コロナで社会の働き方が変わったなどと言われるが、私のようなモノ書きはいわば万年テレワーク。 性リテ銀座カレッジの講義もオンラインで行い、特に変わりのない日々を過ごしている。
ただ、全国で予定されていた講演は、延期等の影響を受けた。
そこで今回は遅ればせながら、コロナ前に務めた講演をご紹介しよう。
長野県青少年育成指導者・青少年サポーター研修会にて、
「深刻化するネットいじめ~その現状と大人の役割~」 と題して
お話させて頂いた(主催は長野県教育委員会、長野県警察本部ほか)。
・スマホ・SNSは「いじめ」をどう変えたか
・ ネットいじめの手口
・大人はどんな対策が必要か
-応急処置編
-根本解決編
……などなど。
「とてもわかりやすいお話で、また聞きたいという参加者の方々も大勢いました」
と主催者の方。
こちらこそ、ありがとうございます!
ところで先日、
プロレスラーの木村花氏が亡くなった。
SNS上で大量の誹謗中傷を受けていたという。
木村氏を攻撃した人々は、その時、どんな気持ちを抱えていたのだろうか。
「バカにしあわない社会作りをしよう」と、私はネットいじめ講演で話すことがある。
職場でバカにされた夫は家で妻をバカにし、妻は子どもをバカにし、子どもは学校で友人をバカにする。もちろん、ネット上でも攻撃的に振る舞う。
誰かを見下すことで自分の優位性を確認し、傷つけられた尊厳を回復したいからだ。
バカにしあう社会の背景には、虐待や暴力、経済的不安、差別などの問題が横たわり、これらの解消にはまだ時間がかかるだろう。
だが、バカにしあう連鎖はいますぐ止められる。
あなたにもその力はある。
「きょう、誰かをバカにしない」
それだけでいい。
そして、スマホに怒りを打ち込もうとしていたその指で、
自分の体を抱きしめてほしい。
胸の奥には、
傷つけられて震えている「小さな私」がいるはずだ。
目を閉じて、その子にこう言ってほしい。
「よく頑張ってるね、えらいよ私」
☆「優しくするということを、ぼくは下の人たちにしてあげて、その下の人たちがその下の人たちにしてくれたら、みんな幸せになると思います」
という言葉を遺して、いじめにより亡くなった少年もいた
【参考文献】
『大人が知らない ネットいじめの真実』
ネット・リテラシー教育は表面的な対処法にすぎない
*中学道徳副読本 採用文献
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