2018年5月2日水曜日

「全国初のセクハラ裁判から10年」と現在

セクシュアル・ハラスメントに関する問題が
なにかと騒がれている昨今。
日本で初めてセクハラ裁判が起こされたのは1989年、
いまから約30年も前だったことをご存知だろうか。
当時の経緯はこちらで詳しく紹介されている。

裁判から10年後の1999年、
当時テレビ局報道記者だった私は、原告女性を取材した。
その女性は事件以来初めて、テレビカメラの前に顔を出し、
自分の思いを語ってくれたのだった。
取材内容はテレビ朝日『ニュースステーション』で放送した。

あの時、取材者として私は
セクハラ問題に対し様々なことを考えたが
こちらで述べている)、
あれから約20年が経っても、社会はほとんど変わっていない。

当時、原告女性の夫は
テレビの前で語ることを強く拒んだ。
「周囲の眼があるから」というのが理由だった。

セクハラの被害者は、何も悪くない。
しかもその裁判で、被害者側は勝っている。
それなのに、被害者に好奇の目を向けることで
その口を閉ざさせてしまう、私たちの社会の未熟さを痛感した。

そして、さらに約20年が経ったいま。
相変わらずセクハラ被害者の多くは、
表立った発言を自粛せざるを得ない状況にある。
むしろ、自粛の程度は強まったといえよう。
ネット上ですぐに特定され、個人情報をさらされ、
誹謗中傷を浴びせられるからだ。

これは、私たちの社会において
「被害者を責める」価値観が
依然として変わっていないことを意味する。

では、
社会を変えるために必要なことは何なのか?

これについて私からは幾つかの提案があるが、
詳しくはまた機会があれば。

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