2013年12月18日水曜日

「恋愛リテラシーと性的同意」のミニ講義@慶応SFC

元・TBSキャスター&内閣審議官の下村健一氏が担当されている
慶応大学SFCのマスコミュニケーション講義に飛び入り参加。
「恋愛リテラシー」について、お話させて頂いた。

・「恋愛リテラシー」って何?
・メディアの恋愛情報と異性のキモチのズレ
(1)「露出服」の意味
(2)「家で2人きり」の意味
(3)避妊方法の誤解
・性的同意

…などなど。

特に女子が熱心に聞いており、
講義終了後に「面白かったです!」と駆け寄ってきてくれる学生も。

女子は男子にこういう話、知って欲しいんだよね。



この日語った内容の詳細は
拙著『性情報リテラシー』に詰まっています!


ちなみに下村氏とは
私がテレビ局を退職し、
カナダでメディア・リテラシーを研究していた頃からのお付き合い。
帰国後も何かと情報交換をさせて頂いている。


ひゃ~、初対面からもう9年や。


【参考文献】
最新刊!性教育とメディア・リテラシー

Photo_2



『性情報リテラシー』


・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?

・「性的有害情報対策」としての
 リテラシー教育はどうあるべきか? 






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2013年12月12日木曜日

「女男共同参画とメディア」講演@小田原&福井

小田原市で先日、
女男共同参画とメディアに関する講演を務めた。
市の人権・男女共同参画課の主催で、市町村連携事業の一環。

以前に「かながわ女性センター」で
メディア・リテラシー講座の講師を担当したことから、
「うちでも是非」との御依頼。恐縮でおじゃる。

今回は「オトナのメディア・リテラシー~女男共同参画の視点から」と題し、
・メディア・リテラシーとは?
・【受信者編】ニュースの作られ方・ジェンダーとメディア
・【発信者編】情報を「伝える」リテラシー

…について、お話させて頂いた。


・「情報発信の視点で聞いたところ、最後に発信者編があり、受講者のハートをキャッチしていると感じました」

・「内容が身近であり、自分の中に潜在する意識に触れられ興味深かった」

・「日頃、メディアの報道内容を疑わしいと思っていたが、やはりそうだったことが分かって面白かった」

・「自分自身はあまりジェンダー論に実感がわかず、興味を持てずにいましたが、実際の新聞や中吊り広告の説明を聞いて、今までメディアの思うように受けとっている部分も多かったのだと実感しました」

・「TV報道やCMなど、何気なく見ていてあまり気にならなかったが、言われてみると確かに、と思うことが多かった」

等々、参加者の方からは多くの御感想が。

 

主催者の方からも、
「日常生活に密着した内容で興味深く、
また、情報の発信者側としても考えさせられる内容で
参加者から大変好評でした」
とのコメントを頂いた。
有難うございます!

ちなみに本講座には
市民に加え、全庁の職員の方々も研修として参加し、予定を大幅に上回る人数に。
男女共同参画以外の部署の方々にも聞く機会を設けるとは、
小田原市、意識が高いですな。

 

続いて福井へ。
福井県生活学習館が主催した
男女共同参画推進講座リーダー養成コースにて
「メディア・リテラシーとジェンダー」の関係をお話。

こちらでは以前にも同様の講座を担当したことがあり、
リピート登壇となった。

帰路、福井駅で名物「しめ鯖弁当」を購入。
ほのかなお酢の香り漂う肉厚の鯖が、
美味しゅうございました!


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2013年12月4日水曜日

メディアの性情報に踊らされる子どもたち(新聞寄稿)

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「初めて性的メディアに接した時期は小学5年生未満」。
こう答えた割合が男子も女子もトップだった。私が複数の大学の学生男女計
141人を対象に実施した、性とメディアに関する調査結果である。


性的な内容を扱う雑誌や漫画、AV(アダルトビデオ)の氾濫に加え、近年はインターネットの普及により、青少年が性情報を目にする機会は増大している。親や学校がまともに教えてくれないぶん、メディアは「性の教科書」として重宝されている。


そうしたメディアの性情報は、青少年の性意識・性行動にどう反映されているのか。この問いを検証するための調査結果の概要を、今回から「現状編」と「対策編」の2度に分けて報告しよう。


