としての「性情報リテラシー」
・「創作子どもポルノ問題」
・性教育は人権教育!
……といった内容をお話させて頂いた。
続いてはパネルディスカッション。
子どもの「性」や「メディア」に関する
宮崎県内の取り組みについて、
チャイルドライン、警察、PTAというそれぞれの立場の方が
お話をされ、私はファシリテーターに。
会場の参加者からは
「コンビニの有害図書売り場はトイレに近く、子どももよく通る。どうにかなくせないものか」
「ゲーム等のアプリに性的なマンガやゲームの広告が表示され、
いやでも目にする機会が多い。今後、規制される動きはないのか」
「創作子どもポルノの実態を、PTAや警察はどう把握し、対応についてどう考えるのか」
……などと、活発な質問が相次いだ。
ちなみに警察の方は
拙著
『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち~』を読まれ、
付箋だらけになった同書を
持ってきて下さった。
「『被害者は悪くない』という認識を、警察もしっかり持たないといけませんね」
とのこと。ご参考になれば嬉しく思います。
さらに続いて、
今度は地元の大学生の皆さんとディスカッション。
そう、私が宮崎を訪れる機会を「最大限に生かしたい」という
主催者様の熱い思いにより、
まさかの豪華(?)3本立てスケジュールだったのである。
ディスカッションのテーマは
「恋愛リテラシー ~メディアの性情報に潜む誤解~」。
スマホやネットにより
若者を取り巻く性的メディア環境は急速に変化する中、
メディアの恋愛や性に関する情報の偏りや誤解に気付き、
よりよい関係づくりに向けて出来ることを考えてもらった。
「メディアと現実のギャップが学べて良かった」
「性交や妊娠について、パートナーと話してみる」
「性の悩みを話し合う場があるといい」
……と学生さんたち。
楽しみながら考えを深めてくれた様子で、何より。
講座終了後、
参加者の方々からはご感想がドドドと寄せられた:

・ 「性情報リテラシー」について、これまで知識がなかったが、今回の講義で、現代の大切な問題の1つであると思った。「お互いの尊重」を重点においた性教育=「人権教育」が大切だと分かった。
・「大人がメディアに負けてしまっている」部分があるな、とハッとさせられた。子育て中の保護者、子どもと関わるたくさんの大人に聞いてほしい講演だった。
・性教育は家庭でも取り上げるのは難しかったが、「人権」としての切り口で性情報リテラシーを話し合えばいいのだと分かった。
・とても分かりやすくポイントをつかむことが出来た。性教育のなかに活かしていきたい。
・取材での具体的な話を聞かせて頂き、参考になった。
・「創作子どもポルノ」は大人の問題ですね。
・思春期教育や家庭計画の指導に活かしていける内容で、とても良かった。
・音楽やマンガなど、私の身近なものにジェンダーを考えさせられるものが転がっていることに改めて気付かされた。
……などなど、とてもご紹介しきれない。
講座内容の詳細は、
宮崎県男女共同参画センターの広報誌に掲載されている
(
頁1&
頁2)。
関わって下さった皆様、有難うございました!
<参考文献>
『性情報リテラシー』
若者の赤裸々な生の声が
盛りだくさん!
*PDF版はこちら
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