本書の企画が持ち込まれた時、
実は受けるかどうかを迷った。
「リベンジポルノなんて、
ごく一部のチャラチャラしている若者が、
プライドもなく
自分の裸を撮らせるから
起きているのだろう。
擁護する必要などあるのか」。
そんな思いが、私の脳裏をよぎったのだ。
だが、迷っている間も、
リベンジポルノのトラブルを見聞きする機会は
日増しに多くなる。
自分の性的な画像がネットに出回ることが、
どれほど苦痛かを想像して背筋が寒くなる。
一方、
巷には「撮らせた人間が悪い」と
被害者を非難する論調が幅をきかせるばかりで、
有効な打開策が出てこない。
長年にわたり若者のネット利用をめぐる問題を取材して、
彼女ら彼らの心理にはそれなりに詳しいつもりの私ですら、
性的な画像を撮らせる行動が理解出来ないのだ。
若者と接する機会の少ない人であればなおさらだろう。
「もはや撮らせる若者の思いを解明しなければ、
リベンジポルノの被害は食い止められないのではないか」。
私は、当事者たちを取材することに決めた。
そして、わかったこととは……
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