性的メディアに初めて接したきっかけとしては「ネットで見た」や「自主規制のゆるい店で成人雑誌を購入」が多い。反面、「父親の通勤かばんから成人向けグラビア誌を発見。汚らわしいと思った」(男子)、「中1のとき、父親が家に隠しているAVを見つけ、友人と観賞会を開いた」(女子)などの声も。家庭が、子どもへの性情報の供給源になっている実態は見過ごせない。


では、このように子ども達がメディアから吸収した性情報は、彼ら彼女らに何らかの影響を及ぼすのだろうか。 


A子(21)が初体験をしたのは高2の時。たいして好きでもない相手とだった。「ティーン雑誌の読者アンケートに、初体験年齢の1位が15歳と紹介されていました。そういう話を読むと焦るというか、私も早くエッチしなきゃいけないと思ったんです」


A男(21)は、合コンで知り合った女の子たちと一夜限りの関係を重ねる。ファッション誌のナンパ特集で、次々と女性を口説く男性の姿に憧れたのだという。「そこまで単発の関係を望んでいるわけではないのに、友達に自慢したいがために頑張っているところがありますね」


さらに深刻な事態も発生している。


B子(19)は、「映画のDVDを見よう」と言われて同級生の男子の家へ遊びに行ったところ、強引に迫られ性交された。「抵抗したけれど聞き入れてもらえず、仕方なく許しました。でも、全然幸せではありませんでした」。


顔見知りの相手による合意のない性交渉は、「デートDV」の1つである。今回、女子学生たちの口からデートDVの被害体験が次々と出てきたことに、衝撃を覚えた。「嫌だといっても聞いてくれなくてとても不快だった。私の気持ちより自分の欲求が大事なのかと、幻滅した」「寝ている時に無理やり迫られた。
泣いてもやめてくれない」「ノーといっても本気のノーとは気づかず、エッチしようとしてきた」「家にいたときに強引に誘われた。抵抗したが、無理やり手を押さえられた」……。


こうした行為に身に覚えのあるB男(21)は言う。「彼女にノーと言われたとき、『これはいいのかな、行けるのかな』という考えが頭をよぎりました。雑誌に『女性が嫌がるのはポーズ』と書いてあったんですよ。AVだって、最初は女性が嫌がって、でも脱いだらそのうち乗り気になってくる、ってパターンが多いですから」。


またC男(22)は、「中高生の頃見ていたテレビで、『家で2人きりになったら、やらなきゃいけないっしょ』と、お笑いタレントたちがよく発言していたんですよ。そんなもんかな、と思ってました」と振り返る。
 避妊に関してはどうか。男子へのアンケート(複数回答)によれば、避妊手段として「コンドーム」の利用者が88%と1位だった。だが2位は、避妊効果はほぼないとされる「膣外射精」で、21%となっている。


「膣外射精は避妊の一種かと思っていました。周りにもそう信じているヤツは多い。AVでしょっちゅう、その場面出てくるし」「アダルト動画を見ていてもコンドームを付ける場面はあまりないので、大丈夫と思ってしまう」等の声が男子たちから寄せられた。


 メディアの性情報をうのみにしてしまう子どもたちがいることを、保護者や教師は把握しておくべきだ。

(熊本日日新聞『論壇』寄稿、2013.11.17)

>>対策編「性教育にメディア・リテラシーを!(新聞寄稿)」


【参考文献】
最新刊!性教育とメディア・リテラシー

Photo_2



『性情報リテラシー』


・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?

・「性的有害情報対策」としての
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2013年12月2日月曜日

『性情報リテラシー』 kindle版発売!

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  大変お待たせ致しました!
ご好評頂いている『性情報リテラシー』、
「Kindle版はないの?」というご要望にお応えして
ついに!Amazonにて発売がスタートしました。



スマホをお持ちであれば
Kindle無料アプリをダウンロードして読めます。



ネットのアダルトサイトやAV、アダルト雑誌・漫画など
メディアの性情報が氾濫する現代、
それらは青少年の性意識・性行動に
どう影響を与えているのか?



いわゆる「性的有害情報」対策としての
メディア・リテラシー教育はどうあるべきなのか?



