千葉県袖ケ浦市内の中学校で、
「正しいSNSコミュニケーションとはなにか」をテーマに
1・2年生向けに講演を務めた。
主催は木更津法人会。
同会は昨年、
「脱原発」発言を一般公開したことで知られるが、
今回の私からは隠し玉発言はございませぬ。あしからず。。
さて、
生徒たちにお話したのは
ネットの3大トラブルである「ネットいじめ」、「悪ふざけ画像」、「性被害」に対し、
それぞれ求められるSNSリテラシーについて。
このSNSリテラシーは、「受信者」と「発信者」の立場に分けて、
気を付けるべきポイントを解説。
また、
性被害の一環として、
最近問題になっている「リベンジポルノ」についても注意を喚起。
加害者にも被害者にもならないためのリテラシーを紹介した。
リベンジポルノに関する私の論考は
こちらの記事「三鷹女子高生刺殺事件の教訓とリベンジポルノ(新聞寄稿)」
でも述べている。
女子中高生を取材すると、
恋愛への熱の入れようには目覚ましいものがある。
SNSには、「〇〇くん世界一愛してる!離れないでね」
「私には○○くんが必要なの。ずっと一緒」
など、愛を語る言葉をこれでもかと並べる。
もちろん、この年代が恋愛に夢中になるのは昔も同じだが、
スマホ時代のいまは、SNSを通して愛情をアピールすることが
2人の絆を深める大前提となった。
性的画像を恋人に送ってしまうのも、こうした流れの延長上に
あるように見える。
背景には、
「恋愛=性的な結び付き」と早合点させるような若者向けメディアの論調も
無関係ではないだろう。
「性情報」に対するリテラシー教育も急務だ。
(関連記事:「性教育にメディア・リテラシーを!(新聞寄稿)」)
今回の講演に参加した生徒の皆さんは、
照れたりふざけたりするかな~と思ったら
意外に真面目に聞いてくれた御様子。
講演後も活発な質疑を頂いた。
ありがとうございました!
【参考文献】
『性情報リテラシー』
渡辺真由子著(Kindle版)
望まない妊娠、中絶、デートDV……
青少年の 「性的有害情報対策」としての
メディア・リテラシー教育はどうあるべきか?
『プロフ中毒ケータイ天国
子どもの秘密がなくなる日』
渡辺真由子著(主婦の友新書)
◆SNS恋愛に依存する少女たちの心理とは?
◆大学講義テキスト
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