【参考文献】
『性情報リテラシー』(渡辺真由子著)
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なにやらバタバタしていて、気づけば前回のブログ執筆から1ヵ月以上がたってしまった。
お変わりございませぬでしょうか。
さて最近は、同意のない性交、すなわち「不同意性交」の犯罪化をめぐる議論が続いている。
刑法の改正はもちろん重要だが、「そもそも不同意性交を発生させないためには、どうすればいいか」も検討されねばならない。
不同意性交の背景には、SNSやAVといったメディアの性情報による影響があることが、私の取材・研究から明らかになってきた。
子どもにスマホを使わせるにあたり、保護者が特に心配をする点は何だろうか。
いわゆるアダルトサイトが発信する過激な性的有害情報を我が子が目にし、性に対する歪んだ価値観を身につけてしまうことを懸念する保護者は多い。
技術的な規制には限界がある。そこで必要になるのが「性情報リテラシー」教育だ。
アダルトサイトを始めとするメディアが発信する性的有害情報にはどのような特徴があり、どんなテクニックを使って、子どもたちの性意識・性行動にどう影響を与えているのか?
「性的有害情報が青少年にもたらす影響」をまず大人が読み解き、理解することで、子どもが性情報を鵜呑みにせず自分の頭で判断出来るよう、導いていかねばならない。
私は過日、共同通信を介し複数の新聞紙上で、「若者の性とメディア」をめぐる現状と問題点、対策について取材・分析する連載を行なった。
読み逃したあなたにも一緒にこの問題を考えてもらうため、公式ホームページに公開しよう。
【「性情報リテラシー」が必要なのは子どもだけではない】
あなたが過去の性的関係を振り返ったとき、
「そんなつもりじゃなかったのに、相手に強引に迫られた」
「相手の意図を誤解した行動をして、気まずくなった」
といった経験はないだろうか。
無理強いをする性行動は、「デートDV」の1つでもある。
取材を進めるなかで、大学生の女子たちが、日常的にデートDVの被害に遭っていることも明らかになった。
なぜ、性をめぐるコミュニケーションにはズレが生じてしまうのか。
あなた自身は、メディアの性情報をどのように利用してきたのか。
当事者としてもお読み頂きたい。
⇒共同通信の連載記事一覧はこちら
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