青少年の性をめぐる「現状」と「対策」を、
大学生たちの赤裸々な声を盛り込んで伝えている。
「よく、こんな事まで話してくれましたね!」と読者の方々から驚かれるが、
「恥ずかしいけれど、研究の役に立つなら……」と勇気を振り絞ってくれた
彼女ら彼らのおかげである。



『性情報リテラシー』の内容については、
既に全国の教育委員会や中学・高校PTA、生徒向け、学術研究会などで
多数の講演をさせて頂いている。



性教育に関心のある方には是非お読み頂きたい。
もちろん、現役の中・高・大学生にとっても
「恋愛リテラシー」や「性コミュニケーション能力」を向上させる
一助となるだろう。



詳細&目次はこちら!


☆追記☆
発売直後、「家庭医学・健康」部門の新着ランキングで
早くもベストテン入りしました!
有難うございます。


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2013年11月22日金曜日

ネットいじめ講演@横浜、金沢&岡山

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この1週間はたて続けにネットいじめ講演が3本入り、
飛び回っておりました。



まずは横浜にて、
泉区PTA連絡協議会指導者研修会で講演。
区内の小・中学校25校のPTA関係者の方々、約500人向け。



「深刻化するネットいじめ~メディアが子どもに与える影響」と題し、
ネットいじめの現状と対策を、
スマートフォンやLINEの問題も含めてお話。
ネットやメディア全般のリテラシーを身に付ける大切さについても
述べさせて頂いた。



続いて、金沢へ新幹線でGO。
石川県高等学校PTA連合会の研究大会・役員研修会にて記念講演。
金沢は私が高校時代を過ごした土地でもあり、
当時の担任の先生と20年ぶりの再会を果たすことが出来た。



ちなみに前日は
金沢の奥座敷である湯湧温泉に宿をとり、しばしの休息。
ここは源泉が飲めて、サラサラのお湯が楽しめるわいね!



Photo


金沢から帰京した翌日、再び新幹線に乗り
今度は岡山へ。



岡山県男女共同参画青少年課が主催した
青少年健全育成講演会にて、
「ネットいじめから子どもを守る」と題してお話。




会場は盛況で質疑応答も活発に行われ、
主催者の方からは
「事例を含み解りやすい話だった」との声が寄せられた。
講演の模様は、地元の新聞記事に掲載されている。
参加者の方からも嬉しい御感想が。



なお、金沢と岡山での講演は今年2度め。
1度めの講演を聞かれた方々が、「次は是非うちの主催で」とお誘い下さった。
有難うございます!



実はこの時期、
フジテレビの某情報番組からリベンジポルノの件で、
「見知らぬ相手に裸の画像を送る子どもの心理」をコメントして欲しいとの依頼が。
しかし上記のようにバタバタしていたため、都合つかず。



それにしてもあなた、
3日連続で新幹線に乗ったことあります?
腰にきますね~。



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・【参考文献】

1


『大人が知らない ネットいじめの真実』

Book




『プロフ中毒ケータイ天国
 子どもの秘密がなくなる日
』












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2013年11月6日水曜日

『ドマーニ』初登場記念(2)~渡辺真由子の美容&風水話

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『ドマーニ』巻頭記事、おかげさまで多方面から御好評頂いております。


日頃は教育系など硬めの雑誌中心に登場しているため、
こういうオシャレ系は照れますなり。


とはいえ、せっかくの機会なので今回は、
「美容」と「風水」という女子らしいテーマでお話をしましょう。

ブログ初公開やで!




【ドマーニ初登場記念(2)~渡辺真由子の美容&風水話】


「キメと水分量が理想的ですね!」と美容関係の方々に言って頂く私の肌だが
(自慢じゃないですよ、ええ)、
心掛けている点はたったの3つ。


・ナチュラルコスメ
・ノーファンデ
・こすらない


まず1点目について。
基礎化粧品は出来るだけ、化学物質が入っていないものを選んでいる。
化粧品の大半が化学物質の融合体だと思うと、お肌への影響が怖いんですよねえ。


Dhc


そんな私が愛用するのはこちら、
DHCのオリーブバージンオイル。
有機栽培オリーブを使用した、オーガニック100%の美容オイルである。


化粧水(無香料・無着色・パラベンフリー・弱酸性)をつけた後に、このオイルをわずか1滴、顔全体に伸ばすだけのシンプルケア。

これでお肌は乾燥知らず!
(断っておくがDHCからは1円ももらっていません。効果には個人差あり)

もう1つのポイントが、「ファンデーションは塗らない」。
ファンデを塗ると毛穴が詰まる感じで、皮膚呼吸が苦しくなる。
こりゃ肌が可哀想だと、アラフォーのいまに至るまで
全く塗ることはありません。
上記のシンプルケアで素肌の調子を良くしておけば、
下地クリームだけで十分なのであります。


