昨秋に引き続き、2度目の韓国訪問。
有害サイト対策とネット・リテラシー教育について
調査するためである。
まずは「韓国インターネット自律政策機構」へ。
国内の大手ポータルサイト企業等で形成する
自主規制機関だ。
韓国には既に、政府系のネット規制機関が存在する。
これに対し、民間の自主規制機関は、
政府の介入をけん制する目的で作られたという。
主なポータルサイト企業は全て会員になっているので、
有害と判断した場合の影響力は大きい。
日本にも民間の自主規制団体としてEMAがあるが、
「フィルタリングの対象にするか否か」の判断が
焦点となっている。
これでは、フィルタリングを利用していない者は
相変わらず有害サイトにアクセス出来てしまう。
フィルタリングとは切り離して有害性を判断する
自主規制機関が必要だ。
続いて「韓国インターネット振興院」へ。
ネット・リテラシー教育を手掛ける政府系機関である。
韓国では3歳~6歳の子どもの既に約70%が
ネットを利用しているため、
保育園や幼稚園でのネット教育を検討中とのこと。
小中学生向けへのネット・リテラシー教育については、
教材を見せてもらった。
個人情報保護や著作権などのテーマ別に何冊にも分かれ、
実際のコンテンツ制作と連動させた
非常に充実した内容である。
日本のネット教育にも参考になるだろう。
ところで冒頭の画像は
仁川空港の女子トイレ個室にて。
韓国にも「音消し」機能があるんですねえ。
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