2018年11月28日水曜日

拙著『「創作子どもポルノ」と子どもの人権』について

 <追記>

本件の担当出版社は、その後も刊行書籍の回収を繰り返していることが明らかになった。
著者にとって出版社は拠り所であり、再発防止を願っている。

 

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当方が勁草書房から2018年4月に刊行した『「創作子どもポルノ」と子どもの人権~マンガ・アニメ・ゲームの性表現規制を考える~』について、ご報告をさせて頂く。

出版社側との編集過程における齟齬により、本書の一部に、転載時に必要な表記への不備があったことが明らかになった。

当方としては、無断転載の意図は一切ない。

しかしながら結果的に、このような形で出版がなされたことについて、慚愧に堪えない思いである。

著作権者様側には直ちに謝罪させて頂いた。
関係各位にもお詫び申し上げる。
また、本書は出版社側により、至急回収の措置を取らせて頂いた。

今後は再発防止へ向け、版元との連携を一層強化していく所存である。



なお、本書の概要は以下の通り:

~実在しない子どもの性描写は「表現の自由」で押し切れるのだろうか? グローバル化時代を見据え、「子どもの人権」について考える~

<内容紹介>
実在しない子どもを性的に描く表現物(「創作子どもポルノ」)の規制は従来、「表現の自由」の観点から議論されてきた。だが本書は新たに「子どもの人権」の観点から検討し、日本の法規制と国際規範の議論が一致していない要因を解明する。日本の現行法の枠組みにおける、創作子どもポルノ規制の実現可能性についても検討する。
(Amazonより )
*要約版はこちら

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