3つめは、
肌は極力「こすらない」ということ。
こすりすぎると肌が炎症を起こし、シミシワタルミを引き起こすというではありませんか。
よって洗顔はたっぷりの泡で優しく洗い、
タオルで軽く押さえるように拭き、
化粧水もコットンは使わずに指でのソフトタッチ。
スクラブ洗顔なんてもってのほかですな(個人的意見)。


温泉施設等に行くと、洗面所で
肌をゴシゴシこすりながら洗ったり
ぐいぐい皮膚をひっぱりながらクリームを塗ったりしている女性をよく見かける。
そのケア、ヤバいかもしれませぬ。



さて、美容話はこれぐらいにし、
もう1つのテーマ「風水」について。


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   私の風水好きは、この手帳インタビューでも明らかにしたところである。


占いや宗教には興味がない私が
なぜ風水に魅かれたかというと、
「掃除するだけで福がくる!」という、わかりやすさからなんですねえ(本格的な風水はもっと複雑です、念の為)。


テレビ局に勤めていた頃の私といえば、
非常に多忙であることを理由に部屋の掃除は滅多にせず、
ベッドシーツも数ヵ月に一度しか取り変えない生活を送っていました。


食器に至っては
洗うのが面倒くさいので、使用済みのものをひたすらシンクに積み上げて放置
(だって洗ってもまた使えば汚れるんだから空しいでしょう)。


積み重なった食器が蛇口をふさぎ、水を流すのに支障が出るようになったところで
イヤイヤ洗う、の繰り返し。
食器を洗わずとも1週間はもつよう、マグカップ等は7個常備。


そのうち、まとめ洗いにもウンザリし、
食器洗い機を買いました(ちなみに1人暮らし)。


でも使用済み食器を毎回洗浄機にセットするのは手間がかかるので、
結局ため込んでからギュウギュウと詰め込む羽目に。
当然お皿等に洗い残しがこびりついたが、
細かいことをいちいち気にしては働きマンは務まらないのであった。


そんな働く女子の鏡(?)的暮らしをしていた私が風水に出会ったのは
およそ10年前、ちょうどテレビ局を辞める頃である。


「汚れた部屋では運気が下がるらしい!」と聞き、
突然掃除に励むように。
シーツはこまめに替え、食器も久々に手で洗うようになった。
やはり、人間はメリットがないと動かないものですね。


綺麗な部屋だと気分も清々しいし、
インテリアの色合いに配慮するのもなかなか楽しい(「西に黄色」とか)。
いまの私があるのも、風水のおかげだと思っている。


というわけで、目の前に人参をぶらさげるようなこの方法、
お掃除嫌いのあなたにはおススメ。
ちなみに私が参考にするのはDr.コパ氏の風水です。


以上、ブログ初出しネタ
「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けしたばい!


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2013年11月1日金曜日

『Domani』巻頭「女性とキャリア」インタビュー

Domani201312_2

本日発売の女性ファッション誌『ドマーニ』(小学館)で、
巻頭見開きに登場しております。
「女の時間割」というコーナーで、
30代の働く女性代表として(恐縮でおじゃる)、
私のキャリアや人生観をお話。


さらに、ヘアメイクさんによる魔法で
まつ毛が通常の3倍くらいに伸びたバッチリメイクも
見る価値アリ!

というわけで今回はドマーニ初登場を記念し、
私の仕事遍歴を少々ご紹介しましょう:

【ドマーニ初登場記念(1)~渡辺真由子のキャリア話】

「人間の尊厳が重んじられる社会をつくる」。私が、仕事を通して最終的に実現したい志だ。なぜいじめで自殺をする子どもが後を絶たないのか。なぜ痴漢はいなくならないのか。なぜDV(ドメスティック・バイオレンス)による凄惨な事件が続くのか。この社会には、人間の尊厳を踏みにじる事柄が溢れている。どうすれば、不条理な差別や偏見をなくし、誰もが共存する社会を実現出来るのか?
常にその思いで仕事に向き合ってきた。

