「生命(いのち)の安全教育」と呼ばれる新たな性教育を、文部科学省が今年度から段階的に授業に導入することが報じられている。
「生命の尊さを学び命を大切にする教育、自分や相手、一人ひとりを尊重する教育を推進し、子供たちを性暴力の加害者にさせない、被害者にさせない、傍観者にさせないための教育・啓発活動を実施する」 と文科省。
この目標を達成するにあたっては、ユネスコが発行する『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』に基づく、人権やメディア・リテラシー教育をどう取り入れるかがポイントになろう。
なかでも重要なのが「メディアの性情報を読み解く力」の育成である。
子どもたちが誤った性情報を鵜呑みにすることが、密室での性暴力を引き起こすことは珍しくないからだ。(参考:『性的同意とメディアの性情報』【包括的性教育】)
折しも、私が教鞭を執るMAYUMEDIAカレッジでは、受講生たち(現役の性教育講師など)が性情報リテラシー教育教材を開発し、指導モデルの発表会を開催したばかりである。
SNSが関わる自画撮り被害や、デートDVについても盛り込まれた。
「今年度から、地元で性情報リテラシー教育の普及を始めます!」と宣言する受講生も。う~む、頼もしい。
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