2021年10月6日水曜日

教育委員会で「ネット・トラブルと人権」講演/町田小6自殺

「メディア・リテラシーと人権~ネット・トラブルの現状と対策~」と題して、講演を務めた。 

神奈川県平塚市教育委員会が主催する「人権教育担当者会」にて。
公立幼稚園・こども園、小学校、中学校の先生など約50名が対象。

「小中学生によるスマホ、インターネット等によるトラブルやいじめの状況のほか、教職員の心構えや予防、解決策などを伝えてほしい」とのご依頼であった。

そこで講演では、以下のような内容をお話:

・インターネットがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード:「ネット・リテラシー」とは?
・2大トラブルの現状とリテラシー
①ネットいじめ
②リベンジポルノ・自画撮り被害
・被害にあってしまったら

ネットいじめに関しては、北海道旭川市で発生した女子中学生凍死事案などを例に挙げ、「性的ないじめ(性犯罪)」を防ぐため、「人権に根差した性教育」のあり方も述べた。

「そのような性教育は、子どもたちが幼稚園の時から始められると感じました。大きなヒントになりました」と、主催者の方。

参加者の方々からも多くのご感想が:

・「ネットいじめ=悪口の書き込みというイメージが強かったが、今はネット上でも性に関するいじめが多いと聞いて驚きました。正しい性教育を受ける機会があまりなく、動画や漫画等のフィクションの性知識を得る機会の方が格段に多いと思います。学校でも子どもたちに性に関する知識を得てもらい、被害者にも加害者にもならないよう指導できるといいと思いました」
・「性に対しての誤った知識や、相手のことを考えない行動から生じる性トラブルが増えていると感じます。学校での性教育の大切さを改めて感じました」
・「性教育とメディア・リテラシーの大切さについて実感できた講演でした。ネット環境が急速に広がる中、私たち大人がしなくてはいけない事があると思います。事件や被害にあう前に、ネットの危険性(利便性も含め)を伝えていく必要があると思いました」
・「リベンジポルノについて聞いたことはあったが、当事者の心理などはあまり考えたことがなかったので、とても勉強になりました」
・「これからネットに関わる人権問題と学校現場とは切っても切り離せない時代になってくると思いますので、今回先生のお話を聞き、対応方法などとても参考になりました」

……などなど。
こちらこそ、ありがとうございます。


ところでネットいじめといえば、東京都町田市立小学校の6年生の女児がいじめを訴え、2020年11月に自殺した件が、いま頃になって表面化している。

この件について指摘したい点は多々あるが、特に気になるのは、町田市教育委員会のいじめ問題対策委員会が「当該校に通う児童への影響」などを理由に、報道機関に人権への配慮を求める緊急声明を発表したことである。

私がかつて取材を重ねたいじめ自殺事案でも、
学校側が「在校生への影響」を盾に取り、取材を拒む例が多々あった。
遺族たちは、「亡くなった人間に人権はないのか」と唇をかんだものだ。

在校生らの人権はもちろん大事だが、最も重視されねばならないのは、「死へと追いやられた者」の人権である。
報道機関には自らの使命に従い、真実を明らかにしてもらいたい。
 
 
 【参考文献】


『大人が知らない ネットいじめの真実』  

  (ミネルヴァ書房、単著)

中学道徳教材 採用文献 (3刷)

大学入試 出題文献

 

 

 
 
 

ネットいじめ・SNSトラブル・性教育をオンライン講座で学ぶ

 

 


 

 

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