2013年3月2日土曜日

金沢と埼玉でネットいじめ講演

先日は金沢へ飛んで参った。



金沢市教育委員会が主催した人権問題講演会で
「深刻化する子どものネット犯罪~現状と大人の役割」
と題して講演。



犯罪としての「いじめ」と、ネット上で多発する子どもの性犯罪被害について
お話させて頂いた。



主催者の方からは
「『いじめ』そのものに対する大人の意識改革の重要性を認識し、
規制ばかりでなくメディア・リテラシー教育が必要だと理解できた」
との御感想を頂いた。



ちなみに金沢は私が高校時代を過ごした土地。
前夜は恩師や同級生と旧交を温め、
手取川を飲りながらつついた治部(ジブ)煮が美味やったわいね。



さて、
その少し前には
埼玉県の越谷市学校保健会主催の会合で講演。



ネットいじめを含む「いじめ全般」について、対応策を述べさせて頂いた。





終了後、参加した教職員と保護者の方々からは
多数のお声が寄せられた。一部を御紹介:



【教職員の感想】



○ネットいじめの現状を知り驚きました。その防止についても大変参考になりました。この演題でもっともっと多くの学校職員や保護者に聞いてもらいたいと感じました。


  



○具体的な例を挙げての講演、改めて、子どもたちの笑顔のために役立てていきます。



○大変わかりやすく素晴らしいお話でした。ネットリテラシーの育成は急務であることは、わかっていましたが「何を・どこから」という現状がありました。本日のお話を伺い、理解することができ、着手する糸口が見えました。又、それ以上に子どもとの信頼関係をより強くもてるように努力したいと思います。



 ○「性情報リテラシー」についても聞いてみたいです。 


○小学生のときから情報モラルに関する授業を計画的に取り入れていきたいと思います。



 



○「いじめ像」「いじめられた子ども」のイメージが想像とは全く違ったので、勉強になりました。『いじめる加害者をケアしなければならない』『いじめは絶対にいけない』



      


○はじめて聞く内容のものがあり、改めて、子どもたちの実態を大人が知ることが、まずは必要であると感じました。


○ネットいじめの深刻さ・怖さを改めて確認しました。加害者のケアというお言葉が特に印象に残りました。




○メディアのもつ大変な力をうまく利用すればよいけど、それに飲まれてしまうと大変な
ことになると思った。常に子どもたちを見て、小さな気づきを見つけることができるようになりたいと思った。



○大人に見えないところでの「いじめ」は学校現場では問題としてあがることもあり、応急処置や根本解決については大変勉強になりました。子どもとの信頼関係を築くこととメディアリテラシー教育の重要さを改めて感じました。


 



【保護者の感想】


☆家庭でも子どもの話に耳を傾け行動に気を配っていこうと思いました。



☆「いじめ」に対する大人の役割を考えさせられました。



☆ネットリテラシー・メディアリテラシーは大人の態度から学ぶことがあるということがわかりました。



☆しっかり子どもとコミュニケーションをとり、ネットいじめのこわさを理解した上で、子どもと共に考えていけたらと思いました。



☆子どもとのコミュニケーションを深める上で、些細な変化(SOS)を見逃さないようにしていきたいです。

☆いじめの根本は家庭からつくられるものなのかなーと感じました。家族のコミュニケー
ションを大事にしていきたいです。

☆本当に考えさせられました。今まで、あまり考えなかったことの大変さを感じまし
た。いじめに理由はない、いじめられる子は悪くない、悪いのはいじめる子、その通りだと思いました。どんなときでも、子どもと話し、SOSを見逃さないようにしたいです。



☆子どもの行動を見守り、支え、励ましていきたと思います。



 



☆子どもに携帯を持たせる親として気をつけなくてはいけないと思いました。



☆いじめは絶対にしてはいけない。繰り返し、学校・社会・メディアで呼びかけていかなければいけないと思いました。

☆自分に知識のないネットいじめについてであった。衝撃的な内容で驚いた。大人として
どう介入していくか見当もつかなかったが、講演を聞いて対応していく方法を学ぶ事ができた。


☆今後、我が家の子どもに携帯を持たせる上で、今日お話のなった対策をしっかり教えておきたいと思いました。



 ☆「いじめ」の話に胸が痛くなります。いじめられる側にもいじめる側にも子どもにはなってほしくないです。してはいけないことはしないよう、大人の本気度が問われているのではないでしょうか。「大人が自分の目を使う事が大事」ですね。



☆想像以上のいじめの現状にびっくりしました。いじめは「加害者の方こそ未熟で弱い」「加害者は満たされていない」などのお話が興味深かったです。



☆子どもから相談されるような親でありたいです。



☆子どもに伝えたいことがたくさんありました。ありがとうございました。



☆現在のいじめは昔のいじめと全くやり方が違うということがわかりました。ネットを使用した「大人が見えない所で行い被害者の精神的苦痛を与えるというやり方でいじめる」という方法には驚きました。メディアが与える影響も大きい事がわかりました。子どもが見るものに対して気を配っていきたいです。



 



以上、各地の皆さま、
有難うございました!



*子どものいじめには「性」を悪用する
「性的いじめ」も多発しています。
メディアが発信する性情報とも無縁ではありません:



Photo_2


 『性情報リテラシー』 渡辺真由子著

 ・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、

  自らの性意識・性行動に
どう反映させているのか?

 ・「性的有害情報対策」として

  リテラシー教育はどうあるべきか?

  ⇒メッセージ&目次





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