2011年11月1日火曜日

「映像学習プログラム」のシンポジウム

川口市で開かれた
「映像学習プログラム」のシンポジウム
(主催:埼玉県ほか、後援:総務省ほか)で、パネリストを務めた。



シンポは2部構成で、
1部では全国から
子どもたちに映画制作などを
手ほどきしている方々が参加。
自分で企画を考え、撮影・インタビューをする体験が、
子どものコミュニケーション能力や独創性の向上に
役立つ事例が紹介された。



2部は「映像教育の可能性とこれから」
と題したパネルディスカッション。
小宮悦子キャスター、
中央大学の松野良一教授と対談し、
メディア・リテラシーを映像教育にどう盛り込むかについて、
子どもとメディアの関係を取材する立場からお話させて頂いた。



メディア・リテラシーの育成を目的とするならば、
映像教育では制作を体験させるに留まらず、
「映像(テレビや映画)が発信する情報を読み解く力」を
指導することが不可欠だ。



メディアはどんな意図のもとに、どんな手法で情報を届け、
それは我々の意識にどう影響を与えているのか?
これらの点が欠けてしまうと、メディア・リテラシー教育とは言えない。



だが問題は、
教える側の教育者や保護者にとっては
メディアのカラクリがわかりにくいことだ。
いまの大人世代はメディア教育を受けてこなかったので、
当たり前といえば当たり前である。



拙著『オトナのメディア・リテラシー』は、
そんな大人の方々のご参考になればと書いた本。
シンポでお会いした
札幌の映像学習担当の方から「読みました!」と言われ、
チョット嬉しかったのでおじゃりました:



Media_literacy




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