
諸々の締め切りに追われ、
すっかりブログの更新が滞っていたが
お元気でしょうか?
発売中の『Oggi』7月号でのネット・SNSリテラシー対談、
お陰さまでご好評を頂いている。
今回はOggi初登場を記念し、読者世代の女性向けに
「20代で仕事の成果を出す外見術」をお伝えしたい。
というのも、
私自身は29歳でテレビ局を辞め、30歳からの留学に踏み切った(退職した理由はこちらで述べている)。
このため、20代のうちに出来るだけ仕事の能力を高めておかなければならないと
奮闘した経験があるからである。
若いうちは、色々失敗して怒られながら学んでいくもの。
逆に考えれば、上司にどんどん怒ってもらった方が、仕事を覚えるのが早くなる。
そこで私は戦略を練りました。
ズバリ、「怒ってもらいやすい自分」を演出することにしたのだ。
女性で若くてしかも愛らしい(?)新人というのは、
上司にとっては叱りつけにくい存在かもしれない。
あまり「女の子」的な部分を感じさせてしまうと、
「怒鳴ったら泣いちゃうかなあ」などと上司に思われ、指導を手加減されてしまう。
結果、女性は同期の男性よりも、仕事を身につけるスピードが遅くなる。
困難な仕事も回してもらえないかもしれない。
だからこそ、女性の新人は上司に「叱りやすい」と思ってもらえるよう、
意図的に自己を演出しなければならないのだ。
これには、主に外見上の工夫が重要である。
ポイントは、いかに「女性フェロモン」を感じさせないようにするか。
そう、「フェロモン・コントロール」ですね。
大体マスコミのような男社会では、数少ない女性社員は品評の対象である。
私は男友達が多いので「男目線」がどういうものが多少知っているのだが、
ま~みんな「ズボンに透けて見える下着の線」とか
「服の上から目測できるボディサイズ」ばかりをチェックしております。
「仕事の同僚」としてより、「性的な対象」として見る目が先に立ってしまうのだ。
だが、純粋にビジネスをやりたい女性社員にとっては、
いちいち性的目線で品定めされることは迷惑この上ない。
そのため、自分の「女性フェロモン」を消し去る必要があるのである。
私が使った方法は何か。
まずは髪型の変更である。
学生時代は肩下まで伸ばしたりパーマをかけたりしていた髪を、
バッサリと切ってショートにした。
どうしても髪を切りたくないという人は、後ろで1つに束ねてもいいだろう。
いずれにせよ、シャンプーの香りがする長い髪をサラサラとなびかせているようでは、
女性フェロモン全開になってしまうのでご注意を。
続いて行なったのは、メイクの変更である。
変更というより、止めたのだ。
私もかつては慶応大学のトレンディ女子大生(?)の1人として、
メイクには30分くらいかけていた。
爪にもマニキュアを塗らないと、人に会えなかったぐらいだ。
だが、メイクって男性はしないものですね。
つまりメイクをすることは、「私は女性です(=男性ではありません)」と、
男性社会の中で自らの異端さを際立たせてしまうことにつながるのである。
もちろん、「女性らしさ」をアピールして仕事をしたい、という場合は別だ。
そういう方には今回の記事は無関係であります。
よって私はファンデーションも塗らず、眉も描かずスッピンで出社。
かろうじてリップグロスを塗るぐらいか。
入社後しばらくフルメイクをしていて、突然スッピンで登場するとギョッとされるので、
入社日からスッピンで通すのがおすすめだ。
メイクをしなくなれば時間にゆとりが出来るし、お肌に負担もかからない。
そもそも仕事が忙しいので、のんびりメイクなどしている暇はない。
マニキュアに関しても、仕事をしていれば剥がれそうだし
塗り直す手間もかけられないので敬遠するようになった。
だが、外見術はここで終わらない。まだ大きな課題が残っていた。
それは……「服装」である。
私がいた職場の服装はスーツが基本だ。
女性としては、スーツのジャケットに合わせるボトムをスカートにするかパンツにするか、
をまず考えねばならない。
っていうか、そんなのはパンツに決まっているのです。
スカートを履いたが最後、機敏に動けないわ
脚線美をチェックされるわで、仕事には全く役に立ちません。
さらに、スカートを履けば必ず男性から
「足首の締まり具合」や「ふくらはぎの太さ」、「椅子に腰かけたときの腿の露出度」などを
見定められていると思った方がいいでしょう(by男友達情報)。
パンツスーツを着用するといっても、どんなデザインでも良いというわけではない。
最重視すべきは、「フェロモンを感じさせない」という点である。
そこで、パンツスーツを選ぶにあたっては特にジャケットの丈に注意しましょう。
ヒップがすっぽりカバーされるよう、長めの丈にするのである。
パンツを履くことの弱点は、ヒップの形が出やすいということ。
当然、男性たちはそれを見ており
「いい体してんな~」「Tバックのラインが透けてた」
などと、皆でこっそり報告し合っている(by男友達情報)。
ところが、最近の女性向けパンツスーツは、ジャケット丈が腰までの短いものが主流だ。
洋服屋の店員さんも「ジャケットが短い方がスタイル良く見えますよぉ」
などと勧めてくるでしょう。
実際、そうしたパンツスーツを無邪気に着ているビジネスウーマンをよく見かけるが、
ヒップがプリンと強調されていて、女性の私でも目のやり場に困るぐらいである。
男性ならなおさら、イヤでも目がいってしまうことであろう。
例えファッションの流行には逆行しても、バリバリ仕事をしたい女性は
長めのジャケットを選びましょう。
ちなみに私は、そうしたパンツスーツばかり着用していたら、
同僚の男性に「いつも恰好が保守的だよね」と言われた。
やっぱり、男性社員も女性のジャケット丈をチェックしているんですね……。
最後に、ここに述べた外見術は、「スッピンでショートヘアの中性的な女性に萌える~」
という男性には通用しませんので、御注意を。
フェロモンを抑え込もうとする姿が、逆に色っぽく見えたりもしますからねえ。
というわけで、
「20代で仕事の成果を出す方法」、
今回は外見編をお送りしました!
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