私がテレビ局を辞めてカナダに留学した2005年から2006年にかけ、留学サイト「スペースアルク」で現地生活をレポートしていたという事実を、古参まゆマニアを自負するあなたでもご存じないのではないか。
30歳を目前にしてテレビ局を退社した時、どこか別の企業に転職するという選択肢も当然あった。だが色々と検討した結果、「組織に雇われる」というのはどうも私のスタイル(←どんなや)に合わないと気付いた。
そこで、メディア・リテラシー先進国カナダで専門性を磨く道を選んだのである。いま振り返っても、本当にあの2年間は我が人生の糧になったと思う。
留学中の体験は、ご縁によりスペースアルクで『現役ジャーナリストが語るカナダ大学留学レポート』として連載していた。
あれから20年近くが経とうとするいま、コロナ禍がようやく落ち着き、日本から海外留学を目指す人々が増えていると聞く。
かつての私のような皆さんへの応援の意味を込め、当時のレポートを改めて連載しよう。既に社会人として日々の業務にどっぷり浸かっているあなたにも、「バンクーバーの風」を感じてホッと一息ついて頂きたい。なお、連載は不定期。
それでは、渡辺真由子の<会社を辞めてカナダ留学>始まりはじまり~!
バンクーバー五輪記念コイン |
1.私がカナダを選んだ理由〜そのイメージと現実
留学先にカナダもいいかなと思っているあなた。何となく、イメージだけで選んではいないだろうか。自らの経験に基づき声を大にして言いたいが、イメージなど往々にして外れるものである。
留学国選びに必要なのは正確な情報、そして自分なりの「基準」だ。この連載初回はご参考までに、留学先としてカナダを選んだ際の私の基準(イメージにまみれた)と、実際に暮らして初めてわかった現実についてお話しよう。
大和撫子として優先したのは……<続きを読む>
☆このブログの更新チェックが面倒なあなたはこちら↓