2022年1月25日火曜日

「性情報リテラシー教育」の教材開発&出張授業

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 私は新年のフレッシュな気持ちをギリギリまで味わうため、お正月飾りを1月いっぱい出しており、気分はまだ松の内である。

なにはともあれ今年も「尊厳を重んじあう社会」の実現へ向け、共に突き進んでまいりましょう。


さて、私が学長を務める『銀座MAYUMEDIAカレッジ』では、この1年ほどで、「性情報リテラシー教育」の教材開発が続々と行われている。

「性情報リテラシー」とは、ネットやSNS、AV等のメディアが発信する性情報を、鵜呑みにせず批判的に読み解く能力のこと(10年前に私が名付けました、オッホン)。

 性教育の世界基準とされるユネスコ『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』も、2018年の改訂版でついに、性情報リテラシー教育を「新しい重要な性教育」として取り上げた。
さらに、実は日本の文科省も性教育の学習指導要領で、「性情報」に関する教育の必要性に言及している。

「時代がワタクシに追い付いてきたのね……」という感慨はさておき、この性情報リテラシー教育を教えられる人材を育てたいと、銀座MAYUMEDIAカレッジ(Mカレ)を設立したのが2020年2月のことであった。

Mカレでは受講生にまず、メディア・リテラシーとジェンダー、SNSトラブル、文章スキルなどの教養を身に付けてもらう。その上で、性情報リテラシー教育の教材開発へと進む。トータルで丸1年かかる長期戦である。

そしていま、全国から集う受講生の中で、教材開発にまで到達した方々が出てきたのだ。
教材内容の一部は以下のようなもの:

【『性情報リテラシー教育』実践教材のテーマ】

<小学校5・6年生向け>

・ スマホを持つ?持たない?

・SNSってなに?

・SNS・出会い・ゲーム

<小学校5年生以上向け>
・メディアと性情報1.知っているメディア

・メディアと性情報2.困ったときのネット検索

・メディアと性情報3.注意深く視聴しましょう

<中学2年生向け>

・皆さんが接しているメディアを考えよう

・自分らしく、ジェンダーって何?

・交際する上で大切なこと

 

今後は「保護者向け」の教材も加わる予定だ。

なお、教材開発者はほとんどが現役の性教育講師で、出張授業の依頼にも対応している。
関心がある学校や教育機関の方は、こちらをチェックしてみましょう。

 

【参考文献】


『性情報リテラシー』(渡辺真由子著)
Amazon Kindle版
PDF版







☆Mカレの4月入学生の募集は、2月中旬頃スタート

 

 




 

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性的同意とメディア






 

 

 

講演のお問い合わせ

渡辺真由子 公式サイト

http://www.mayumedia.com/