2025年12月23日火曜日

兵庫で「ネットの誹謗中傷と人権」講演

「インターネット上の誹謗中傷と人権」をテーマに、兵庫県三田市主催の「人権と共生社会を考える市民のつどい」で、講演を務めた。

人権週間のイベントで、300人近い方々がご参加。

兵庫県は、SNSなどでの中傷を防止する条例を今月可決し、2026年1月から施行する。 

今回の講演でも、
・情報プラットフォーム対処法の施行
・インターネット上の誹謗中傷やメディアリテラシーの具体例
・市民が今後とるべき行動
……を解説してほしいとのことであった。

このため、ネットいじめ問題を対象に、日本の現状や背景、さらに被害者の気持ちや「加害者ケア」の必要性を分析してお話。
講演の模様は神戸新聞に掲載されている(有料記事)。


・ネットいじめのよりリアルな実態を知れた。加害者側にもかなりのリスクがあることを理解した。人の本心を、これだけ具体的に言語化する講師を今だかつて知らない。

・実例を紹介しながらネットいじめの理解が深まりました。子どもを支える大人の役割について、改めて考えることができました。保護者にも、共有していきたいです。

・近年問題になっているSNSでのいじめについて、どのように大人がアプローチすることが大切か学ぶことができました。

・いじめの応急処置、根本解決にむけて、家でも職場でもできることからはじめたいと思いました。

・私達大人(私は高齢者)の知らない分からない世界がある。将来ある子どもたちが幸せに大人になってほしいと願っている。

・講演のフレーズか強く心に残りました。心にストンと落ちた気がします。

・メディアを読み解く力をつけていきたいと思いました。

・いじめは、その場で起きていること、表面化されていることだけでなく、様々な日常の場面から起因していることも学びました。

・私にとって勉強になった。新たな知識を吸収することができた。分かりやすかった。

・ ネットいじめには大人が、リテラシーを持つ大切さが分かりました。

 ……などなど、参加者からは沢山のご感想を頂いた。

 

「とても分かりやすく、参加者のみなさんも、その日から出来ることに取り組んでいこうという気持ちになられたのではないかと思います。」と主催者の方。ありがとうございます。

 

ちなみに、ファッションを見てもわかる通り(?)、私はもと関西人。

前回のブログで中学3年から金沢に暮らしたと述べたが、ではその前はどこに住んでいたのかというと、奈良県なのである。 

奈良出身と伝えると、最近は「高市総理のお膝元ですね!」と言われることが多い。

高市氏はかつて児童ポルノ禁止法に関し、「子どもに対する性行為を描いたコミックは法規制の対象外」であることを問題視するなど、青少年健全育成政策に力を入れており、確かに私も注視している。

ただし、青少年は国家による管理の対象ではなく、個人としての尊厳を守られるべき存在だ。

高市氏には、子どもの人権を最優先する政策を、よろしくどうぞ。

 

【参考文献】

創作児童ポルノによる、実在する子どもへの人権侵害とは?【現実の事例集】~AI時代に子どもをどう守るか④ |メディアと人権研究所MAYUMEDIA(M研)公式note


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2025年12月18日木曜日

「ネットいじめ・性的ディープフェイクとSNS」講演(人権週間)

福岡市が今月主催した、人権尊重週間行事で講演を務めた(西日本新聞での告知はこちら)。
「インターネットと子どもの人権」に関する内容で、とのご依頼。

このイベントでは市内7区でそれぞれ講師を招くことになっており、複数の区が私の名前を挙げておられたとのこと。最終的に、競り勝った(?)早良区に登壇させて頂いた。

「深刻化するネットいじめ その現状と大人の役割」と題し、下記の内容をお話:

●スマホ・SNSは「いじめ」をどう変えたか
●ネットいじめの手口
●大人はどんな対策が必要か?
 -応急処置編
 -根本解決編

ホールの開場前から最前列に並んでおられたご夫婦が、講演後、「子どもについての悩みに答えを得られました」と、主催者づてでメッセージをくださった。ありがとうございます!

