「社会に起きている問題を何とかするために研究者としてどうインパクトを与えられるか、ということに関心を持つ研究者」を指すという。
「これだ!」と私は膝を打った。
振り返れば、ジャーナリストでありながらアカデミズムにも足を突っ込んだ私は、「メディアをめぐる日本の人権状況を改善したい」との思いから、数本の論文を書いてきた。
なかでも、
「児童ポルノ規制の新たな展開ー創作物をめぐる国内制度の現状及び国際比較による課題ー」、
「性暴力表現を巡るカナダ法と人権」、
「性情報をめぐるデジタル・シティズンシップ教育の展望」
を書き上げた時点で自らの集大成のように感じ、すっかりプチ・リタイアの心境に陥っていたことは、本ブログ愛読者のあなたならご存知であろう。
しかしいま、改めて日本社会を見渡してみると、特にメディアの性表現をめぐる人権状況について、大きく改善しているとは思えない。
ならば私も、論文で示した提言を社会で実現すべく、動きださねばならない。
「国の中に入って活動してほしい」との御要望も一部の方々から頂いているが、私は選挙戦は性に合わず(愛想がないし)、かといってデモやロビー活動のように手足を動かすことにも向かず(体育は2だし)、粛々と書いたりしゃべったりしていくことになろう。
まずは不同意性交罪が施行されたことを受け、この秋は、「不同意性交を防ぐ性情報リテラシー教育」を指導できる人材の育成をスタートする。
そんなわけでこれからオラのことは、アカデミック・アクティビストと呼んでけろ(←『あまちゃん』の見過ぎ)。
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