千葉県佐倉市の市民大学で
講演を務めた。
主催者から頂いたテーマは
「メディアにおける女男平等参画」。
あれっ?と思われただろうか。
「女男」という表現。
世間では「男女」という呼び方が
当たり前になっている。
おそらく主催者は、
この「当たり前」に異議を唱えるべく
「女男」としたのだろう。
なぜいつも男性が先にきて、女性は後なのか?
こうした身近な言葉使いに
素朴な疑問を持つことは、
両性の共同参画の第一歩である。
他の自治体にも、是非考慮して頂きたい。
「言葉」には
物事の枠組みを決める力がある。
ある事象をどのような言葉使いで表現するかによって、
差別や偏見も簡単に生まれてしまう。
自分や周りの人々、メディアが発信する言葉は
どんな価値観を内包しているのか?
これを意識することは非常に重要だ。
「言葉のリテラシー」についての詳細は
『オトナのメディア・リテラシー』で
述べている。