志実現のために重要なものは「発信力」である。私としても、まず自らの発信力を高めることを第一に考えてキャリアを構築してきた。

1998年に大学を卒業し、勤めた先はテレビ局。人々の意識や価値観はメディアに左右される部分が大きい、と感じていた。学生時代のオーストラリア留学で多様な価値観に触れたこともあり、日本にも「多様性」への尊重が根付くよう、テレビの強大な発信力を活用したかった。福岡にある局を選んだのは、男尊女卑が強い土地柄と聞き、改革のしがいがあると考えたためだ(裏理由としては、その年からの就職協定の発足を知らずギリギリまでオーストラリアにおり、出遅れたところを拾って頂いたもの)。

入社後、報道記者・ディレクターとして『全国初のセクハラ裁判から10年~原告女性のいま』(ニュース・ステーション特集)、『少年調書~16歳の自殺 遺族は何と闘ったか』(民放連最優秀賞、放送文化基金優秀賞など受賞)などを担当。取材・構成から原稿執筆・映像編集、さらにナレーションまでを1人でこなし、メディアの制作・発信過程をとことん体得する機会に恵まれた。
*テレビ局時代に私が考えていたことは『わたし流番組論』で。

しかし、こちらがいくら思いを込めた番組を制作しても、一方でいじめのヒントを与えるようなバラエティ番組や、性を興味本位に扱う広告は増長するばかり。一作り手として歯がゆかった。これはもう、メディアの受信者自身が、情報に流されない目を養う必要があるのではないか。そんな危機感に駆られていた時に出会ったのが、「メディア・リテラシー」という学問だった。私は30歳目前にテレビ局を辞め、メディア・リテラシー教育先駆けの国であるカナダで研究する道に飛び込んだ。

2005年から在籍したSimon Fraser Universityの応用科学部コミュニケーション学科PBD課程は、メディア分析所を中心に、学部・修士・博士課程の講義を横断的に学べるものである。グローバリズム・政治・人種・ジェンダー・言葉といった切り口から、メディアを解釈・分析する研究に従事した。世界先端とされるメディア批評理論に、多文化の環境のなか取り組めた意義は大きい。

また、グローバル社会のなかで志を実現するには「英語力」も欠かせない。カナダ滞在中の2年間は「英語の学習法」や「カナダの文化・社会問題」について、留学サイトへの連載を通し、日本の国際人希望者に向けて発信した。私自身も、TOEICで900超えのスコアを取得(ちなみにTOEIC試験対策は全く行っておらず。留学生活を2年も送ると、自然と身に付いていたのでした)。

帰国後は、メディア・ジャーナリストとして活動を開始。研究の成果を『オトナのメディア・リテラシー』(2007、単著、リベルタ出版)にまとめ出版した。さらに、いじめ撲滅や青少年保護も志実現の一環であることから、『大人が知らない
ネットいじめの真実』(2008、単著、ミネルヴァ書房)や『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』(2010、単著、主婦と生活社)を上梓した。ソーシャルメディアを利用する若者の実態や心理を取材・分析し、ネット・リテラシー教育のあり方を提言するものだ。

実は30歳からのカナダ留学時代、年齢を10歳サバ読みして20歳のフリをしておりました。大学生の若者たちと違和感なく友達になるためである。童顔アジア人ならではの特権ですねえ。その結果、北米の若者たちのネットやSNSの使い方を、私自身が彼女ら彼らとやりとりする仲間の1人として、肌感覚で知ることが出来た。この経験は、その後の取材や研究活動に大いに生きている。

一方、私の経歴とメディア・リテラシー理論を組み合わせ、「女性のキャリアとメディアの関係」や「恋愛リテラシー」、「性情報リテラシー」など、最近は女性向けの講演・執筆を多数手がけている。女性はこれまでのメディアにおいて「搾取される側」であっただけに、批評眼の育成がより求められる。女性の生き方は、メディアが発信するジェンダーイメージに多分に左右されてもいる。「メディアが描く女性像にどのようなカラクリがあり、それがなぜ問題なのか」について、メディア・リテラシーの観点から批判的に読み解く能力を女性たちに伝えることは、私のかねてからの願いなのであった。


 ……さてさて、色々と綴ってきたが
まだまだお話しきれないことは沢山ある。
私が就職活動から退職、留学を実現する過程で心掛けていたこと、計画した内容などの詳細は、また機会があればお話しよう。

「就職先選びで重視した点」、「会社員時代に力を蓄えるコツ」、「独立前の恋愛相手の選び方」、「ビジネスにおける女性フェロモンのコントロール法」などもね。

次回はドマーニ初登場記念その2として、「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けします。
お楽しみに!


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