本日発売の女性ファッション誌『ドマーニ』(小学館)で、
巻頭見開きに登場しております。
「女の時間割」というコーナーで、
30代の働く女性代表として(恐縮でおじゃる)、
私のキャリアや人生観をお話。
さらに、ヘアメイクさんによる魔法で
まつ毛が通常の3倍くらいに伸びたバッチリメイクも
見る価値アリ!
というわけで今回はドマーニ初登場を記念し、
私の仕事遍歴を少々ご紹介しましょう:
【ドマーニ初登場記念(1)~渡辺真由子のキャリア話】
「人間の尊厳が重んじられる社会をつくる」。私が、仕事を通して最終的に実現したい志だ。なぜいじめで自殺をする子どもが後を絶たないのか。なぜ痴漢はいなくならないのか。なぜDV(ドメスティック・バイオレンス)による凄惨な事件が続くのか。この社会には、人間の尊厳を踏みにじる事柄が溢れている。どうすれば、不条理な差別や偏見をなくし、誰もが共存する社会を実現出来るのか?
常にその思いで仕事に向き合ってきた。
常にその思いで仕事に向き合ってきた。
志実現のために重要なものは「発信力」である。私としても、まず自らの発信力を高めることを第一に考えてキャリアを構築してきた。
1998年に大学を卒業し、勤めた先はテレビ局。人々の意識や価値観はメディアに左右される部分が大きい、と感じていた。学生時代のオーストラリア留学で多様な価値観に触れたこともあり、日本にも「多様性」への尊重が根付くよう、テレビの強大な発信力を活用したかった。福岡にある局を選んだのは、男尊女卑が強い土地柄と聞き、改革のしがいがあると考えたためだ(裏理由としては、その年からの就職協定の発足を知らずギリギリまでオーストラリアにおり、出遅れたところを拾って頂いたもの)。
入社後、報道記者・ディレクターとして『全国初のセクハラ裁判から10年~原告女性のいま』(ニュース・ステーション特集)、『少年調書~16歳の自殺 遺族は何と闘ったか』(民放連最優秀賞、放送文化基金優秀賞など受賞)などを担当。取材・構成から原稿執筆・映像編集、さらにナレーションまでを1人でこなし、メディアの制作・発信過程をとことん体得する機会に恵まれた。
*テレビ局時代に私が考えていたことは『わたし流番組論』で。
しかし、こちらがいくら思いを込めた番組を制作しても、一方でいじめのヒントを与えるようなバラエティ番組や、性を興味本位に扱う広告は増長するばかり。一作り手として歯がゆかった。これはもう、メディアの受信者自身が、情報に流されない目を養う必要があるのではないか。そんな危機感に駆られていた時に出会ったのが、「メディア・リテラシー」という学問だった。私は30歳目前にテレビ局を辞め、メディア・リテラシー教育先駆けの国であるカナダで研究する道に飛び込んだ。
2005年から在籍したSimon Fraser
Universityの応用科学部コミュニケーション学科PBD課程は、メディア分析所を中心に、学部・修士・博士課程の講義を横断的に学べるものである。グローバリズム・政治・人種・ジェンダー・言葉といった切り口から、メディアを解釈・分析する研究に従事した。世界先端とされるメディア批評理論に、多文化の環境のなか取り組めた意義は大きい。
Universityの応用科学部コミュニケーション学科PBD課程は、メディア分析所を中心に、学部・修士・博士課程の講義を横断的に学べるものである。グローバリズム・政治・人種・ジェンダー・言葉といった切り口から、メディアを解釈・分析する研究に従事した。世界先端とされるメディア批評理論に、多文化の環境のなか取り組めた意義は大きい。
また、グローバル社会のなかで志を実現するには「英語力」も欠かせない。カナダ滞在中の2年間は「英語の学習法」や「カナダの文化・社会問題」について、留学サイトへの連載を通し、日本の国際人希望者に向けて発信した。私自身も、TOEICで900超えのスコアを取得(ちなみにTOEIC試験対策は全く行っておらず。留学生活を2年も送ると、自然と身に付いていたのでした)。
帰国後は、メディア・ジャーナリストとして活動を開始。研究の成果を『オトナのメディア・リテラシー』(2007、単著、リベルタ出版)にまとめ出版した。さらに、いじめ撲滅や青少年保護も志実現の一環であることから、『大人が知らない
ネットいじめの真実』(2008、単著、ミネルヴァ書房)や『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』(2010、単著、主婦と生活社)を上梓した。ソーシャルメディアを利用する若者の実態や心理を取材・分析し、ネット・リテラシー教育のあり方を提言するものだ。
ネットいじめの真実』(2008、単著、ミネルヴァ書房)や『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』(2010、単著、主婦と生活社)を上梓した。ソーシャルメディアを利用する若者の実態や心理を取材・分析し、ネット・リテラシー教育のあり方を提言するものだ。
実は30歳からのカナダ留学時代、年齢を10歳サバ読みして20歳のフリをしておりました。大学生の若者たちと違和感なく友達になるためである。童顔アジア人ならではの特権ですねえ。その結果、北米の若者たちのネットやSNSの使い方を、私自身が彼女ら彼らとやりとりする仲間の1人として、肌感覚で知ることが出来た。この経験は、その後の取材や研究活動に大いに生きている。
一方、私の経歴とメディア・リテラシー理論を組み合わせ、「女性のキャリアとメディアの関係」や「恋愛リテラシー」、「性情報リテラシー」など、最近は女性向けの講演・執筆を多数手がけている。女性はこれまでのメディアにおいて「搾取される側」であっただけに、批評眼の育成がより求められる。女性の生き方は、メディアが発信するジェンダーイメージに多分に左右されてもいる。「メディアが描く女性像にどのようなカラクリがあり、それがなぜ問題なのか」について、メディア・リテラシーの観点から批判的に読み解く能力を女性たちに伝えることは、私のかねてからの願いなのであった。
……さてさて、色々と綴ってきたが
まだまだお話しきれないことは沢山ある。
私が就職活動から退職、留学を実現する過程で心掛けていたこと、計画した内容などの詳細は、メールマガジン「まゆマガ。」のバックナンバーにてお読み頂けます。
「就職先選びで重視した点」、「会社員時代に力を蓄えるコツ」、「独立前の恋愛相手の選び方」、「ビジネスにおける女性フェロモンのコントロール法」など。特に2012年1月~7月号はおススメ!
次回はドマーニ初登場記念その2として、「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けします。
お楽しみに!
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