 

また、ご報告が遅くなったが11月には、金沢市同和教育研究協議会の主催イベントで講演。 

同会は金沢市内の公立小学校・中学校の教員で組織された会で、人権週間を前に学習会を開きたいとのことであった。

「SNSと人権」をテーマに、下記のようなポイントを取り上げてほしいとご要望が:

・大人の知らないところで子どもたちがどんなふうにネット社会と接しているのか
 
・その背景には子どもたちのどんな思いがあるのか
 
・子どもたちにどのように寄り添っていけばよいのか
 
・子どもたちに人権に配慮したネット社会との付き合い方について教えていくときに大切なこと
 

当日は「子どもとSNSトラブル~大人が学ぶ、インターネットとの付き合い方~」と題し、金沢市内の教職員約300人を対象に、次のような点をお話:

・ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
・対策キーワード: 「ネット・SNSリテラシー」とは?
・3大トラブルの現状とリテラシー
 1.ネットいじめ
 2.リベンジポルノ・自画撮り被害
 3.性的ディープフェイク
☆性的トラブルとジェンダー
・被害にあってしまったら

「性的画像を送ってしまう子どもの気持ちが理解できました」と主催者の方。何よりです。

ちなみに金沢は、私が中学3年~高校3年までの青春時代を過ごした街。
再会した地元の友人に、当時の学校や自宅を車で案内してもらい、しばし思い出に浸ったわいね。

さらに、せっかくなのでと富山観光へ。

高岡古城公園の逆さ紅葉(画像)や、黒部峡谷トロッコ電車を楽しみ、「富山湾の宝石」と称される白エビに舌鼓。

金沢時代は富山のことをよく知らなかったが、実は見どころ色々。あなたも富山に遊びに来られ~。

 

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2025年12月12日金曜日

日本家族計画協会&助産師会で「SNSの性的トラブルと子ども」講演

 

一般社団法人 日本家族計画協会が主催する「思春期保健セミナー」で、講演を務めた。東京都内のスタジオでのリモート収録。

医師や心理士、警察官など、保健・医療・教育・福祉・司法関係者が対象。

「JFPA 思春期保健相談士Ⓡ」の養成も兼ねるとのことで、私は2017年から講義を何度か担当させて頂いている。

今年は「思春期におけるネット・トラブルの根本的原因とその考察」と題し、下記の内容をお話:

●ネット・SNSがトラブルを招きやすい理由
●対策キーワード:「ネット・
SNSリテラシー」とは?
●デートDVSNS -リベンジポルノ・自画撮り被害
●性的トラブルの現状とリテラシー
1.性情報の誤解
2.性的ディープフェイク
●ネット・SNSと性教育のこれから
 

その後のアンケートでは、受講者約300人中、講義への満足度が「期待以上」「期待通り」で計99%という結果に。
恐れ入ります。 
 

・とてもわかりやすかったです! ありがとうございました!

・何となく現状は把握していたつもりだったが、想像以上にいままでの性教育が役に立っていなかったのだと実感しました。自分の偏見も確かにありました。今後プレコンセプションケアに携わる機会が増えると思うので、学んだことを活かしていきたいです。 

・簡潔でネットトラブルの背景や現状、トラブル時の対処法がすごくわかりやすかったです。

・職業柄、自画撮り被害等のネットトラブルに合った子どもとかかわる機会があるのですが、性的トラブルにはどのような背景があるのか学ぶことができたため、仕事に活きる知識が身についたと感じています。

・支援対象の子ども、保護者への説明をどのように展開すれば理解が深まるのか、具体的で分かりやすかったです。有難うございました。

・根本的原因とその考察が大変勉強になりました。 自分自身がネットとかに苦手意識が強いので、どのように考えていくかということが分かった気がします。

・話し方がとても分かりやすく、楽しんで聞くことができました。

・自分も性情報の誤解、偏見があることに気づくことができた。 被害者にも加害者にもかかわる際には気を付けてメッセージを伝えていきたい。

・わかりやすく、引き込まれるような講義で非常に身になりました。

……などなど、多数のご感想を頂いた。こちらこそ、ありがとうございました! 

【参考文献】 

性的ディープフェイクや性的同意と、メディア情報の関係についてはこちら: 

「メディアの性情報と性情報リテラシー® ~この10年で変わったこと、変わらないこと~」渡辺真由子 『現代性教育研究ジャーナル』(日本性教育協会)2025年3月号



また同様のテーマで、神奈川県の川崎市助産師会における「妊娠出産 SOS 相談事業研修」でも、お話させて頂いた。

近年は、若者がインターネットの巧妙な罠から性のトラブルに巻き込まれる事例も増加するなか、状況把握や適切な支援について知りたいとのことであった。

主催者の方は、拙著『大人が知らない ネットいじめの真実』や、『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち~』もお読みになったそう。

講演では、「若者のネット・トラブルと、対策としてのネット・リテラシー」と題し、性情報の誤解や性的ディープフェイク、支援者の言葉使いについてお話。

「楽しく学べて、あっという間でした!」と参加者の方。
せや、楽しいのが一番やおまへんか(←最近読んだ山崎豊子著『花のれん』風)。 

ところで、私の公式ホームページのプロフィールをご覧になった主催者の方から、「バックパッカーとは意外でした!」と。
そう、1人で安宿を放浪したものよ(遠い目)。

お世話になったみなさま、ありがとうございました☆ 

 

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