東京都町田市が職員向けのメディア・リテラシー研修を実施し、
講師を務めた。
テーマは「広報とジェンダー表現」。
市の職員というのは、情報の受信者であるだけでなく、
発信者でもある。
そのような立場の方々に
メディアの情報を読み解く力をつけてもらうと共に、
女性・男性への固定概念や価値観は、メディアから受けていることを認識してもらい、
公正中立の目線・意識を向上させてもらうことが目的だ。
さらに
自らの生き方がメディアに左右されている可能性に気付くことで、
「自分らしい生き方」を考えるきっかけをつくり、
職員の方々のワーク・ライフ・バランスに繋げることを目指した
(なんかこう書くと、壮大ですね)。
・メディア・リテラシーとは何か?
・ニュースの作られ方
・メディアにおけるジェンダー表現
・ミニ・ワークショップ
・情報の発信者としての立場で気をつけること
……などなど、盛りだくさんの講座内容とさせて頂いた。
私はかつて
某自治体が広報におけるジェンダー表現のガイドラインを
策定した事例を取材したことがあるため、
その経験もご紹介。
「参加者が皆、身を乗り出しながらメモしていて驚きました!」
と主催者の方。
このようなテーマの研修だと
参加される職員の方々は女男共同参画や人権部署が中心かな、
と私は思っていたのだが、
なんとこの市役所では、あらゆる部署から
職員が集まって来られた。
近年は自治体による広報がジェンダーの観点から問題視され、
炎上するケースが相次ぐだけに、
本研修のようなテーマへの関心は高まっているのだろう。
全国のマスコミ関係者が集う
「マスコミ倫理懇談会」全国大会で私が基調講演を務めた際も、
このテーマを取り上げた。
ちなみに今回
講師を務めさせて頂いたきっかけは、
私が他自治体で実施した同様のテーマの講演に
この市の主催者の方が参加され、
「是非ウチでも」と御依頼頂いたことであった。
このように
私がある主催者のもとで行う講演に別の主催者が潜入(?)され、
新たなお声掛けを頂くということが、
実は非常に多い。嬉しいことであります。
お世話になった皆さま、有難うございました!
参考文献は『オトナのメディア・リテラシー』☆
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