北陸新幹線が金沢を通るようになって間もなく1ヵ月。
東京にいても何かと金沢の情報を目にするようになり、
大変懐かしい。
何を隠そう、私は金沢育ちである。
転校生だったので、暮らしたのは
中学3年から高校3年までと決して長くはないが、
いわば思春期の思い出が詰まった土地だ。
その前に住んでいた奈良から転校してきて、
なにより戸惑ったのが金沢の方言。
結構、独特なのである。
クラスメートたちが
「だら!」
「いじっかしいげんて!」
と言い合っていてもサッパリわからない。
これは
「アホ!」
「ウザいんだよ!」
という意味なんですねえ。
教師が「〇〇しなさい」と命令する時は、
「〇〇しまっし」と言う。
本人の感情が高ぶると、
「〇〇しまっしま!」と語尾が変化するのが
衝撃的であった。
あなたも金沢を訪れるなら是非、
地元の人の話し言葉に耳をそばだててみて下さい。
新鮮な発見があるやもしれません。
さて、私の家があったのは
近江町市場のすぐそば。
父親が会社帰りに市場で買ってくる甘エビを
毎晩のように食べ、
竪町の美容院へ通い、
尾山神社へ初詣に行っていた。
いま振り返れば
観光名所に囲まれた生活だったが、
なにしろ当時は10代。
金沢の歴史や文化や日本酒の美味しさが
ピンと来ず、
「早く東京に出たいな~」と思いながら
1人黙々と勉強していた。
あれから20年あまり。
最近は、東京に住む高校時代の同級生たちと
<金沢悪女会>を定期的に開催している。
「金沢ってさ、お水が甘いよね」
「お肌が綺麗になるよね」
「また住みたいね」
と、しみじみ語り合うようになった。
金沢の良さは、大人になってから
ジワジワと染みてくるのだ。
最後に、
私のお薦めの金沢土産を御紹介しよう。
不室屋の「宝の麩」。
ふやきに穴を開けてお湯を注ぐと、
中からカラフルな麩や野菜が溢れ出てくる。
ふやきの形は様々あり、
見た目が華やかで味も良い。
私は「ふく梅」のふやきを
おめでたい日に頂くのがお気に入り。
さあ、
あなたも北陸新幹線で金沢への旅、
楽しんできまっしま!
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