2009年2月6日金曜日

メディア・リテラシーの大学講義

慶応大学メディア・コミュニケーション研究所における
今学期の講義が終了した。



最終課題として、学生たちには
ミニ・ドキュメンタリーを制作してもらった。



私の講義は学期前半で、
テレビ番組・新聞報道の読み解き方や、
背後に含まれる「作り手の意図」を
教える。
その理論を体得するため、
最後は学生自身が「作り手」になるのだ。



ニュースを専門家に解説させるのは
メディアの常套手段だが、
その専門家の主張が
自分の伝えたい内容と異なる場合、どうするのか?



インタビューで拾った声は
どのように取捨選択するのか?



バラエティ番組に誇張が含まれていることは
何となく感じ取っていても、
ドキュメンタリー番組は真実を伝えていると
思っている人は多い。



学生たちは今回の制作体験後、
「ドキュメンタリーにも
作り手の意図が多分に入り込んでいることが
わかりました」
と話していた。



このように
メディア・リテラシーを理論と実践の両面から
身に付けてもらう講義は、
出張の要請にも応じている。



折りしも昨日、
ブログ炎上をめぐる一斉摘発が
行なわれたばかり。
今後は「ネット・リテラシー」も益々重要になるだろう。



■関連情報 ・「恋愛リテラシー」の大学講義
         ・慶応白熱教室
          ・慶応大学ラスト講義



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…全く余談だが、ビール腹男性の改善策を思いついた。
詳しくはメルマガ末尾のプライベート・コラムで☆



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オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



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