主催は大阪府泉大津市。
実は2020年度からラブコール(?)を頂いていたが、コロナ禍に妨げられ、今回、3年目の実現となった。恐縮です。
うちは子ども時代に奈良県に住んでいたので、関西弁が懐かしいですわ。
お話したのは、以下のような内容:
<メディアと男女共同参画>
メディア・リテラシーとは?
ジェンダーとメディア
<ネット時代の人権>
SNSリテラシーとジェンダー
-リベンジポルノ・自画撮り被害
<広告を読み解く>
広告リテラシーとジェンダー
誇大・偽装広告
テレビや新聞、ネットにみられる様々なジェンダー表現(女性・男性の性役割の描かれ方)をめぐる偏りについて、具体的な事例を挙げながら、対策としてのメディア・リテラシーを解説。
SNS上でも、ジェンダー意識による人権トラブルは起きている。
私の取材に基づき、リベンジポルノや自画撮り被害について、現状と対策を紹介した。
私の取材に基づき、リベンジポルノや自画撮り被害について、現状と対策を紹介した。
さらに今回の講演会は、市民消費者講座の一環でもあるとのことで、「広告」に着目。
チラシやネット広告に氾濫するジェンダー表現に加え、誇大・偽装広告の問題も取り上げた。
「広告のテクニックに、自分がいかに踊らされていたかに気づきました」
「メディアが、男女共同参画に大きな影響を与えていることがわかりました」
……などと感想を頂いた。
「『アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)』も、メディアから作られているように感じました」との声も。
その通り。アンコンシャス・バイアスの最大の作り手はメディアといっても、過言ではない。詳しくはこちらで述べている。
なお、本講演の模様は、参加団体がレポートしてくださった。
ありがとうございました!
【参考文献】
メディアが社会の偏見(アンコンシャス・バイアス)に与える影響を、現場の実情と理論から解説:『オトナのメディア・リテラシー』(渡辺真由子著、リベルタ出版/電子版)
『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち~』(渡辺真由子著、弘文堂)